【豆も粉もドリップも0品目】無添加のコーヒーはどこで買える

灰白色の粉の面に黒い焼き締めの陶板が二枚と割った木炭の塊が一個積んである 体に悪い?食品査定
ラベルさんラベルさん
コーヒーって添加物が多いイメージがあるんだけど、無添加のコーヒーってどこで買えばいいの?
うーめんうーめん
先に答えを言うと、探すまでもなかった。14商品のうち12商品は、原材料名が1行で終わる。長くなったのは、乳と砂糖が入った商品だけだ。

市販のコーヒー14商品について、各社の公式ページに載る原材料名をそのまま写しました。豆と粉が3商品、インスタントが4商品、ドリップバッグが3商品、ボトルコーヒーが4商品です。

缶コーヒーとコーヒーフレッシュは別の回で扱ったので、この記事では家で淹れるコーヒーと、ペットボトルのコーヒーだけを見ます。

14商品のうち12商品は、添加物の表示がありませんでした。豆も粉もインスタントもドリップバッグも、原材料名は「コーヒー豆」の4文字で終わります。添加物が出たのは、ボトルコーヒーの低糖タイプ2商品だけでした。

ではコーヒーの添加物はどこに入っているのか。同じメーカーのカフェオレとカフェラテを4商品並べると、6品目から8品目が出てきます。この記事では、どこで差がつくのかまで書きます。

「コーヒーに添加物」と言われるとき、見られているのは缶とラテ

夕方の光が差す薄暗い部屋の灰色の床に黒い焼き締めの筒が一本立っている

\ 添加物が気になる人の宅食・初回26%OFF /

シェフの無添つくりおき公式バナー

無添加惣菜をご自宅に。初回は26%OFF、送料も無料

キャンペーン内容は公式サイトでご確認ください

この話のもとになっているのは、コーヒーではありません。飲みものの売り場で原材料名が長くなるのは、缶コーヒーとコーヒーフレッシュの2つです。

缶コーヒーは以前に6商品を確かめました。微糖とミルク入りでは原材料名の1番目が牛乳になり、添加物は0品目から5品目まで開きます(缶コーヒー6商品の原材料名を並べた回)。コーヒーフレッシュのほうは、原材料名の1番目が植物油脂でした(1個10kcalの中身を数字にした回)。

どちらもコーヒーに何かを足した商品です。足す前のコーヒーが、この記事の対象になります。

読み方の前提を1つだけ。原材料名の途中に入るスラッシュは、左が原材料、右が添加物という区切りです。スラッシュが出てこない商品は、表示のうえでは添加物が0品目になります。

もう1つ、表示のルールには免除があります。消費者庁の資料は、書かなくてよい添加物を3つ挙げていました。製造の途中でだけ働いて製品に残らない加工助剤、原材料から持ち込まれて、働く量には届かないキャリーオーバー、そして栄養強化の目的で使うものです(消費者庁「食品添加物表示に関するマメ知識」)。

引用元の資料は2021年4月のもので、3つめだけが今の条文と合っていません。栄養強化を目的とした添加物の免除は、2025年3月28日の改正で食品表示基準から削られました。今の条文で書かなくてよいのは、加工助剤とキャリーオーバーの2つです(消費者庁の改正概要)。切り替えには2030年3月31日までの経過措置が付いているので、しばらくは新旧どちらの書き方の商品も出回ります(食品表示基準の附則)。

この記事の0品目は、公式ページの表示に何も出てこなかったという範囲の話です。

豆・粉、インスタント、ドリップバッグ。10商品は1行で足りた

黒い焼き締めの陶板の上に木炭の細い棒が三本等間隔で横に並んでいる

家で淹れる側の10商品です。3社から、形の違う商品をそろえました。

商品(容量)形原材料名数
AGF ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラーコーヒー マイルド・ブレンド(200g)粉コーヒー豆0品目
UCC ゴールドスペシャル 炒り豆スぺシャルブレンド(230g)豆コーヒー豆0品目
キーコーヒー グランドテイスト コク深いリッチブレンド(240g)粉コーヒー豆(生豆生産国名/ベトナム、ブラジル他)0品目
AGF ブレンディ 袋(70g)インスタントコーヒー豆0品目
AGF マキシム 袋(60g)インスタントコーヒー豆0品目
UCC ザ・ブレンド117 瓶(70g)インスタントコーヒー豆0品目
AGF ブレンディ 毎日の腸活コーヒー 袋(60g)インスタントコーヒー豆、コーヒーオリゴ糖エキス0品目
AGF ちょっと贅沢な珈琲店 ドリップコーヒー モカ・ブレンド(7g×8)ドリップバッグコーヒー豆0品目
UCC 職人の珈琲 ワンドリップコーヒー まろやか味のマイルドブレンド(16杯)ドリップバッグコーヒー豆0品目
キーコーヒー KEY DOORS+ ドリップ オン スペシャルブレンド(8g×30)ドリップバッグコーヒー豆(生豆生産国名:グァテマラ、ブラジル他)0品目

原材料名は、各社の商品ページに出ている表示から写しました。AGF マイルド・ブレンド/UCC 炒り豆スぺシャルブレンド/キーコーヒー コク深いリッチブレンド/AGF ブレンディ/AGF マキシム/UCC ザ・ブレンド117/AGF 毎日の腸活コーヒー/AGF ドリップコーヒー モカ・ブレンド/UCC 職人の珈琲 ワンドリップ/キーコーヒー ドリップ オン。

10商品とも、原材料名にスラッシュが出てきません。豆を挽いただけの粉も、抽出して乾かしたインスタントも、1杯分を紙の袋に詰めたドリップバッグも、表示は同じでした。

形が変わっても結果が同じだったのは、水を加えていないからです。10商品はどれも乾いた状態で袋や瓶に入り、湯を注ぐのは飲む人になります。

1つだけ、原材料名が2つになった商品があります。AGFの毎日の腸活コーヒーで、「コーヒー豆、コーヒーオリゴ糖エキス」と書かれていました。2つめが足されていますが、スラッシュの左側です。添加物としては0品目のままでした。

同じことがスティックでも起きています。AGFのちょっと贅沢な珈琲店 スティックブラック マスターのこだわりブレンド16本は、原材料名が「コーヒー豆」だけです(AGF スティックブラック)。粉末を1本ずつ包んだ形でも、中身がコーヒーだけなら行は伸びません。

ボトルコーヒー4商品。無糖は0品目、低糖で甘味料が出た

曇りの光の下で灰色の石の面に割った木炭の塊が四個崩して積み上げてある

ここから、工場で抽出して詰めたほうに移ります。ペットボトルと紙パックのコーヒーです。

商品(容量)甘さ原材料名数
UCC 職人の珈琲 無糖(PET 900ml)無糖コーヒー(国内製造)0品目
トップバリュ オーガニック アイスコーヒー 無糖(1000ml)無糖有機コーヒー(有機コーヒー豆(コロンビア産))0品目
UCC 職人の珈琲 低糖(PET 900ml)低糖コーヒー(国内製造)、砂糖/甘味料(アセスルファムK、スクラロース)1品目
UCC 職人の珈琲 ミルクに最適(PET 900ml)加糖砂糖(国内製造)、コーヒー/甘味料(アセスルファムK、スクラロース)1品目

表示を写したのはUCC 職人の珈琲無糖/トップバリュ オーガニック アイスコーヒー 無糖/UCC 職人の珈琲低糖/UCC 職人の珈琲ミルクに最適です。

無糖の2商品は、コーヒーの1行で終わりました。工場で抽出して10か月から13か月持たせる商品でも、酸化防止剤も香料も出てきません。

添加物が出た2商品は、どちらも甘味料の1品目だけです。中身はアセスルファムKとスクラロースの2つですが、用途名がまとめてかかるので品目としては1つと数えます。甘味料は用途名を必ず書く決まりのある8用途の1つで、砂糖と併用しても書き方は変わりません。

砂糖が入ると必ず甘味料も付くわけではありません。UCCのゴールドスペシャル甘さひかえめ1000mlは、原材料名が「砂糖(国内製造)、コーヒー」の2つだけで、添加物の表示がありません(UCC ゴールドスペシャル甘さひかえめ)。同じシリーズの無糖1000mlも「コーヒー(国内製造)」の1行です(UCC ゴールドスペシャル無糖)。

カフェインを抜いた商品も同じでした。UCCのおいしいカフェインレスコーヒー無糖900mlは「カフェインレスコーヒー(国内製造)」の1行で終わります(UCC おいしいカフェインレスコーヒー無糖)。カフェインを取り除く工程が入っても、表示に添加物は出ていません。

カフェオレとカフェラテになると、6品目から8品目が足される

逆光で縁が光る黒い陶板の上に灰白色の粉が積もった石皿が二枚重ねてある

コーヒーに添加物が入るのはここからです。同じ2社から、乳が入った4商品を並べます。

商品添加物(スラッシュの右)数
AGF ブレンディ スティック カフェオレ(8本)pH調整剤、乳たん白、香料(乳由来)、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、微粒酸化ケイ素7品目
AGF ちょっと贅沢な珈琲店 スティックカフェラテ まろやかなコク(20本)pH調整剤、乳たん白、香料(乳由来)、乳化剤、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、調味料(アミノ酸等)、微粒酸化ケイ素7品目
UCC ミルクコーヒー 袋(180g)pH調整剤、カラメル色素、乳化剤、炭酸Ca、カゼインNa、塩化K、香料、ピロリン酸鉄8品目
UCC Cold Brew LATTE(PET 500ml)乳化剤、カゼインNa、香料、安定剤(カラギナン)、セルロース、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)6品目

写した先はAGF スティック カフェオレ/AGF スティックカフェラテ/UCC ミルクコーヒー袋/UCC Cold Brew LATTEです。

4商品のうち何商品に入っていたかを添加物ごとに並べた図

4商品に共通して入っていたのは、乳化剤と香料の2つでした。どの商品にも例外なく並びます。

  • 乳化剤:4商品すべて
  • 香料:4商品すべて
  • pH調整剤:3商品(Cold Brew LATTEにはない)
  • カゼインNa:2商品(UCCの2商品のみ)

4つのうちどれか1つだけが決まって入る、ということはありませんでした。どの商品にも入っていたのは乳化剤と香料の2つで、カゼインNaとpH調整剤は商品によって出たり出なかったりします。

乳化剤と香料がそろって出てくる理由は、原材料名の1番目を見ると分かります。AGFの2商品はクリーミングパウダー、UCCのミルクコーヒーは砂糖、Cold Brew LATTEは牛乳が先頭です。油と水を混ぜて分かれないようにする役目と、加熱と保存で飛んだ香りを戻す役目が、どちらも必要になります。

ここで前の記事とつながります。コーヒーフレッシュの原材料名にも乳化剤とカゼインNaと香料が並んでいました。粉末で足すか、液体で足すか、工場で混ぜてしまうかの違いはありますが、足すものはよく似ています。

同じAGFのスティックでも、ブラックは0品目、カフェオレは7品目です。淹れ方でも売り場でもなく、乳が入ったかどうかで行の長さが変わっていました。

ただし、品目数が少ない=よい、ではない

灰色の石の平らな面に灰白色の粉が二か所に分かれて散らしてある

ここまで数字を並べましたが、少ないほうが優れているという意味ではありません。この記事では安全性の評価をしていません。

まず、0品目は「表示に出てこなかった」という意味です。加工助剤とキャリーオーバーは書く対象から外れているので、抽出やろ過の途中で使われたものは、表示からは読み取れません。

次に、コーヒーの味を決めているのは添加物ではありません。豆の産地、焙煎の度合い、挽き方、抽出の時間で変わります。原材料名が同じ「コーヒー豆」の10商品でも、値段は数倍まで開きます。

さらに、飲料の水は原材料名に出てきません。ボトルコーヒーの4商品も、表示からは水の割合が読み取れないままです。

そして、乳が入った4商品を選ぶことが間違いだという話でもありません。牛乳とコーヒーを自分で混ぜれば添加物は要りませんが、粉末や常温で持ち歩ける形にするには別の条件が付きます。何を優先するかで答えが変わります。

無添加という言葉の決まりについては、3文字をめぐるルールの現在地にまとめました。

どこで買うか。有機を選ぶなら、使える添加物まで決まっている

窓の格子の影が落ちる灰白色の粉の面に黒い焼き締めの陶板が一枚立ててある

14商品の表示から、買い方は3通りに整理できます。

1つめ、いつものスーパーで済ませる場合。豆も粉もインスタントもドリップバッグも、AGF・UCC・キーコーヒーの主力商品が10商品とも0品目でした。無添加を名乗る商品を探しに行く必要はありません。商品を裏返して、原材料名にスラッシュがないことだけ見れば足ります。

2つめ、淹れずに飲みたい場合。ボトルコーヒーは無糖を選ぶと0品目です。低糖と加糖には甘味料が1品目付きますが、UCCのゴールドスペシャル甘さひかえめのように、砂糖入りで0品目の商品もあります。甘さの表示だけでは決まらないので、ここは原材料名を見てください。

3つめ、有機の表示で選ぶ場合。今回の14商品では、トップバリュのオーガニック アイスコーヒー 無糖が該当しました。名称の欄が「有機コーヒー」で、原材料名は「有機コーヒー(有機コーヒー豆(コロンビア産))」です。

この表示は、規格で形が決められています。有機加工食品の日本農林規格は、名称を「有機○○」または「オーガニック○○」と書くよう定めていました(農林水産省告示第1606号「有機加工食品の日本農林規格」)。

使える添加物も同じ規格が決めています。第2条は「化学的に合成された添加物及び薬剤の使用を避けることを基本として」生産すると書き、第4条は使ってよい添加物を別表1に載ったものだけに限っています。

別表1を開くと、条件付きで並んでいました。香料の欄は「化学的に合成されたものでないこと」。乳化剤にあたるレシチンは「漂白処理をせずに得られたものに限ること」。安定剤のカラギナンは乳製品に使う場合だけ。pH調整剤としてのクエン酸も載っていますが、野菜や果実の加工品などに用途が絞られています。

いっぽう、今回の商品に出てきた添加物のうち、カゼインNa・アセスルファムK・スクラロースは別表1に見当たりません。カゼインについては、ナトリウム塩ではない「カゼイン」の行だけがありました。有機を名乗る加工品では、これらは使えないことになります。

飲みものだけでなく買い物全体を同じやり方で見るなら、7つの売り場で裏面を写した最初の記事が出発点になります。近くのコンビニで探す場合は、レジまわりの8商品を1つずつ当たった回が近い話です。

飲みものだけでなく、その日のおかずも原材料名で決めたいなら、抜いている範囲を公式に書いている宅配という道もあります。

シェフの無添つくりおき

シェフの無添つくりおきの手作り惣菜

  • 初回26%OFF+初回の送料は無料
  • 1回だけのお試しOK・定期縛りなし
  • 化学調味料・保存料など不使用(公式表記)

無添加惣菜をご自宅に。初回は26%OFF、送料も無料

キャンペーン内容は公式サイトでご確認ください

よくある質問

Q
インスタントコーヒーにも添加物は入っていませんか。
A

今回の4商品は入っていませんでした。AGFのブレンディとマキシム、UCCのザ・ブレンド117は原材料名が「コーヒー豆」だけです。AGFの毎日の腸活コーヒーは「コーヒー豆、コーヒーオリゴ糖エキス」の2つですが、どちらもスラッシュの左側でした。

Q
ペットボトルのコーヒーは避けたほうがいいですか。
A

無糖なら0品目でした。UCCの職人の珈琲無糖とトップバリュのオーガニック アイスコーヒー 無糖は、どちらもコーヒーの1行で終わります。甘味料が出たのは低糖と加糖の2商品で、それぞれ1品目でした。

Q
カフェオレやラテの粉末には何が足されていますか。
A

4商品で共通していたのは乳化剤と香料です。加えてpH調整剤が3商品、カゼインNaが2商品にありました。同じAGFのスティックでも、ブラックは0品目、カフェオレは7品目です。

Q
「オーガニック」と書いてあれば添加物はゼロですか。
A

ゼロとは限りません。有機加工食品の規格は、別表1に載った添加物なら条件付きで使えるとしています。香料は化学的に合成されたものでないこと、レシチンは漂白処理をしていないこと、といった条件が付く形です。今回のトップバリュの商品は、結果として0品目でした。

まとめ:コーヒーは、乳が入った行から長くなる

灰色の石の平らな面の中央に割った木炭の塊が一個だけ小さく置いてある

市販のコーヒー14商品の表示から読み取れたことを、6行にまとめます。

  • 14商品のうち12商品が0品目。添加物が出たのは2商品だけ
  • 豆・粉・インスタント・ドリップバッグの10商品はすべて0品目。原材料名は「コーヒー豆」で終わる
  • ボトルコーヒーも無糖は0品目。低糖と加糖に甘味料が1品目付いた
  • 砂糖が入っても0品目の商品がある。甘さの表示だけでは決まらない
  • 乳が入った4商品では6品目から8品目。共通したのは乳化剤と香料の2つ
  • 有機を名乗る加工品は、使える添加物が別表1のものだけに限られる

コーヒーは豆と湯でできています。乾いたまま売る形なら、原材料名は1行で足りました。工場で抽出してペットボトルに詰めても、無糖であればその1行のままです。

売り場で1つだけやるなら、原材料名にスラッシュがあるかどうかを見てください。ないものは、表示のうえで0品目です。

(PR)お試しセットなら、お安く始めることもできます。住んでいる地域で選べます。

表示の内容は2026年9月2日に、メーカーと販売者の公式ページから写しました。商品はリニューアルされることがあります。購入前に実物の原材料名をご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました