ラベルさん先に結論です。原材料名の「光沢剤」は一括名で、消費者庁の通知をたどると、その3文字で書ける品目は11ありました。由来は植物、ラックカイガラムシ、ミツバチ、ヒツジ、石油と5通りに分かれます。どれを塗ったのかは、袋の表示からは追えません。
市販18商品の原材料名をメーカー公式ページから写したところ、光沢剤が書かれていたのは12商品でした。この記事では、制度の原文で11品目をそろえてから、書かれていた12商品と書かれていなかった6商品を並べます。数字はすべて2026年9月5日に各社公式サイトで確認しました。
「光沢剤はカイガラムシの樹脂」という話の出どころ

この話は行政の説明から出ています。東京都保健医療局のページに何が書かれているかを先に見ます。
東京都保健医療局の用途別 主な食品添加物 光沢剤は、光沢剤を「食品からの水分の蒸発を防いだり、逆に湿気から食品を保護するために、食品の表面に皮膜を作ったり、表面を保護して光沢を与える目的で使用されるもの」と説明しています。使われているのは、水に溶けないワックスや樹脂です。
そのページが最初に挙げているのがシェラックでした。ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質を精製して得たもので、エタノールの溶液にして菓子や糖衣食品や果実の表面に塗り、乾かすと皮膜になります。虫という言葉が独り歩きするのは、ここが出どころです。
ただし同じページには、あと2つ挙がっています。パラフィンワックスは原油を減圧蒸留して得られる潤滑油分画を処理したもの、ミツロウはミツバチの巣を加熱圧縮してろ過したもの。3つ並んだ時点で、由来はもう1つではありません。
もう一点、探しにくい事情があります。「光沢剤」という名前の添加物は、名簿のどこにもありません。3文字は使い方をまとめた呼び名で、名簿に載っているのはシェラックやカルナウバロウといった品名です。名前で名簿を引いても当たらないので、検索した人は個人の解説にたどり着きます。ここから先は、3文字で書いてよい範囲を決めている通知を開く必要があります。
一括名の「光沢剤」に入る品目は11あった

消費者庁の通知に付いている一覧表から、用途の欄が「光沢剤」になっている品目を全部拾いました。11ありました。
順番に説明します。「光沢剤」は食品表示基準の別表第七に載っている14の一括名の1つで、5番目に置かれています。消費者庁の別添 添加物1-4「各一括名の定義及びその添加物の範囲」に、光沢剤の定義があります。
食品の製造又は加工の工程で,食品の保護及び表面に光沢を与える目的で使用される添加物及びその製剤(別添 添加物1-4「6 光沢剤」)
そして範囲は、別添 添加物2-1の用途欄に「光沢剤」と記載された添加物を、光沢剤としての目的で使う場合と書かれています。別添 添加物2-1は既存添加物名簿収載品目リストで、令和7年8月25日の消費者庁告示第9号による改正のあと、327品目が番号順に並びます。その用途欄で「光沢剤」が付いていたのが、下の11品目です。
| 品名 | 名簿の番号 | 何から得たものか(名簿の説明) | 由来 |
|---|---|---|---|
| ウルシロウ | 35 | ウルシの果実から得られた、グリセリンパルミタートを主成分とするもの | 植物 |
| カルナウバロウ | 68 | ブラジルロウヤシの葉から得られた、ヒドロキシセロチン酸セリルを主成分とするもの | 植物 |
| カンデリラロウ | 75 | カンデリラの茎から得られた、ヘントリアコンタンを主成分とするもの | 植物 |
| コメヌカロウ | 131 | 米ぬか油から得られた、リグノセリン酸ミリシルを主成分とするもの | 植物 |
| サトウキビロウ | 133 | サトウキビの茎から得られた、パルミチン酸ミリシルを主成分とするもの | 植物 |
| シェラック(白シェラック・精製シェラック) | 139 | ラックカイガラムシの分泌液から得られた、アレウリチン酸とシェロール酸などのエステルを主成分とするもの | ラックカイガラムシ |
| シェラックロウ | 140 | ラックカイガラムシの分泌液から得られた、ろう分を主成分とするもの | ラックカイガラムシ |
| パラフィンワックス | 222 | 名簿に基原の説明はなく、成分規格に従う印だけが付く | 石油 |
| マイクロクリスタリンワックス | 278 | 名簿に基原の説明はなく、成分規格に従う印だけが付く | 確かめられなかった |
| ミツロウ | 286 | ミツバチの巣から得られた、パルミチン酸ミリシルを主成分とするもの | ミツバチ |
| ラノリン | 309 | ヒツジの毛に付着するろう様物質から得られた、高級アルコールとα-ヒドロキシ酸のエステルを主成分とするもの | ヒツジ |
名簿と東京都のページで由来までたどれたのは10品目で、植物が5、ラックカイガラムシが2、ミツバチ・ヒツジ・石油が各1という分かれ方でした。パラフィンワックスは東京都の説明で原油からと分かります。マイクロクリスタリンワックスには名簿にも都のページにも説明がなく、ここは確かめられませんでした。
11品目とも既存添加物で、指定添加物は入っていない
この11品目には共通点があります。全部が既存添加物名簿に載っている品目で、指定添加物は1つも入りません。既存添加物は、法律で指定する仕組みができる前から国内で使われていたものを、平成8年の告示でまとめて認めたものです。新しく増えることはなく、使われていないことが確かめられたものは名簿から消除されます。令和7年8月25日の改正後は327品目で、番号もそのたびに振り直されます。
つまり「光沢剤」の3文字が指しているのは、327分の11という、決まった顔ぶれです。厚生労働省の既存添加物名簿を開けば、シェラックもミツロウもカルナウバロウも同じ名簿の中に見つかります。
4品目は別名まで「植物ワックス」で同じ
一覧表には別名の欄もあります。カルナウバロウ、カンデリラロウ、コメヌカロウ、サトウキビロウの4品目は、別名の1つがどれも「植物ワックス」でした。カルナウバロウにはカルナウバワックスとブラジルワックス、コメヌカロウにはライスワックス、サトウキビロウにはカーンワックスとケーンワックスという別名も並びます。
シェラックの別名はセラック、ミツロウの別名はオウロウとビースワックスです。同じものが商品や資料によって別の名前で出てくるので、名前で追いかけると数が合わなくなります。
どれを塗ったかは、公式ページにも書かれていなかった
今回当たった18商品の公式ページで、11品目のどれを使ったかを示しているものは1つもありませんでした。用途を説明しているメーカーはあっても、シェラックなのかカルナウバロウなのかまでは公開されていません。読み手にできるのは「光沢剤と書いてある」までで、その先は表示から追えません。
市販18商品の原材料名を公式ページから写した

集めたのは、スーパーとコンビニで手に入りやすいチョコレート、グミ、ガム、清涼菓子と、比べるための錠剤とドライフルーツです。原材料名はすべてメーカー公式サイトの商品ページから写しました。
並べ方の決まりは2つだけです。味と値段は入れていません。
- 原材料名に「光沢剤」の3文字があるかどうかで先に分ける(添加物を別の欄に分けている商品は、その欄を見る)
- あった商品は、チョコレート、グミ、ガム、清涼菓子の順に置く
公式ページに原材料名が出ていない商品は外しました。果物のコーティングも当たりましたが、生の果物の販売ページには原材料名の欄がなく、ここは確かめられませんでした。
| 商品(内容量) | 光沢剤 | 原材料名(公式ページのまま) |
|---|---|---|
| 明治 小粒チョコマーブル 32g | あり | 砂糖(外国製造、国内製造)、カカオマス、全粉乳、植物油脂、でん粉、水あめ、ココアバター、ゼラチン/卵殻カルシウム、乳化剤、増粘剤(アラビアガム)、着色料(フラボノイド、クチナシ、ビートレッド、スピルリナ青、カロチノイド、イカ墨)、香料、光沢剤、セルロース |
| 明治 小粒チョコのマーブルジャンボ 110g | あり | 砂糖(外国製造、国内製造)、カカオマス、全粉乳、植物油脂、でん粉、水あめ、ココアバター、ゼラチン/卵殻カルシウム、乳化剤、増粘剤(アラビアガム)、着色料(フラボノイド、クチナシ、ビートレッド、スピルリナ青、カロチノイド、イカ墨)、香料、光沢剤、セルロース |
| 明治 小粒チョコチョコベビー 32g | あり | 砂糖(外国製造)、カカオマス、全粉乳、植物油脂、ココアバター/乳化剤、香料、光沢剤 |
| ロッテ ガーナミルクボトル 118g | あり | 砂糖(国内製造)、全粉乳、カカオマス、植物油脂、ココアバター、デキストリン/乳化剤(大豆由来)、光沢剤、香料 |
| ロッテ アーモンドチョコレート 86g | あり | 砂糖(国内製造)、ローストアーモンド、全粉乳、植物油脂、カカオマス、乳糖、デキストリン、ココアバター/乳化剤(大豆由来)、光沢剤、香料 |
| 森永製菓 チョコボール<ピーナッツ> 28g | あり | ピーナッツ(アメリカ産又はアルゼンチン産)、砂糖、植物油脂、小麦粉、とうもろこしでん粉、全粉乳、ココアパウダー、乳糖、ホエイパウダー、カカオマス、水あめ、食塩/乳化剤(大豆由来)、香料、光沢剤 |
| 森永製菓 チョコボール<キャラメル> 28g | あり | 砂糖(国内製造、タイ製造)、水あめ、植物油脂、加糖練乳、加糖脱脂練乳、ホエイパウダー、全粉乳、ココアパウダー、乳糖、カカオマス、小麦たんぱく加水分解物、クリーム加工品、モルトエキス、食塩/ソルビトール、乳化剤(大豆由来)、増粘剤(カラギナン)、香料、光沢剤 |
| 森永製菓 チョコボール<いちご> 25g | あり | 砂糖(外国製造、国内製造)、植物油脂、全粉乳、乳糖、米パフ(小麦を含む)、デキストリン、ココアバター、カカオマス、ホエイパウダー、水あめ、いちごパウダー/乳化剤(大豆由来)、光沢剤、膨脹剤、香料、酸味料、ベニコウジ色素 |
| 明治 果汁グミぶどう 54g | あり | 水あめ(国内製造)、砂糖、濃縮ぶどう果汁、ゼラチン、食用油脂、でん粉/酸味料、ゲル化剤(ペクチン)、香料、光沢剤 |
| UHA味覚糖 コロロ 巨峰 48g | あり | 果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖、水飴、濃縮果汁(りんご、ぶどう)、コラーゲン、植物油脂/グリセリン、酸味料、ゲル化剤(増粘多糖類)、クエン酸カリウム、香料、着色料(ニンジンエキス、クチナシ、クランベリーエキス)、光沢剤、セルロース、リン酸水素二カリウム、調味料(アミノ酸)、安定剤(CMC)、乳酸カルシウム |
| ロッテ キシリトールガム<フレッシュミント> 21g | あり | マルチトール(外国製造)/甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、ガムベース、香料、増粘剤(アラビアガム)、光沢剤、リン酸一水素カルシウム、フクロノリ抽出物、ヘスペリジン |
| カバヤ食品 ジューCカラーボール ソーダ 35g | あり | 砂糖(国内製造)、水飴/酸味料、乳化剤、糊料(アラビアガム)、香料(乳由来)、着色料(クチナシ、アカビート、カロチノイド、紅花赤)、光沢剤 |
| 明治 小粒チョコアポロ 46g | なし | 砂糖(外国製造、国内製造)、植物油脂、カカオマス、乳糖、全粉乳、脱脂粉乳、いちごパウダー、ココアバター/乳化剤、着色料(ビートレッド、フラボノイド)、香料 |
| ブルボン フェットチーネグミ イタリアングレープ味 50g | なし | 砂糖(国内製造、タイ製造)、水飴、ぶどう濃縮果汁、ゼラチン/酸味料、ソルビトール、炭酸カルシウム、香料、ビタミンC、ゲル化剤(ペクチン)、着色料(アントシアニン)、乳化剤、マンニトール |
| 森永製菓 ラムネ 29g | なし | ぶどう糖(国内製造)、タピオカでん粉、ミルクカルシウム/酸味料、乳化剤、香料 |
| カバヤ食品 ジューC グレープ 15粒 | なし | ブドウ糖(国内製造)、砂糖、コーンスターチ、濃縮グレープ果汁、水飴/酸味料、乳化剤、香料(乳由来)、着色料(アントシアニン、クチナシ) |
| 大塚製薬 ネイチャーメイド スーパーマルチビタミン&ミネラル 120粒 | なし | セレン酵母、クロム酵母、サンゴカルシウム、セルロース、酸化Mg、V.C、グルコン酸亜鉛、ショ糖脂肪酸エステル、ナイアシンアミド、硫酸鉄、酢酸V.E、HPMC、パントテン酸Ca、グルコン酸銅、V.B6、V.B1、V.B2、β-カロテン(ゼラチンを含む)、V.A、葉酸、ビオチン、V.D、V.B12 |
| 共立食品 レーズン 90g | なし | 干しぶどう、植物油 |
18商品のうち12商品に光沢剤がありました。原材料名の出どころは、18商品それぞれの次の公式ページです。明治のマーブル、マーブルジャンボ、チョコベビー、アポロ、果汁グミぶどう、ロッテのガーナミルクボトル、アーモンドチョコレート、キシリトールガム、森永製菓のチョコボール ピーナッツ、キャラメル、いちご、ラムネ、UHA味覚糖のコロロ 巨峰、カバヤ食品のジューCカラーボール ソーダ、ジューC グレープ、ブルボンのフェットチーネグミ、大塚製薬のネイチャーメイド、共立食品のレーズン。
同じメーカーの小粒チョコでも、書かれている商品と書かれていない商品がある
明治の小粒チョコは3商品に光沢剤があり、アポロにはありません。アポロの原材料名は乳化剤、着色料、香料の3項目で終わります。同じ売り場の同じ大きさの粒でも、表示は同じになりませんでした。
カバヤ食品でも同じことが起きています。表面に色を付けたジューCカラーボール ソーダには光沢剤がありますが、ジューC グレープにはありません。メーカーで決め打ちせず、その袋を開くほうが早いです。
光沢剤が出たのは、粒の表面を仕上げた商品だった
12商品を見ると、形がそろっています。丸い粒のチョコ、糖衣のかかった清涼菓子、粒どうしがふれ合うグミとガム。どれも小さく分けて、表面が外に出ている商品でした。
比べるために入れた錠剤とドライフルーツにも、光沢剤はありません。ネイチャーメイドの錠剤にはセルロースとHPMCが並び、共立食品のレーズンは干しぶどうと植物油の2つで終わります。表面をなめらかにする材料が要らないわけではなく、名前が別になるだけです。
12商品とも、3文字の前後に何も付いていなかった

光沢剤が書かれていた12商品の書き方をそろえて見ると、例外がありませんでした。理由は制度にあります。
12商品はどれも「光沢剤」だけで、物質名も用途の説明も付いていません。まず、一括名はいくつ使っても3文字1つで済む書き方です。11品目のうち2つを重ねて塗っても、原材料名には光沢剤としか出ません。
次に、用途名の併記も要りません。消費者庁の通知は、用途名を書き添える対象を甘味料、着色料、保存料、増粘剤・安定剤・ゲル化剤または糊料、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防かび剤または防ばい剤の8つに区切っています。光沢剤はこの8つに入っていません。だから3文字だけが残ります。
一括名がどこまで中身を隠すのかという話は、香料でも同じ形で出てきました。表示が2文字で候補が3,000品目を超える理由は香料の一括名を通知から追った記事にまとめています。別表第七がどう書き方を決めているかは調味料(アミノ酸等)が8通りになる仕組みで条文から見ました。
同じ袋に「ガムベース」と「光沢剤」が別々に並んでいた
それが出ていたのがロッテのキシリトールガムです。原材料名にはガムベースと光沢剤が別々に書かれています。どちらも別表第七の一括名で、ガムベースは2番目、光沢剤は5番目に置かれています。
中身を見ると、もっとはっきりします。光沢剤に使える11品目は、11品目とも、一覧表の用途欄に「ガムベース」も併記されています。ミツロウもシェラックもカルナウバロウも、ガムの基材として使えば「ガムベース」、菓子の表面に塗れば「光沢剤」。同じものが、使い道で別の3文字と5文字に変わります。
シェラックには、名簿の中でさらに3つの呼び名がある
11品目の中でも、シェラックだけは一覧表の書き方が違います。品名のシェラックの下に、白シェラックと精製シェラックが並んでいます。エタノールやアルカリ性の水溶液で抽出したり、漂白や精製をしたりしたものです。
ただし、この3つの名前が原材料名に出ることはありません。3つとも用途欄は同じなので、光沢剤としての目的で使うかぎり、袋に出るのは「光沢剤」の3文字です。名前が細かく分かれているほど、表示は逆に短くなります。
表示から分かるのは、使ったと書いてあるところまで

この記事で並べたのは表示だけです。品目の多い少ないで良し悪しは決められないので、順位も付けていません。
光沢剤があった12商品と、なかった6商品を比べても、どちらが良いという結論にはなりません。表示から読めるのは「何を使ったと書いてあるか」までです。由来が虫か植物か石油かも、袋には出てきません。虫由来だから避ける、植物だから選ぶ、という選び方は、そもそも表示ではできない相談です。
もうひとつ断っておきます。共立食品のレーズンのように原材料名が2つで終わる商品は、スラッシュの後ろに書かれたものがないという意味です。加工助剤とキャリーオーバーには表示の免除があるので、工程で何にもふれていない証明にはなりません。免除される条件は加工助剤とキャリーオーバーを条文から確かめた記事に書きました。
菓子を主役にして見た話もあります。チョコレートで乳化剤を外すと何が起きるかは無添加のチョコレートを探した記事、グミの品目数と糖の濃さが一致しないことはグミ6商品を100gにそろえた記事にあります。
売り場で見るのは、スラッシュの後ろの3文字だけ

やることは2つです。
- スラッシュの後ろ、または添加物の欄を開く。光沢剤はここに出ます。3文字より先は書かれていないので、探しても見つかりません
- 粒の形かどうかを見る。今回の18商品では、丸い粒と糖衣の商品にだけ光沢剤がありました
同じブランドでも商品によって変わります。明治は小粒チョコ3商品にありましたが、アポロにはありません。値段の高い安いとも関係がありませんでした。
「無添加」と書いてあっても、光沢剤を外したという意味とはかぎりません。その言葉がどこまでを指すのかは無添加とは?で説明しています。同じ売り場で表示の短い商品がどこまで見つかるかはスーパーを一周して確かめた記事にまとめました。
裏返す手間ごと減らしたいなら、原材料名を先に公開している売り方を選ぶ手もあります。
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よくある質問
- Q「光沢剤」と書いてあれば、何が塗られているか分かりますか?
- A
分かりません。消費者庁の別添 添加物1-4がたどる一覧表で、用途欄が「光沢剤」になる品目は11あります。ウルシロウ、カルナウバロウ、カンデリラロウ、コメヌカロウ、サトウキビロウ、シェラック、シェラックロウ、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ミツロウ、ラノリンです。どれを使っても同じ3文字になります。
- Q光沢剤は何のために入っているのですか?
- A
消費者庁の別添 添加物1-4は「食品の保護及び表面に光沢を与える目的」と定めています。東京都保健医療局は、水分が蒸発するのを防ぐことと、湿気から守ることを挙げています。今回当たった18商品の公式ページには、目的の説明はありませんでした。
- Q光沢剤とガムベースは何が違うのですか?
- A
どちらも別表第七の一括名で、違うのは使い道です。光沢剤に使える11品目は、11品目とも一覧表の用途欄にガムベースも併記されています。ガムの基材として使えばガムベース、菓子の表面に塗れば光沢剤と書かれます。ロッテのキシリトールガムには、両方が別々に並んでいました。
- Q光沢剤の入っていない菓子はありますか?
- A
今回の18商品では6商品です。明治のアポロ、ブルボンのフェットチーネグミ、森永製菓のラムネ、カバヤ食品のジューC グレープ、大塚製薬のネイチャーメイド、共立食品のレーズンには書かれていませんでした。ただし表面をなめらかにする材料が別の名前で入っている商品もあります。
まとめ:「光沢剤」の3文字は、11品目に共通する呼び名だった

制度と表示を突き合わせて出た答えは1つです。原材料名の「光沢剤」は11品目に共通する一括名で、どれを塗ったのかは表示からは追えません。ラックカイガラムシの樹脂も、ヤシやサトウキビのロウも、石油から得るワックスも、ミツバチの巣のロウも、袋の上では同じ3文字になります。
18商品のうち12商品にその3文字がありました。前にも後ろにも言葉が付かないのは、光沢剤が用途名を書き添える8つの用途に当たらないからです。11品目とも既存添加物名簿の中にあり、指定添加物は入りません。同じ11品目をガムの基材に使えば、名前は「ガムベース」に変わります。
明日やることは1つ。粒の形の菓子を裏返して、スラッシュの後ろに光沢剤があるかどうかを見る。あるかないかまでは、その場で分かります。
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