ラベルさん先に結論です。わんまいる健幸ディナーの10食(30袋)を対象にしました。原材料名のスラッシュ(/)より後ろの品目は、1食あたり2個から14個。10食を合わせると69個です。
そして、保存料の表記は30袋すべてでゼロ。香料もゼロで、赤色◯号のようなタール色素も出てきません。公式が掲げる「合成保存料・合成着色料不使用」は、表示の側と食い違いませんでした。数字はすべて2026年8月29日にわんまいる公式サイトの商品ページで確認したものです。
「合成保存料不使用」だけでは、いくつなのかが出てこない

「わんまいる 添加物」で調べると、記事はいくらでも出てきます。ところが読み進めても、結局いくつだったのかが書いていないことがほとんどです。多いか少ないかは、実際の数が出てはじめて言える言葉です。
理由の1つは、看板の言葉に限定がついているからです。わんまいるが掲げているのは「無添加」ではありません。「合成保存料・合成着色料は不使用」と、抜くものを2つに絞って名指ししています。
この書き方は正確です。ただし正確なぶん、その2つ以外がどうなっているかは、宣言文だけでは分かりません。
もう1つの理由は、1食が1袋ではないことです。健幸ディナーは主菜1品と副菜2品で1食。1食ぶんの原材料名は、3袋に分かれています。3袋を合わせないと1食の姿になりません。
材料はそろっています。わんまいるは商品ページに、15袋すべての原材料名と重さ、カロリー、塩分、糖質を載せているからです。
公式が「使わない」と書いているものを、原文のまま引く

まず、宣言文そのものを引きます。よくあるご質問には、こう書かれています。
調理工程で合成保存料・合成着色料は使用しておりません。献立5食の平均は糖質30g以下、塩分3.5g未満、400Kcal以下で整えています。
出典:わんまいる公式サイト よくあるご質問(2026年8月29日確認)
もう1つ、健幸ディナーの案内ページには、さらに踏み込んだ答えが載っています。
健幸ディナーは合成保存料は一切使用しておりませんが、提携調理会社様が持つ、プロの味や食感を湯せん・流水解凍で再現するために、安全性が確認された必要最低限の成分(ニガリ・調味料の一部にアミノ酸等)を使用している料理もございます。
出典:わんまいる公式サイト 健幸ディナー(2026年8月29日確認)
ここが大事なところです。公式は「無添加です」とは書いていません。ニガリと調味料(アミノ酸等)の名前まで出して、使う料理があると先に断っています。
ここまで書いてあるなら、残る仕事は1つ。その言葉が、実物の原材料名と合っているかです。
10食・30袋の表示を、品目数の多い順に示す

拾い方は3つだけです。味は判断に入れていません。
- 原材料名のスラッシュ(/)より後ろに、いくつの品目が書かれているか。かっこの中の細目は1つとして扱います。末尾の「(一部に◯◯を含む)」はアレルギー表示なので除いています
- 1食は3袋なので、3袋ぶんを合計した数を、その1食の品目数とします
- 同じ数のときは、1食あたりの食塩相当量が多いほうを上にします
対象は、公式サイトで公開されている健幸ディナーの1373号と1374号です。合わせて10食、30袋になります。栄養成分は公式表示のまま、1食(3袋)ぶんを合計しました。
| 順位 | 1食のセット名 | 号 | 添加物の品目数 | カロリー | 食塩相当量 | 糖質 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 青森県産いか、大根と厚揚げの炊き合せセット | 1373号 | 14個 | 194kcal | 1.1g | 15.3g |
| 2 | 石見ポークの酢豚セット | 1373号 | 11個 | 297kcal | 2.2g | 26.5g |
| 3 | よさこい尾どりのチキンカツセット | 1374号 | 9個 | 340kcal | 0.9g | 21.9g |
| 4 | 大分郷土料理 鶏肉と白ねぎのがめ煮セット | 1373号 | 7個 | 335kcal | 2.1g | 14.8g |
| 5 | 北海道産 天然ぶりの照り焼きセット | 1374号 | 7個 | 186kcal | 1.6g | 16.7g |
| 6 | 島根石見ポークと北海道ホタテと山形最上椎茸の八宝菜セット | 1374号 | 6個 | 341kcal | 2.4g | 24.7g |
| 7 | 長崎県産さばの塩焼きセット | 1374号 | 6個 | 208kcal | 1.9g | 7.1g |
| 8 | 東北産みやぎ豚丼の具セット | 1374号 | 4個 | 387kcal | 4.6g | 14.4g |
| 9 | 桜島鶏のトマトカレーチャップセット | 1373号 | 3個 | 544kcal | 3.5g | 39.1g |
| 10 | 天然まぐろの ど旨い漬けセット | 1373号 | 2個 | 202kcal | 1.7g | 18.0g |

ひとこと断っておきます。この順番は、表示されている品目数が多い順であって、体に悪い順ではありません。
同数が2組ありました。4位と5位はどちらも7個で、食塩2.1gのがめ煮セットを上に。6位と7位はどちらも6個で、2.4gの八宝菜セットを上にしています。
最多の14個と最少の2個で、開きは7倍。同じ健幸ディナーの中でも、週によってここまで動きます。
30袋のうち7袋は、スラッシュそのものがなかった

袋ごとに見ると、はっきりした形が出ます。30袋のうち7袋は、原材料名にスラッシュが1度も出てきませんでした。食材と調味料だけで並びが終わっています。
表示がゼロだったのは、焼くか茹でるかで済む料理
- 長崎県産さばの塩焼き(さば、食塩の2つだけ)
- 山形県最上郡特産秘伝豆の塩茹で(大豆、食塩の2つだけ)
- よさこい尾どりのチキンカツ
- 揚げ春巻き餃子
- 天然まぐろの ど旨い漬け
- ミニオムレツ
- 洋風温野菜(ブロッコリー、人参、かぼちゃ)
ソースをからめる工程がない料理は、書かれる品目が減ります。焼く、茹でる、揚げる。それだけで成り立つ料理が、そのまま7袋に入りました。
いちばん多く出てきたのは調味料(アミノ酸等)
30袋のうち19袋に調味料(アミノ酸等)が書かれていました。公式が先に名前を出していたとおりです。
次が、加工デンプンや増粘剤などとろみをつなぐ品目で12袋。着色料(カラメル)が8袋と続きます。湯せんや流水で解凍すると、ソースは水分が離れやすくなります。とろみを保つ品目は、そこで働きます。
保存料と香料は、30袋とも表記なし
保存料は1袋も出てきませんでした。香料もゼロです。着色料はカラメルだけで、赤色◯号のようなタール色素はありません。公式の「合成保存料・合成着色料不使用」は、30袋の表示と一致していました。
冷凍で届く仕組みも効いています。マイナス18℃以下では細菌が動けないので、日持ちのために薬剤を足す必要が小さくなります。
ただし、品目数が多い=体に悪い、ではない

ここを一緒にすると、選ぶときに迷います。日本で使用が認められている添加物には、使用量の上限があります。書かれている品目が多いことは、そのまま食べる量の多さにはなりません。
毎日の体に積み上がるのは、むしろ食塩とカロリーのほうです。そしてここで、順番がひっくり返ります。
添加物14個で最多だったのは、いかと厚揚げの炊き合せセットです。この回の食塩は1.1gで10食中2番目に少なく、194kcalも下から2番目でした。反対に、添加物2個で最少だったまぐろの漬けセットは食塩1.7g・202kcal。品目数が7分の1でも、食塩とカロリーはこちらが上です。
食塩がいちばん多かったのは豚丼の具セットの4.6gで、添加物は4個。カロリーがいちばん高かったのはトマトカレーチャップセットの544kcalで、添加物は3個です。品目数の順位と、食塩やカロリーの順位はそろいませんでした。
厚生労働省のe-ヘルスネットによれば、食塩相当量の1日の目標量は18歳以上の男性で7.5g未満、女性で6.5g未満。4.6gなら、1食で1日の3分の2ほどです。
公式が約束しているのは「5食の平均」です。実際に平均を出すと、1374号は1食292kcal・食塩2.3g・糖質17.0g。1373号は314kcal・食塩2.1g・糖質22.7gでした。どちらも約束の範囲に入っています。ただし1食ずつ見れば、544kcalの回も4.6gの回もあります。
つまり、添加物の品目数はどこまで手を加えてあるかを、食塩とカロリーは毎日どれだけ体に積み上がるかを表しています。表しているものが違うので、順位もそろいません。見るところは2つあります。
この見方は、わんまいるにかぎった話ではありません。ナッシュの添加物を人気6メニューで確認した記事でも、同じ形になりました。デリピックスの人気10メニューの記事でも結果は変わりません。
では、健幸ディナーはどこを見て決めればいいのか

わんまいるが強いのは、国産食材だけで作った和食のおかずを、1食3袋の形で冷凍庫に入れておけるところです。注文する前に、商品ページで15袋すべての原材料名を読めます。ここまで公開している宅食は多くありません。
いっぽうで、添加物の品目そのものをゼロにしたい人にとっては、健幸ディナーはその目的で作られたものではありません。宣言しているのは合成保存料と合成着色料の2つで、それ以外は料理によって出てきます。
だから、決め方はこうなります。
- 保存料と合成着色料を抜きたいなら、健幸ディナーは条件を満たしています。今回は30袋とも表記なしでした
- 調味料(アミノ酸等)まで抜きたいなら、30袋中19袋に書かれているので、目的とは合いません
- 食塩を抑えたいなら、品目数ではなく1食の食塩相当量を見ます。同じ健幸ディナーでも0.9gから4.6gまで開きました
そして、比べる相手を冷凍どうしに固定しないほうが早いこともあります。湯せんと流水解凍で味を再現する以上、とろみをつなぐ品目はどうしても要るからです。加工デンプンや増粘剤が並ぶ理由は、そこにあります。
味付けまで済んだおかずを、冷蔵で届ける作り置きの宅配という道もあります。再加熱の工程がないぶん、必要になる品目が変わります。同じ「宅食」でも、選ぶ軸そのものが入れ替わる話です。
そちらも候補に入れるなら、5社を1枚にした無添加のおかず宅配おすすめ5社が参考になります。
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よくある質問
- Qわんまいるの健幸ディナーは無添加ですか?
- A
公式は「無添加」とは書いていません。掲げているのは「合成保存料・合成着色料は不使用」の2つです。今回の10食30袋では、1食あたり2個から14個の添加物が原材料名に書かれていました。
- Qわんまいるに保存料は入っていますか?
- A
今回確認した30袋すべてで、保存料の表記はありませんでした。香料も0袋、赤色◯号のようなタール色素も0袋です。冷凍で届くため、日持ちのために薬剤を足す必要が小さいという事情もあります。
- Q添加物がいちばん少なかった献立はどれですか?
- A
1373号の「天然まぐろの ど旨い漬けセット」が、3袋合わせて2個で最少でした。ただしこの回は食塩1.7g・202kcalで、14個だった回の1.1g・194kcalより上です。
- Q健幸ディナーの原材料はどこで確認できますか?
- A
公式サイトの商品ページに、その週の15袋すべての原材料名と重さ、カロリー、塩分、糖質が載っています。スラッシュ(/)より後ろに何個書いてあるかを見てください。そこが添加物です。
まとめ:わんまいるの添加物は、1食2個から14個だった

10食30袋で出た答えは3つです。わんまいるの添加物は1食あたり2個から14個で、合計69個。保存料と香料は30袋とも表記なし。そして品目数が最多だった回のほうが、食塩もカロリーも低いという結果でした。
公式の「合成保存料・合成着色料は不使用」は、30袋の表示と一致していました。ただしそれは、添加物がゼロという意味ではありません。看板の言葉は、抜くものを2つに絞って正確に書いてあります。
明日やることは1つ。気になる週の商品ページを開いて、スラッシュより後ろと、1食の食塩相当量だけを見る。それだけで、うわさではなく数字で決められます。
「味付けは任せたいけれど、添加物の品目はもっと減らしたい」なら、冷凍以外に目を向ける手もあります。料金と仕組みまで踏み込んだシェフの無添つくりおきの検証記事もどうぞ。
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