【実は色は果物】ハリボーは体に悪い?気をつけるのは砂糖の量だけだった

白い皿に山盛りのくま形グミ、後ろにりんごとレモンといちごが置かれている 体に悪い?食品査定
グミくまくんグミくまくん
僕、色が派手だから「体に悪そう」ってよく言われるんだけど……本当なの?
うーめんうーめん
その色の正体、原材料表示で確かめてみよう。

結論から言うと——おやつとして1/4袋(約20g)くらいなら、食べていい。これが答えです。原材料を確かめると、着色料は果汁や植物由来で、脂質は1袋でわずか0.4g。気をつけるべきは砂糖の量、ほぼその一点です。

この記事では、パッケージの原材料表示と栄養成分を、実際の数字で確かめていきます。

原材料の表は、2026年9月11日にハリボーの日本公式サイトで確認しました。

なぜ「ハリボーは体に悪い」と言われるのか

菓子売場でクマ型グミの袋を不安そうに見つめる女性。怪しさの正体は色・外国産・砂糖の3つ

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理由は3つあります。①派手な色(着色料が怖そう)②外国産(ハンガリー製)への漠然とした不安 ③砂糖のかたまりというイメージです。

このうち①と②は、原材料表示を読むとかなり印象が変わります。本当に残るのは③だけ——それも「量の問題」です。順番に確かめていきます。

原材料を確かめる(着色料の正体)

いちご・レモン・ほうれん草とクマ型グミの色の対応図。色の正体は果物と植物

ハリボー ゴールドベア(80g)の原材料表示は次のとおりです。

区分 表示内容
主原料 水あめ、砂糖、ゼラチン、ぶどう糖、濃縮還元果汁(りんご、ストロベリー、ラズベリー、オレンジ、レモン、パイナップル)
添加物 酸味料、着色料(果汁、フラボノイド、スピルリナ青、アントシアニン)、香料、光沢剤

注目は着色料の中身です。果汁・フラボノイド・スピルリナ青・アントシアニン——いずれも果物や植物に由来する色素で、いわゆる石油系のタール色素(赤色◯号など)は使われていません。「派手な色=怪しい着色料」というイメージは、ゴールドベアに関しては当てはまりません。

クマの形を保つ弾力のもとはゼラチン。これはたんぱく質で、コラーゲンと同じ仲間です。

数値を確かめる(1袋80gの栄養成分)

クマ型グミの栄養成分図解。脂質0.4gに対し炭水化物61.7g。そのおよそ6割が糖類

三菱食品(輸入元)取り扱いのゴールドベア80gの栄養成分は次のとおりです。

項目 1袋(80g)あたり
エネルギー 274kcal
たんぱく質 5.5g
脂質 0.4g
炭水化物 61.7g
食塩相当量 0.06g

見てのとおり、脂質はほぼゼロ。チョコレートやポテトチップスと違って「油の心配」はほとんどいらないお菓子です。その代わり、炭水化物61.7gのおよそ6割が糖類です。ハリボーの中身は、半分近くが糖類です。

どのくらいまでなら大丈夫なのか

小皿に1/4袋分のクマ型グミ。目安は約20g・69kcalで残りは袋を閉じる

WHO(世界保健機関)は、砂糖などの遊離糖類を1日の摂取エネルギーの10%未満に抑えることをすすめ、5%以下ならなお望ましいとしています。5%を1日2,000kcalの人で計算すると約25gです。

この目安に当てはめると、1袋(80g)を一気に食べると糖類は約37gで、約25gの1.5倍ほどになります。一方、1/4袋(約20g)なら炭水化物は約15g・約69kcal。ほかの食事の糖分を考えても、おやつの範囲に収まる量です。

「ハリボーが悪い」のではなく、「1袋一気が多すぎる」——数字で見ると、そういう話です。

ただし砂糖の量と硬さには気をつける

角砂糖の山とクマ型グミと水のグラス。相手は砂糖と硬さ

糖類のとり過ぎが虫歯や肥満のリスクにつながることは、量の問題として変わりません。グミはだらだら食べやすく、口の中に糖がとどまりやすいお菓子でもあります。食べたら水やお茶を飲む・時間を決めて食べる、が現実的な対策です。

もうひとつはハリボー特有の硬さ。日本のグミよりかなり弾力が強いので、歯の詰め物が気になる人や、噛む力の弱い小さなお子さんには不向きです。

それでも気になる人の選び方

小分け包装のグミを手に取る女性。迷ったら小分けが確実

それでも糖の量が気になる人は、買う段階で「小分け」を選ぶのがいちばん確実です。ゴールドベアには小袋が連なったタイプもあり、1袋あたりの量が最初から制限されます。開封したら止まらない人ほど、大袋より小分けが向いています。

また、パッケージ裏の栄養成分表示で「炭水化物」の数字を見る癖をつけると、グミ同士の比較が簡単にできます。

総合判定:結局、食べていいの?

親子でクマ型グミをつまむ情景。判定は食べていい、目安は1/4袋

答えははっきりしています。1/4袋くらいなら、食べていい、です。着色料は果物・植物由来、脂質はほぼゼロ、塩分もごくわずか。数字で残る心配は糖類の量だけで、それは「食べる量」でコントロールできます。

グミ以外のおやつも、同じ見方で選べます。市販のお菓子14商品では、添加物の表示が0品目だったのは9商品でした。買えるルートは無添加のお菓子を14商品で探した記事にまとめています。

9商品が0品目だったことにも、ひとこと添えます。加工助剤は表示しなくてよいことになっています。果汁や糖の材料からわずかに残ったキャリーオーバーも同じです。この0は、パッケージに書いてある範囲の話です。

おやつの砂糖は食べる量で減らせますが、夕飯のおかずはそう簡単にいきません。おかずごと替えてみたい人には、1回きりで頼める無添加の宅食があります。値段と届く量はシェフの無添つくりおきの検証記事にまとめています。

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同じお菓子でも、板チョコは表示のしかたが違いました。14商品のうち3商品は、スラッシュより後ろに1行もありません。その3つは乳化剤と香料が空欄だった3商品で扱いました。

よくある質問

Q
ハンガリー製と聞くと不安です。大丈夫?
A

ハリボーはドイツ発祥のメーカーで、日本で売られているゴールドベアはハンガリーの工場で作られ、輸入食品として日本の食品衛生法の検査対象になっています。原材料表示を見るかぎり、国産グミと比べて特別なものは入っていません。

Q
子どもに食べさせても大丈夫?
A

成分よりも硬さに注意してください。ハリボーは弾力が強いので、噛む力が十分についてから、少量ずつが安心です。糖の量は大人と同じく「量の管理」が基本です。

Q
毎日食べたら太りますか?
A

1/4袋(約69kcal)程度なら、ほかのおやつと置き換える範囲で調整できます。1袋(274kcal)を毎日となると、ごはん1杯分を毎日追加しているのに近い計算になります。

Q
何歳から食べさせていい?
A

メーカーが定める対象年齢の表示はありませんが、ハリボーは弾力がとても強いグミです。奥歯でしっかり噛めるようになってから、大人が見ているところで少量ずつが安心です。のどに詰まる心配がある小さなお子さんには与えないでください。

Q
虫歯になりやすいですか?
A

糖を多く含み、歯に付きやすいお菓子なのでリスクはあります。時間を決めて食べる・食べたら水やお茶を飲む・寝る前は食べない、が現実的な対策です。

Q
ハリボーに発がん性があるって本当?
A

ゴールドベアの原材料表示には、発がん性が議論される代表格の成分(タール系の合成着色料など)は使われていません。「グミ=発がん性」という確かな根拠も見当たりませんでした。気になる人も、量を守るという普段の注意で十分です。

まとめ:色は心配ない。問題は量だけ

窓辺の瓶に入ったクマ型グミとコーヒー。色は無実で問題は量だけ

「ハリボーは体に悪い」は、原材料表示を読むと「派手な色への誤解」と「砂糖の量の問題」が混ざったうわさだと分かります。着色料は果物と植物からとった色です。脂質はほぼゼロ。気をつけるのは糖の量だけで、1/4袋ずつなら食べていいということです。

お菓子の「体に悪い?」は、これからも1つずつ成分表で確かめていきます。マーガリン編もどうぞ。

赤色◯号のような色の名前がついた着色料は、10円の駄菓子にも入っていませんでした。キャベツ太郎や蒲焼さん太郎など太郎シリーズ6商品は、着色料がどれもカラメル色素の1つだけです。

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