【ミルクではない、は本当】コーヒーフレッシュは体に悪い?1個10kcalの正体を確かめた

体に悪い?食品査定
フレッシュくんフレッシュくん
僕、「ミルクじゃなくて油だ」ってバレてから、悪者扱いなんだけど……本当に悪いの?
うーめんうーめん
正体がバレた話と、体に悪いかは別。1個の中身の数字で確かめよう。

結論から言うと——コーヒーに1〜3個入れる程度なら、気にしなくていい。これが答えです。「ミルクじゃなくて油だ」といううわさは本当ですが、1個の中身はわずか10kcal。しかも心配の中心だったトランス脂肪酸は、いまや0gと表示するメーカーまであります。

「じゃあ何でできてるの?」も含めて、原材料表示と公式の数字で順番に確かめていきます。

「油と水」と聞いてから、入れる手が止まっている人へ

給湯コーナーでポーションを見つめる女性。疑いは油・添加物・常温保存の3つ

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理由はだいたいこの3つです。①「ミルクじゃなくて油と水」という有名な話 ②カゼインNaや乳化剤などのカタカナの添加物 ③常温で長持ちすることへの不気味さ

①は事実です。だからこそ「だまされていた」という気持ちが「体に悪いに違いない」に変わりやすい。でも「ミルクではない」ことと「体に悪い」ことは、別の話です。順番に見ていきます。

中身は何者?原材料表示を全部読む

植物油・砂糖・脱脂粉乳・レモンの図鑑風イラスト。中身は油と砂糖と少しのミルク

定番のメロディアン・ミニ(メロディアン公式)の原材料表示はこうです。

区分 表示内容
主原料 植物油脂(国内製造)、砂糖、脱脂粉乳
添加物 カゼインNa、乳化剤(大豆由来)、pH調整剤、香料、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)

たしかに主役は植物油脂——「ミルクの代わりに、油を乳化させてミルク状にしたもの」が正体です。カゼインNaは牛乳由来のたんぱく質で、油と水をなじませる役。酸化防止剤の中身はビタミンCとE。名前の響きほど怪しい顔ぶれではありません。

1個の中身を数字にすると

コーヒーポーションと角砂糖。1個たった10kcalで角砂糖半分のエネルギー

同じくメロディアン・ミニの公式値(1個4.5mlあたり)です。

項目 1個(4.5ml)あたり
エネルギー 10kcal
脂質 1.0g
トランス脂肪酸 0g
炭水化物 0.15g
食塩相当量 0〜0.05g

かつて「コーヒーフレッシュ=トランス脂肪酸のかたまり」と言われた時代がありましたが、これはマーガリン編で確かめたのと同じ流れで、メーカーの改良によって「昔の話」になりつつあります。メロディアンは0g表示です。

毎日3杯派の人の計算

デスクでコーヒーを飲む女性と空のポーション3個。3杯入れてぢ30kcal

1個10kcalは、角砂糖でいえば半分ほど。毎日3杯のコーヒーに1個ずつ入れても、1日30kcalです。体重や血液の数字を動かすような量ではありません。

「体に悪いかどうか」で言えば、コーヒーフレッシュ本体より、一緒に入れる砂糖の量の方がずっと効きます

唯一の落とし穴は「ミルクのつもり」

牛乳のグラスとコーヒーポーションの対比。カルシウムは入っていない

唯一の間違いは、「ミルクだと思って栄養を期待する」ことです。カルシウムもたんぱく質も、ほぼ入っていません。「ミルクを入れたから体にいい」は成り立たない——あくまで味と色を変えるための油、と割り切るのが正解です。

また、油であることは変わらないので、1日に何個も何個も入れる使い方なら話は別です。それも「コーヒーフレッシュが悪い」のではなく「量」の問題です。

それでも気になる日の、代わり

コーヒーに牛乳を注ぐ手元。原材料の先頭で見分けられる

「油のミルク風」が気になる人には、はっきりした代替があります。牛乳を少し注ぐか、乳製品からできた粉ミルクタイプ(種類別が乳製品のもの)を選ぶことです。パッケージの原材料欄で「植物油脂」が先頭に来ていないものを探せば、売場で見分けられます。

で、明日から入れる?入れない?

キッチンでコーヒーを飲む女性。入れていい、1日数個まで

答えははっきりしています。1日数個なら、入れていい、です。ミルクではないのは本当。でも中身は1個10kcalの乳化した油で、トランス脂肪酸は0g表示まで進化しました。だまされていたのは「正体」であって、「危険性」ではなかった——数字で見ると、そういう話です。

ここまで読んで「そもそも家の食卓の添加物を減らしたい」と思った人には、無添加の宅食を1回だけ試す手もあります。当サイトで料金や量を検証したシェフの無添つくりおきの検証記事もどうぞ。

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よくある質問

Q
常温で腐らないのが怖いのですが
A

保存料で保たせているのではなく、高温で滅菌して密封しているためです。牛乳の常温ロングライフパックと同じ考え方で、開封しなければ菌が入らない構造です。

Q
カゼインNaって危険な添加物では?
A

牛乳のたんぱく質(カゼイン)をナトリウムと結びつけたもので、油と水をなじませるために使われます。通常の摂取量で問題があるとはされていません。乳アレルギーの人だけは注意が必要です。

Q
毎日3〜4個入れています。やめるべき?
A

1日30〜40kcal・脂質3〜4g程度で、これ自体が体を壊す量ではありません。気になるなら、まず一緒に入れている砂糖の量から見直す方が効果的です。

まとめ:だまされていたのは「正体」だけ

窓辺の湯気の立つコーヒーとポーション。だまされていたのは正体だけ

「コーヒーフレッシュは体に悪い」は、原材料と数字で確かめると「ミルクじゃなかったショック」が「危険」にすり替わったうわさだと分かります。正体は乳化した植物油。量はわずか。トランス脂肪酸は0g表示まで来ました。ミルクの栄養だけは期待しない——それだけ守れば、今日のコーヒーにも入れていい。

お菓子と食卓の「体に悪い?」は、これからも1つずつ成分表で確かめていきます。ハリボー編マーガリン編もどうぞ。

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