ラベルさん先に結論です。6商品の添加物は4品目から12品目まであり、3倍の開きがありました。ところが100gにそろえると、炭水化物は70.0gから81.1gに収まります。差はわずか11.1gでした。
つまり表示の長さは3倍違うのに、糖の濃さはほとんど分かれません。分かれたのは1袋の大きさのほうで、20gから100gまで5倍の幅がありました。数字はすべて2026年8月27日に各社の公式サイトで確認しています。
「グミは体に悪い」と言われる出どころは、色と、原材料名の長さ

言われる理由は2つです。1つは色。赤や紫の粒が並ぶと、何かで着けた色に見えます。
その色のほうは、先に答えが出ています。6商品のうち着色料の表示があったのは5商品で、名前はカラメル、紅花黄、クチナシ、パプリカ色素、アントシアニン、ニンジンエキス、クランベリーエキス、ブドウ果汁でした。色の番号がついた着色料は、6商品のどこにも表示されていません。
同じことは輸入品でも起きていて、ハリボーは体に悪い?で表示を開いたときも果物と植物の色でした。10円の駄菓子を開いたキャベツ太郎や蒲焼さん太郎も、着色料はカラメル色素の1つだけです。色の話はここで終わりにして、この記事は残りのもう1つに進みます。
もう1つが、原材料名の長さです。スラッシュより後ろにカタカナが続くと、それだけで多く見えます。実際に何品目あるのかを開きます。
添加物の品目数で、グミ6商品を多い順に置いた

各社の公式サイトで6商品の原材料名を開き、スラッシュより後ろの品目を多い順にします。
| 順位 | 商品 | 製造元 | 添加物の品目数 | 着色料 | 甘味料 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | コロロ 巨峰 | UHA味覚糖 | 12品目 | ニンジンエキス、クチナシ、クランベリーエキス | 表示なし |
| 2 | フェットチーネグミ イタリアングレープ味 | ブルボン | 9品目 | アントシアニン | 表示なし |
| 3 | 忍者めし 巨峰 | UHA味覚糖 | 8品目 | ニンジンエキス、クチナシ、クランベリーエキス | ステビア |
| 4 | タフグミ | カバヤ食品 | 7品目 | カラメル、紅花黄、クチナシ、パプリカ色素 | スクラロース |
| 5 | ピュレグミ グレープ | カンロ | 6品目 | ブドウ果汁 | 表示なし |
| 6 | 果汁グミ ぶどう | 明治 | 4品目 | 表示なし | 表示なし |

最多と最少の差は8品目でした。いちばん長いコロロ巨峰が12品目、いちばん短い果汁グミぶどうが4品目です。3倍の開きがあります。
甘味料の表示があったのは2商品だけでした。タフグミがスクラロース、忍者めし巨峰がステビアです。残る4商品には甘味料の表示がありません。砂糖と水飴と果汁で甘さをつくっています。
出どころは公式の商品ページです。タフグミ、果汁グミぶどう、忍者めし巨峰、コロロ巨峰、ピュレグミグレープ、フェットチーネグミ イタリアングレープ味から、2026年8月27日に取得しました。
6商品すべてに入っていたのは3つ。ゼラチンだけで固めた商品はない

6商品の添加物を、名前ごとに突き合わせました。何商品に入っていたかで並べます。
| 添加物 | 入っていた商品数 | 入っていない商品 |
|---|---|---|
| 酸味料 | 6商品 | なし |
| 香料 | 6商品 | なし |
| ゲル化剤または増粘剤 | 6商品 | なし |
| 着色料 | 5商品 | 果汁グミぶどう |
| 光沢剤 | 4商品 | ピュレグミ、フェットチーネグミ |
| ビタミンC | 3商品 | タフグミ、果汁グミ、コロロ |
| 甘味料 | 2商品 | 果汁グミ、ピュレグミ、コロロ、フェットチーネグミ |
| 乳化剤 | 2商品 | タフグミ、果汁グミ、ピュレグミ、コロロ |
全部に入っていたのは、酸味料と香料と、もう1つ。グミを固めるためのゲル化剤か増粘剤です。ペクチンが3商品、増粘多糖類が2商品、アラビアガムが1商品でした。
ここが日本のグミの見どころです。6商品とも、ゼラチンや果汁だけでは固めていません。前に同じやり方で表示を開いた輸入品のゴールドベアには、ゲル化剤の表示がありません。同じグミでも組み立てが違います。
もう1つ、名前と中身がずれて見える表示があります。「コラーゲン入り」です。これは足したものではなく、グミを固めているゼラチンと同じたんぱく質を指しています。
数字で見ると分かります。果汁グミぶどうは1袋54gでコラーゲン2800mg、たんぱく質は3.3gです。たんぱく質3.3gのうち2.8gがコラーゲンにあたります。
ピュレグミグレープも同じでした。1粒3.5gでコラーゲン137.7mg、たんぱく質0.15gです。0.15gは150mgですから、ほとんどがこれです。
コロロ巨峰だけは書き方が違います。原材料名にゼラチンの表示はなく、代わりに「コラーゲン」と書かれています。アレルギー物質の欄にはゼラチンが載っています。
なお、用途の名前を書く決まりがあるのは着色料や甘味料など8つの用途だけです。ソルビトールやマンニトール、セルロースはそこに入らないので、物質の名前だけが並びます。カタカナが続いて見えるのは、この書き方のためです。全体は東京都保健医療局の解説にまとまっています。
100gにそろえると、炭水化物は70gから81g。差は11g

先に単位の話です。6商品は公式の表示単位がそろっていません。1袋100g、1袋54g、1袋50g、1袋48g、1袋20g、そして1粒3.5gです。
ただし6商品とも、そのグラム数が公式に書かれています。だから全部を100gに直せます。同じ重さでどれだけ甘いかを、そろえて置きます。
| 商品 | 公式の表示単位 | 100gあたりエネルギー | 100gあたり炭水化物 | 100gあたり食塩相当量 |
|---|---|---|---|---|
| ピュレグミ グレープ | 1粒3.5g | 342.9kcal | 81.1g | 0.29g |
| フェットチーネグミ イタリアングレープ味 | 1袋50g | 344.0kcal | 79.8g | 0.12g |
| 忍者めし 巨峰 | 1袋20g | 330.0kcal | 79.0g | 0.10g |
| 果汁グミ ぶどう | 1袋54g | 331.5kcal | 76.7g | 0.04g |
| タフグミ | 1袋100g | 319.0kcal | 73.9g | 0.12g |
| コロロ 巨峰 | 1袋48g | 275.0kcal | 70.0g | 0.04g |
いちばん甘いピュレグミグレープが81.1g、いちばん低いコロロ巨峰が70.0gです。6商品の差は11.1gしかありません。エネルギーも275.0kcalから344.0kcalの間に入りました。
この順番を、先ほどの品目数の順番と見くらべます。添加物が12品目でいちばん長いコロロ巨峰が、炭水化物では6商品でいちばん低い数字でした。4品目の果汁グミぶどうは76.7gで、コロロより上にきます。
つまり表示の長さと糖の濃さは、順番がそろいません。長い表示を避けても、甘さが減るとはかぎらないということです。
食塩相当量は100gあたり0.04gから0.29gでした。いちばん多いピュレグミグレープでも0.29gです。
そのうえで、口に入る量は袋の大きさで決まります。忍者めし巨峰は1袋20gで66kcal、タフグミは1袋100gで319kcal。同じ「1袋」でも約5倍の開きがあります。
ピュレグミグレープは1袋56gで、公式の栄養成分は1粒3.5gあたりです。56gは1粒3.5gの16粒分にあたるので、計算すると1袋192kcalになります。
100gあたりが横一線なら、話は単純です。どれを選ぶかより、どれだけ開けるか。それが6商品をそろえて出てきた答えでした。
ただし、添加物の品目数が多い=体に悪い、ではない

ここまで品目数で並べてきましたが、この順位は安全性の順位ではありません。6商品では、そこがはっきり出ました。
12品目でいちばん長かったコロロ巨峰が、100gあたり70.0gで6商品の最少です。品目数の順位と、糖の濃さの順位は入れかわりました。
増えた中身も見ておきます。コロロ巨峰に足されているのは、セルロース、リン酸水素二カリウム、乳酸カルシウム、クエン酸カリウム、安定剤(CMC)、グリセリン、調味料(アミノ酸)などです。果汁を果実のような粒の形に固めるための表示で、これを引けば表示は短くなりますが、あの食感も一緒に消えます。
ゲル化剤も同じで、6商品すべてに入っていました。ここを抜くと噛みごたえがなくなります。何を減らすと何が変わるのかは、セットで見たほうが決めやすくなります。
子どものおやつとして考えるときも、表示の長さで不安になる必要はありません。見る場所は、量のほうです。「無添加」という言葉そのものの決まりは、無添加とは?売り場での見分け方にまとめています。
じゃあ、グミはどう選んで、どう食べるか

6商品を100gにそろえて分かったことから、3つに絞ります。
1つめ。商品名で選び分けるより、1袋のグラム数を見る。100gあたりは70.0gから81.1gで横並びでした。それより1袋20gと1袋100gの差のほうが、ずっと大きく効きます。
2つめ。表示を短くしたいなら、着色料の欄を見る。6商品で着色料の表示がなかったのは果汁グミぶどうだけで、添加物も4品目と最少でした。ここは表示で選び分けられる数少ない場所です。
3つめ。甘味料の名前が気になるなら、2商品だけ覚えておく。タフグミがスクラロース、忍者めし巨峰がステビアです。残る4商品には甘味料の表示がありません。
食べ方は、袋を開けた時点で決まります。大きい袋を買った日は、小皿に出して残りは閉じておく。1袋100gと1袋20gでは、同じ「1袋」の意味が変わります。
おやつのほうは、これで区切りがつきます。手が回らなくなるのは、むしろ夕方の食事のほうです。おやつではなく食事のほうを整えたい日には、添加物を使わないと決めて作られた惣菜を届けてもらう方法もあります。
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よくある質問
- Qグミの着色料には何が入っていますか?
- A
公式サイトで確認した6商品のうち、着色料の表示があったのは5商品です。名前はカラメル、紅花黄、クチナシ、パプリカ色素、アントシアニン、ニンジンエキス、クランベリーエキス、ブドウ果汁でした。明治の果汁グミぶどうには着色料の表示がありません。
- Q「コラーゲン入り」のグミには、何が入っているのですか?
- A
グミを固めているゼラチンと同じたんぱく質です。果汁グミぶどうは1袋54gでコラーゲン2800mg、たんぱく質3.3g。ピュレグミグレープは1粒3.5gでコラーゲン137.7mg、たんぱく質0.15gです。たんぱく質の欄の大半がこれにあたります。
- Q添加物がいちばん少ないグミはどれですか?
- A
6商品では明治の果汁グミぶどうの4品目が最少でした。ただし100gあたりの炭水化物は76.7gで、12品目のコロロ巨峰の70.0gより多い数字です。品目数と糖の濃さは別に見てください。
- Qタフグミは1袋食べても大丈夫ですか?
- A
公式の数字では1袋100gで319kcal、炭水化物73.9gです。6商品で1袋がいちばん大きく、忍者めし巨峰の1袋20g・66kcalの約5倍にあたります。小皿に分けて回数を決めておくと扱いやすくなります。
まとめ:見る場所は表示の長さではなく、1袋のグラム数

グミ6商品を公式サイトで開いて出た答えは2つです。添加物は4品目から12品目まであり、3倍の開きがありました。着色料は5商品にあり、色の番号がついたものは1つもありません。
そして100gにそろえた炭水化物は70.0gから81.1gでした。差は11.1gです。表示がいちばん長いコロロ巨峰が、糖の濃さでは6商品の最少でした。長さと甘さは、順番がそろいません。
分かれたのは1袋の大きさのほうです。忍者めし巨峰は1袋20gで66kcal、タフグミは1袋100gで319kcal。同じ「1袋」で約5倍の差になります。
明日やることは1つ。大きい袋を買った日は、小皿に出して袋を閉じる。裏の表示を読み比べるより、こちらのほうが数字が動きます。
おやつは形が決まっても、夕方の食事は別の話です。5社の原材料表示を並べた無添加のおかず宅配おすすめ5社もどうぞ。
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