ラベルさん先に結論です。コープデリで買えるCO・OP商品の冷凍おかず・ミールキット10品を対象にしました。原材料名のスラッシュ(/)より後ろに書かれていた添加物は、0個から8個。10品の合計は42個で、保存料が書かれた商品は1つもありません。
そしてもうひとつ。コープデリの公式サイトには、原材料名も栄養成分も載っていません。それでも実数は取れます。CO・OP商品なら、日本生協連のコープ商品情報検索に全部載っているからです。数字は2026年8月29日に同サイトで取得しました。
コープデリの公式サイトには、原材料名が出てこない

「コープデリ 添加物」で検索すると、記事はいくらでも出てきます。ところが、結局いくつだったのかが書かれていないことがほとんどです。多いか少ないかは、実際の数が出て、はじめて言える言葉です。
理由ははっきりしています。コープデリの公式サイトに、原材料名が載っていないからです。商品ラインナップのページに載っているのは、次の4つだけでした。
- 商品名と内容量
- 税抜きと税込みの価格
- 商品の特長を書いた2〜3行の説明
- 組合員の感想が1件
人気の冷凍食品のページには30品が載っていますが、原材料名は1件もありません。ミールキットのページも同じで、メニュー名と人前と価格までです。
注文サイトのeフレンズには商品情報がありますが、加入とログインが要ります。まだ加入していない人が、注文前に表示を出す道はありません。
CO・OP商品なら、別の公式サイトに全部載っている
ただし、抜け道が1つあります。CO・OP商品は、日本生協連が運営するコープ商品情報検索に登録されています。公開されているのは次の内容です。
- 原材料名(スラッシュより後ろまでそのまま)
- 食品添加物の用途別の内訳
- 栄養成分と、その基準になる単位量(g)
- 主な原材料の産地、遺伝子組換えの情報、工場所在地
そこで、コープデリ公式の人気の冷凍食品に載っている調理済みのおかず13品を、この検索サイトに1つずつ照らしました。商品名と内容量まで一致したのは、13品のうち2品です。骨取りさばの味噌煮(2袋190g)と、レンジでサクッとロースとんかつ(2枚200g)でした。
残る11品はコープデリ限定の商品で、検索しても出てきません。人気商品ほど、注文前には原材料名が分からないということです。
コープデリで買える冷凍おかず10品を、添加物の品目数で順位づけした

取り上げたのは、コープデリで扱うCO・OP商品の冷凍おかず・ミールキット10品です。うち2品は、公式の人気の冷凍食品に載っている商品そのものです。味は判断に入れていません。
条件は3つだけです。
- 原材料名のスラッシュ(/)より後ろに、いくつの品目が書かれているか。かっこの中の細目は1つとして扱います。末尾の「(一部に◯◯を含む)」はアレルギー表示なので除いています
- 【具材】【添付たれ】のように区分が分かれる商品は、区分をまたいで同じ品目名が出たときは1つとします
- 同じ数のときは、100gあたりの食塩相当量が多いほうを上位にします
栄養成分は公式表示のままです。1袋の重さがばらばらなので、100gあたりの食塩相当量も添えました。商品名から出典のページに飛べます。
| 順位 | 商品 | 添加物の品目数 | 内容量 | エネルギー | 食塩相当量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 骨取りサーモンのクリーム煮 | 8個 | 1袋220g | 214kcal | 4.3g(100gあたり2.0g) |
| 2 | 北海道産秋鮭メンチ&ポテトのオニオンソース | 7個 | 1袋250g | 327kcal | 2.9g(100gあたり1.2g) |
| 3 | えびのマヨソースセット | 6個 | 1袋210g | 492kcal | 4.3g(100gあたり2.0g) |
| 4 | 玉ねぎを加える えびとブロッコリーのXO醤炒め | 5個 | 1袋200g | 128kcal | 3.8g(100gあたり1.9g) |
| 5 | 葉野菜を加える 海鮮八宝菜 | 5個 | 1袋320g | 187kcal | 4.1g(100gあたり1.3g) |
| 6 | 国産豚肉を使ったうまか酢豚 | 4個 | 1袋320g | 708kcal | 4.8g(100gあたり1.5g) |
| 7 | 青椒肉絲(国産豚肉使用) | 3個 | 1袋220g | 319kcal | 4.2g(100gあたり1.9g) |
| 8 | レンジでサクッとロースとんかつ | 3個 | 1枚100g | 276kcal | 0.7g(100gあたり0.7g) |
| 9 | きのこを加える たらとさつまいもの甘辛炒め | 1個 | 1袋245g | 412kcal | 3.6g(100gあたり1.5g) |
| 10 | 骨取りさばの味噌煮 | 0個 | 1袋95g | 274kcal | 1.3g(100gあたり1.4g) |

先に断っておきます。この順位は表示されている添加物の品目数が多い順であって、体に悪い順ではありません。
同数が2組ありました。4位と5位は5個で、100gあたり1.9gのXO醤炒めを上に。7位と8位は3個で、1.9gの青椒肉絲を上にしています。
10品中9品に書かれていたのは、とろみをつなぐ品目だった

品目名を照らすと、10品のうち9品に共通していたのは加工でん粉か増粘剤のどちらかでした。それ以外は、商品によって出たり出なかったりします。
とろみをつなぐ品目は、ほぼ全部に入っている
加工でん粉と増粘剤は、どちらもとろみをつなぎとめる品目です。冷凍したたれは、解凍すると水分が離れます。そのままでは具材にからみません。
ミールキットは、自分で野菜や卵を足して炒めます。足した具材から水が出るぶん、たれ側でとろみを保つ必要が大きくなります。
保存料が書かれた商品は、10品で1つもなかった
10品を通して、保存料の表記は0件でした。ソルビン酸もソルビン酸カリウムも出てきません。
冷凍で流通するので、保存料に頼る必要が小さいという事情があります。とはいえ、冷凍の宅配弁当には1品だけ入る例もありました。10品すべてで0件は珍しい結果です。
着色料が入るのは、ソースに色がある4品だけ
着色料の表記があったのは4品です。カラメル、アナトー色素、ウコン色素と名前は違います。入っていたのはクリームソース、オニオンソース、マヨソース、XO醤でした。いずれも、色そのものが仕上がりを決めています。
味噌の色で成り立つ商品には、着色料の表記がありません。
添加物が0個だった商品には、たれが付いていない
10位の骨取りさばの味噌煮は、原材料名にスラッシュがありません。さば、みそ、砂糖、還元水あめ、米発酵調味液、しょうゆ、おろししょうが、米酢、でん粉、食塩の10品目だけです。
この商品は魚に味噌だれをからめて袋詰めした状態で、あとから足すものがありません。湯せんで温めるだけです。工程が少ない料理は、書かれる品目が減るということです。
ただし、品目数が多い=体に悪い、ではない

ここを一緒にすると、選ぶときに迷います。日本で使用が認められている添加物には使用量の上限があり、書かれている品目が多いことは、そのまま食べる量の多さにはなりません。
毎日の体に積み上がるのは、むしろ食塩と脂質のほうです。そしてここで、順位が入れ替わります。
- 添加物3個で7位の青椒肉絲は、100gあたり食塩1.9gで10品中2番目
- 添加物7個で2位の秋鮭メンチは、100gあたり1.2gで下から3番目
- 添加物0個の骨取りさばの味噌煮は、100gあたり1.4gで真ん中あたり
品目数の順位と、食塩の順位は一致しません。醤油と砂糖でしっかり味を付ける料理は、乳化させたり色をつけたりする品目が要らないかわりに、食塩が上がります。
1袋あたりで見ると、いちばん多いのはうまか酢豚の4.8gです。ただしこれは2〜3人前の商品なので、2人で分ければ1人2.4gという計算になります。
厚生労働省のe-ヘルスネットによれば、1日の目標量は18歳以上の男性で7.5g未満、女性で6.5g未満。2.4gなら1食で3分の1前後です。
ミールキットには注意点があります。野菜や卵を自分で足すので、実際に食べる量は表示より増えます。表示は、キットに入っているぶんの数字です。
つまり、添加物の品目数はどこまで手を加えてあるかを、食塩と脂質は毎日どれだけ体に積み上がるかを表しています。表しているものが違うので、順位もそろいません。見るところは2つあります。
この見方は、コープデリにかぎった話ではありません。デリピックスの人気10メニューでも、ナッシュの人気6メニューでも、同じ結果になりました。
では、添加物を減らしたい人はどこを見ればいいのか

コープデリが強いのは、CO・OP商品なら表示が丸ごと公開されているところです。原材料名も添加物の内訳も産地も出てきます。ここまで出す宅配は多くありません。
弱いところもはっきりしています。
- コープデリ限定の商品は、注文前のページに原材料名が出てこない
- 公式の人気商品ほど、その限定商品にあたる
- eフレンズで表示を見るには、加入とログインが要る
だから、候補を冷凍おかずどうしに固定しないほうが早いと思います。味付けまで済んだおかずを、冷蔵で届ける作り置きの宅配という道もあります。冷凍と再加熱の工程がないぶん、必要な品目が変わります。
そちらも候補に入れるなら、5社をまとめた無添加のおかず宅配おすすめ5社が参考になります。
シェフの無添つくりおき

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よくある質問

- Qコープデリの冷凍おかずは無添加ですか?
- A
全部が無添加というわけではありません。今回の10品には、0個から8個の添加物が書かれていました。ただし0個の商品もあります。骨取りさばの味噌煮は、原材料名にスラッシュそのものがありません。
- Qコープデリの冷凍おかずに保存料は入っていますか?
- A
今回の10品では、保存料の表記は0件でした。冷凍で流通するため、保存料に頼る必要が小さいという事情があります。ただし商品は入れ替わります。注文前に表示をご確認ください。
- Qコープデリの原材料はどこで見られますか?
- A
コープデリの公式サイトには載っていません。CO・OP商品なら、日本生協連のコープ商品情報検索で表示できます。商品名かバーコード番号から検索する形です。原材料名も栄養成分も産地も出てきます。
- Q添加物がいちばん少ない商品はどれですか?
- A
今回の10品では、骨取りさばの味噌煮が0個で最少でした。次が、きのこを加える たらとさつまいもの甘辛炒めの1個。増粘剤(加工でん粉、キサンタンガム)だけです。
まとめ:コープデリの冷凍おかずの添加物は、0個から8個だった

10品を順位づけして出た答えは3つです。添加物は0個から8個で、合計42個。保存料の表記は10品とも0件。10品中9品に、とろみをつなぐ品目が入っていました。完全な無添加ではありませんが、名前だけで決めつけられる数でもありません。
いちばん引っかかるのは、そこではないかもしれません。コープデリの公式サイトでは、原材料名そのものが出てこない。人気商品ほど、注文前には表示が分かりません。
明日やることは1つ。気になる商品名をコープ商品情報検索に入れて、スラッシュより後ろと食塩相当量だけを見る。それだけで、うわさではなく数字で判断できます。名前が出てこなければ、コープデリ限定の商品です。
「味付けは任せたいけれど、添加物の品目は減らしたい」なら、冷凍のおかず以外に目を向ける手もあります。料金と仕組みをまとめたシェフの無添つくりおきの検証記事もどうぞ。
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