ラベルさん先に結論です。ブラック(無糖)の添加物は0品目か1品目でした。ただし、原材料がコーヒーだけとは限りません。1品目ある商品には香料が入っていました。
そして微糖は、ブラックに砂糖を少し足したものではありませんでした。微糖と名のつく12商品は、原材料名の1番目がすべて牛乳です。数字はすべて2026年8月27日に各社公式サイトで確認しました。
「缶コーヒーは体に悪い」と言われる出どころは、うしろに並ぶカタカナ

コカ・コーラのジョージア マックスコーヒーは、原材料名がこう書かれています。
加糖練乳(国内製造)、砂糖、コーヒー/香料、カラメル色素、乳化剤、カゼインNa、安定剤(カラギナン)
スラッシュより後ろが添加物です。ここだけで5品目あります。カタカナが並ぶので、この見た目が「体に悪い」の出どころになっています。
ただし、この5つは書き方の種類が2つに分かれます。香料と乳化剤は一括名、カラメル色素と安定剤は用途名です。東京都保健医療局の解説に、14種の一括名と8種の用途名の一覧が載っています。
ちがいは、中身が見えるかどうかです。用途名は「安定剤(カラギナン)」のように物質名がかっこ書きで並びます。一括名は「香料」の2文字だけで、中に何が入っているかは書かれません。
つまり品目数を数えても、書かれていない中身までは分かりません。この書き方のルールは無添加とは?売り場での見分け方にもまとめています。まずは6商品を並べてみます。
無糖・微糖・ミルク入り、6商品の添加物はいくつ入るか

コカ・コーラ、ダイドードリンコ、伊藤園の公式サイトから、6商品の原材料名を取りました。3社とも表示は100mlあたりなので、そのまま横に置けます。
| 商品 | 製造元 | 種類 | 添加物 | 品目数 | 炭水化物 (100ml) |
|---|---|---|---|---|---|
| ダイドーカフェラボ ブラック | ダイドードリンコ | 無糖 | 表示なし | 0品目 | 0g |
| ジョージア ブラック | コカ・コーラ | 無糖 | 香料 | 1品目 | 0.7g |
| ダイドーカフェラボ 香りの微糖 | ダイドードリンコ | 微糖 | 乳化剤、カゼインNa、甘味料(アセスルファムK) | 3品目 | 2.8g |
| タリーズ バリスタズ カフェオレ | 伊藤園 | ミルク入り | 乳化剤、カゼインNa、香料 | 3品目 | 6.8g |
| ジョージア 香る微糖 | コカ・コーラ | 微糖 | 香料、カゼインNa、乳化剤、甘味料(アセスルファムK)、シリコーン | 5品目 | 3.0g |
| ジョージア マックスコーヒー | コカ・コーラ | ミルク入り | 香料、カラメル色素、乳化剤、カゼインNa、安定剤(カラギナン) | 5品目 | 10.2g |

幅は0品目から5品目まででした。無糖の2商品が少なく、それ以外が多くなっています。
1つ補っておきます。キャリーオーバーや加工助剤に当たるものは、原材料名への記載が要りません。缶で読み取れる0品目は、記載の義務がある添加物が並ばなかったという意味で、何も使われていないことを示す数字ではありません。
気になるのは無糖の2つです。ダイドーのカフェラボ ブラックは、原材料名にスラッシュがありません。書かれているのはコーヒー豆だけです。いっぽうジョージア ブラックには香料が1品目ありました。ブラックなら中身は同じ、とはならないということです。
出どころは公式サイトです。ジョージア製品情報、カフェラボ ブラック、カフェラボ 香りの微糖の3ページで確かめました。タリーズ バリスタズ カフェオレも同じです。取得日は2026年8月27日です。
微糖12商品は、原材料名の1番目がぜんぶ牛乳だった

今回いちばん意外だったのが、ここです。微糖はブラックの仲間ではありません。
3社の公式サイトで「微糖」と名のつくコーヒーは12商品ありました。その原材料名の先頭を書き出します。
| 商品 | 1番目 | 2番目 | 砂糖の位置 |
|---|---|---|---|
| ジョージア 香る微糖 | 牛乳 | コーヒー | 3番目 |
| ジョージア ヨーロピアン コクの微糖 | 牛乳 | コーヒー | 3番目 |
| ダイドーブレンド 絶品微糖 | 牛乳 | コーヒー | 3番目 |
| ダイドーカフェラボ 香りの微糖 | 牛乳 | コーヒー | 3番目 |
| ダイドーブレンドプレミアム デミタス甘さ控えた微糖 | 牛乳 | コーヒー | 3番目 |
| W coffee 劇的微糖(伊藤園) | 牛乳 | コーヒー | 5番目 |
表に出したのは6商品ですが、残りの6商品も1番目は牛乳でした。12商品で例外はありません。
原材料名は重い順に書く決まりです。つまり微糖のいちばん多い材料はコーヒーではなく牛乳ということになります。伊藤園のW coffee 劇的微糖にいたっては、砂糖が5番目でした。
添加物が3品目から5品目に増えるのも、ここが理由です。牛乳とコーヒーを混ぜると分かれてくるので、乳化剤とカゼインNaと安定剤を使います。無糖の2商品にこれが要らないのは、混ぜるものがないからです。
コーヒーに白いものを足すと表示が増える話は、コーヒーフレッシュの中身を確かめた記事でも同じことが起きていました。
糖は100mlで0gから10.2g。1本では15gになった

次は栄養成分表示です。100mlあたりの炭水化物を、少ない順に並べます。
| 商品 | 種類 | 炭水化物(100ml) | エネルギー(100ml) |
|---|---|---|---|
| ダイドーカフェラボ ブラック | 無糖 | 0g | 0kcal |
| ジョージア ブラック | 無糖 | 0.7g(糖類0g) | 0kcal |
| ダイドーカフェラボ 香りの微糖 | 微糖 | 2.8g | 18kcal |
| ジョージア 香る微糖 | 微糖 | 3.0g(糖類2.2g) | 19kcal |
| タリーズ バリスタズ カフェオレ | ミルク入り | 6.8g | 38kcal |
| ジョージア マックスコーヒー | ミルク入り | 10.2g | 50kcal |
並び順が、添加物の品目数とほぼ同じになりました。無糖が0gから0.7g、微糖が2.8gから3.0g、ミルク入りが6.8gから10.2gです。3つのまとまりに分かれています。
ただし、これは100mlの数字です。飲むのは1本なので、容量をかけます。式はこうです。
1本の炭水化物=100mlあたりの数字÷100×容量(ml)
6商品のうち、公式ページに容量が書かれていたのは3商品でした。その3つを計算します。
| 商品 | 容量 | 計算 | 1本の炭水化物 |
|---|---|---|---|
| ダイドーカフェラボ ブラック | 500ml | 0÷100×500 | 0g |
| ダイドーカフェラボ 香りの微糖 | 280ml | 2.8÷100×280 | 7.8g |
| タリーズ バリスタズ カフェオレ | 220ml | 6.8÷100×220 | 15.0g |
いちばん小さい220mlのカフェオレが、1本で15.0gと最も多くなりました。500mlのブラックは0gです。容量の大小と糖の量は、つながっていませんでした。
残りの3商品は、公式ページに容量の記載がありませんでした。ここでは1本の数字を出していません。
ただし、品目数が多い=体に悪い、ではない

ここまで数字を出してきましたが、品目数は安全性の順位ではありません。今回の数字の中に、そう言えない例が3つありました。
1つめ。牛乳が入っても添加物が1品目の商品がある。伊藤園のタリーズ バリスタズ 無糖ラテは、原材料名が牛乳・コーヒー・全粉乳とスラッシュの後ろの乳化剤だけです。100mlあたりの炭水化物は0.7g、糖類は0gでした。
2つめ。牛乳が入っていないのに甘味料が入る商品がある。ジョージアの深み焙煎贅沢ブレンド 甘さひかえめは、コーヒー豆と香料と甘味料(アセスルファムK)だけです。100mlあたり0kcalですが、甘味は付いています。
3つめ。ブラックの0品目も会社しだい。伊藤園のW coffee ブラックも、ダイドーの絶品ブラックも、原材料名はコーヒー豆だけでした。ジョージア ブラックの香料1品目との差は、味の作り方の差です。
そして、「香料」の2文字のように、短い言葉ほど中身が分からないこともあります。香料と乳化剤は一括名なので、物質名は書かれません。品目数が少ないほど安心、とは言い切れないのはこのためです。
じゃあ、どれを選んで、どう飲むか

6商品を横に置いて分かったことから、3つに絞ります。
1つめ。原材料名の1番目だけを見る。牛乳ならミルク入りか微糖、コーヒーなら無糖です。この1番目で、100mlあたりの炭水化物が0g台か3g台か7g台かがだいたい決まりました。
2つめ。微糖を「甘くないほう」だと思わない。微糖12商品は1番目がすべて牛乳でした。280mlの微糖1本で7.8gです。ブラックの0gとは別の飲み物だと考えたほうが、数字は合います。
3つめ。添加物を減らしたいなら無糖から選ぶ。0品目の商品は、今回はどちらも無糖でした。ただし無糖でも香料が1品目入るものがあります。買う前にスラッシュの後ろを一度だけ見れば済みます。
そのうえで、飲みものより先に、毎日のおかずのほうを切り替えたいという日もあります。缶コーヒーを買う本数を数えるより早いのが、添加物を使わないと決めた惣菜を届けてもらうやり方です。
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缶ではなく家で淹れるほうに移ると、原材料名は1行で終わります。豆・粉・インスタント・ドリップの10商品は添加物0品目で、行が伸びたのは乳の入ったカフェオレとカフェラテのほうでした。
よくある質問
- Qブラックの缶コーヒーなら添加物はゼロですか?
- A
商品によります。今回の6商品では、ダイドーカフェラボ ブラックが0品目、ジョージア ブラックは香料の1品目でした。伊藤園のW coffee ブラックとダイドーの絶品ブラックも、原材料名はコーヒー豆だけです。
- Q微糖ならコーヒーに砂糖が少し入っているだけですか?
- A
ちがいます。3社の公式サイトで微糖と名のつく12商品を確認したところ、原材料名の1番目はすべて牛乳でした。コーヒーは2番目です。炭水化物の数字には、砂糖だけでなく牛乳の分も入ります。
- Q今回の6商品にボスやワンダが入っていないのはなぜですか?
- A
原材料名と栄養成分の両方を公式サイトで確認できた3社から選んだためです。今回はコカ・コーラ、ダイドードリンコ、伊藤園の商品で6つを組みました。確認できなかった会社の商品は入れていません。
- Qカフェインの量はどこに書いてありますか?
- A
3社のうち、公式ページに数字が出ていたのは伊藤園だけでした。タリーズ バリスタズ ブラックは100mlあたり47mg、タリーズ バリスタズ カフェオレは36mgと書かれています。ほかの2社の該当ページには記載がありませんでした。
まとめ:見るのは品目数ではなく、1番目が牛乳かどうか

6商品を並べて分かったことは2つです。ブラックの添加物は0品目か1品目でした。1品目のほうに入っていたのは香料です。
そして微糖12商品は、原材料名の1番目がすべて牛乳でした。だから添加物が3品目から5品目に増え、炭水化物も100mlあたり2.8gから3.0gになります。ミルク入りになると10.2gまで上がりました。
明日やることは1つ。1本買うときに、原材料名の1番目だけを見る。牛乳と書いてあれば糖は3g台以上、コーヒーと書いてあれば0g台です。うしろのカタカナを数えるより、こちらのほうが早く決まります。
缶から離れてお茶に移ると添加物の出方が変わり、茶葉4商品が0品目だったお茶14商品の表示では、ペットボトルのほうにだけビタミンCが並びました。
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