ラベルさんヨシケイは公式サイトに、独自の食品添加物基準「Yリスト」があると書いています。ところがそのリストの中身も、1食ごとの原材料名も、注文前には出てきません。
冷凍弁当シンプルミールの公式メニューページを、2026年8月31日から9月25日までの36食分取得しました。エネルギーも食塩相当量もアレルギー品目も載っています。原材料名が載っていた食数は、36食中0でした。
だからこの記事では、添加物の品目数は出しません。かわりに公開されている数字だけで選ぶ方法をまとめます。数字はすべて2026年8月29日にヨシケイ公式の注文メニューページで取得したものです。
ヨシケイの添加物は、公式サイトに数が出ていない

結論から書きます。ヨシケイの冷凍弁当は、添加物が多いとも少ないとも言えません。判断する材料が公開されていないからです。
理由は単純で、原材料名の表示がどこにも出てこないためです。添加物は原材料名のスラッシュ(/)より後ろに書かれます。その一行がなければ、品目名も品目数も出しようがありません。
実際に取得できたのは、こういう内容です。9月7日お届けの「ハンバーグオニオンソース」を例にします。
- エネルギー:168kcal
- 内容量:150g
- 野菜:約80g
- 蛋白質9.8g・脂質8.4g・炭水化物14.3g
- 食塩相当量:1.2g
- アレルギー品目:小麦、乳成分、卵
栄養成分はそろっています。ところが原材料名の欄そのものがありません。36食すべてで同じでした。
ヨシケイは楽天市場やAmazonでも売っていません。注文はヨシケイ公式か夕食ネットだけです。買う前に表示を確認する経路が、そもそも用意されていないということになります。
公式ページに出ている項目と、空欄の項目

何が公開されていて、何が公開されていないのか。ここをはっきりさせておくと、迷いが減ります。
公開されているのは、次の項目です。36食すべてに載っていました。
- メニュー名と、お届け日ごとの3食セットの中身
- エネルギー(kcal)と内容量(g)
- 蛋白質・脂質・炭水化物・食塩相当量
- 野菜量の概算(約20gから約120g)
- アレルギー品目
- トレーサイズと加熱時間(レンジで約4分)
公開されていないのは、次の項目です。
- 原材料名(36食すべてで表示なし)
- 添加物の品目名と品目数
- 「Yリスト」に何が載っているのかという中身
- 原料原産地の大半(36食のうち記載があったのは12件だけ)
原産地の記載は、たとえば「タラ:ロシア」「鶏肉:タイ」「揚げ茄子:ベトナム製造」といった書き方です。載っているメニューと載っていないメニューが混ざっています。
つまり、公式が出しているのは体に入る量の話だけです。どんな材料でできているかという話は、届いてパッケージを見るまで分かりません。
「Yリスト」という名前だけが公開されている

添加物について、ヨシケイが公式に書いている文章は1か所だけです。基準の名前は出しているのに、中身は出していません。
ヨシケイの安心・安全のページには、こうあります。自主基準「YSO基準」の取り組みのひとつとして、次の一文が置かれています。
「独自の食品添加物基準『Yリスト』を定め、安全・安心な商品のお届けに取り組んでいます」
ここから分かることと、分からないことを整理します。
- 分かること:社内に添加物の基準がある
- 分からないこと:どの添加物を使わないのか
- 分からないこと:何品目が対象なのか
- 分からないこと:シンプルミールに適用されているのか
「使用しない添加物リスト」を公開している宅食もあります。その場合は、名前を照らし合わせれば判断できます。ヨシケイの場合は、リストがあるという事実までしか進めません。
公式の単品・冷凍弁当のページにも、添加物の記載はありませんでした。よくある質問のページにも出てきません。方針の文章をいくら追いかけても、品目名にはたどり着かないということです。
かわりに使える数字は、食塩相当量だった

添加物が出ないなら、出る数字で選ぶしかありません。36食で最も差が出たのは食塩相当量でした。
理由は幅です。1食あたり1.2gから2.2gまで、約1.8倍ひらいていました。36食の平均は1.59gです。エネルギーは92kcalから342kcalで、こちらは3.7倍の幅があります。
食塩相当量が多かった5食と、少なかった5食を出します。同じ数値のときは、エネルギーが高いほうを上にしました。
| 順位 | お届け日 | メニュー | 食塩相当量 | エネルギー | 内容量 | 野菜量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 9/7 | 鶏肉のみぞれあん | 2.2g | 339kcal | 168g | 約70g |
| 2 | 9/9 | 揚げたらのトマトソース | 2.2g | 245kcal | 147g | 約70g |
| 3 | 8/31 | やわらか豚のオイスターソース | 2.2g | 167kcal | 140g | 約100g |
| 4 | 9/2 | えびと肉団子のチリソース | 2.1g | 226kcal | 181g | 約60g |
| 5 | 9/4 | 鶏肉の玉子とじ | 2.0g | 342kcal | 177g | 約70g |
| (中略・全36食) | ||||||
| 32 | 9/11 | 豚キムチ風 | 1.3g | 183kcal | 140g | 約90g |
| 33 | 9/21 | 海鮮豚肉入りビーフン | 1.3g | 108kcal | 142g | 約30g |
| 34 | 9/2 | 豚肉の生姜焼き風 | 1.2g | 206kcal | 148g | 約90g |
| 35 | 9/16 | ハンバーグチーズトマトソース | 1.2g | 200kcal | 150g | 約50g |
| 36 | 9/7 | ハンバーグオニオンソース | 1.2g | 168kcal | 150g | 約80g |

厚生労働省のe-ヘルスネットによれば、食塩相当量の1日の目標量は18歳以上の男性で7.5g未満、女性で6.5g未満です。2.2gなら女性の目標量の3分の1を、1食で使います。
ここでもうひとつ。内容量が違うので、100gあたりに直すと順位が動きます。
やわらか豚のオイスターソースは140gで2.2gなので、100gあたり約1.57g。ハンバーグオニオンソースは150gで1.2gなので、100gあたり約0.80gです。重さをそろえると、ちょうど2倍ひらいていました。
もうひとつの目安が野菜量です。約20gから約120gまで、6倍の幅があります。36食の平均は約65.6gでした。成人の1日の目標量は350g以上なので、多いほうを選んでも1食で5分の1ほどです。
36食すべてに小麦が入っていた

アレルギー品目は36食すべてで公開されています。そして小麦は、36食すべてに入っていました。
内訳はこうなります。
- 小麦:36食(100%)
- 乳成分:28食
- 卵:24食
- えび:5食
- かに:2食
- そば・落花生:0食
小麦が100%になる理由は、おかずの作り方にあります。あんかけのとろみ、フライの衣、ハンバーグのつなぎ、しょうゆ。どれも小麦から離れにくい料理です。和風のメニューも中華のメニューも例外がありませんでした。
小麦を避けたい人にとっては、これがいちばん重い数字です。36食のうち、選べる食数は0になります。添加物より先に、ここで決まってしまいます。
逆に言えば、公開されている項目のなかではアレルギー品目がいちばん役に立ちます。全食にそろっていて、しかも判断がはっきり分かれるからです。
では、添加物を減らしたい人はどう選ぶか

添加物の品目を減らしたい人には、ヨシケイの冷凍弁当は判断できない選択肢です。多いからではなく、確認できないからです。
ヨシケイが強いのは別のところにあります。1食あたり約430円という価格と、レンジで約4分という手軽さです。この約430円は、公式の単品・冷凍弁当のページに出ているシンプルミールの表記です。もうひとつのベジミールはおかずが4品入りますが、1食あたりの価格は公式サイトに出ていません。
この安さは、冷凍弁当のなかでも目を引きます。毎日の昼食をまかなう用途なら、有力な候補になります。使いみちが違う、ということです。
いっぽうで、添加物を軸に選びたいなら、道は2つです。
- 原材料名を公開している冷凍弁当に切り替える。品目数で判断できます
- 冷凍弁当という枠から出る。冷蔵で届く作り置きの惣菜という選び方があります
原材料名を出している冷凍弁当なら、数で判断できます。人気10メニューの表示を確認したデリピックスの添加物の記事では3個から15個でした。ナッシュの添加物を確認した記事では8個から17個です。公開さえされていれば、この幅が出ます。
冷凍という枠から出る手もあります。冷凍と解凍の工程がないぶん、必要になる品目が変わるからです。5社をまとめた無添加のおかず宅配おすすめ5社が入口になります。
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よくある質問
- Qヨシケイの冷凍弁当に添加物は入っていますか?
- A
入っているかどうかは、注文前には分かりません。公式の注文メニューページに、原材料名の欄がないからです。2026年8月31日から9月25日までの36食すべてで表示がありませんでした。表示はパッケージで確認することになります。
- Qヨシケイの「Yリスト」とは何ですか?
- A
ヨシケイが定めている独自の食品添加物基準の名前です。公式の安心・安全のページに名前と目的だけが書かれています。どの添加物が対象なのか、何品目なのかは公開されていません。
- Q楽らく味彩とシンプルミールは違うものですか?
- A
同じものです。楽らく味彩は旧名で、2020年2月にシンプルミールへ変わりました。現在のヨシケイ公式ページでも、シンプルミールを紹介する箱の名前に rakuraku という旧名が残っています。
- Qシンプルミールで食塩相当量がいちばん少ないのはどれですか?
- A
36食では、ハンバーグオニオンソースとハンバーグチーズトマトソース、豚肉の生姜焼き風の1.2gが最少でした。最多は2.2gなので、約1.8倍の幅があります。
- Qヨシケイの冷凍弁当は小麦アレルギーでも食べられますか?
- A
36食すべてに小麦が入っていました。アレルギー品目は全食で公開されているので、注文前に確認できます。乳成分は28食、卵は24食に入っていました。
まとめ:ヨシケイの添加物は、公開が0件だった

36食で出た答えは3つです。
- 原材料名の公開は0件。添加物の品目数は出せません
- 公式が答えているのは「Yリスト」という基準名だけ
- 使える数字は食塩相当量1.2gから2.2gと、小麦100%というアレルギー品目
添加物が多いわけでも少ないわけでもありません。判断する材料が、買う前には手に入らないというだけです。ここを混ぜないほうが、選ぶときに迷いません。
明日やることは1つ。気になるメニューのページで、食塩相当量とアレルギー品目だけを確認する。そこがヨシケイで判断できる範囲です。
「原材料名を先に確認してから決めたい」なら、表示を出しているサービスに切り替える手があります。料金と仕組みをまとめたシェフの無添つくりおきの検証記事もどうぞ。
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