ラベルさんマヨネーズは、添加物の少ない調味料でした。5商品の表示は0品目から2品目までに収まっています。
いっぽうドレッシングは、6商品で0品目から7品目までに分かれました。同じ言葉がついていても、名乗るための決まりが違うからです。
そのため、買う先も種類で変わります。この記事では14商品の原材料名と、各社が公式に案内している買い方を順に示します。各社の表示を確認したのは2026年8月29日です。
買える場所は3つ。ケチャップだけはスーパーでそろった

どこへ行けば買えるのかを先に書きます。買える場所は3つでした。
- スーパーの調味料売り場。キユーピー、味の素、カゴメ、理研ビタミンの商品が入ります
- 自然食品店。創健社とムソーは、取扱店の一覧を公式サイトで公開しています
- 公式の通販。創健社は自社のオンラインショップ、ムソーは直営店とオンラインショップを持っています
なぜ3つに分かれたのか。理由は、原材料名にスラッシュのない10商品の内訳にあります。
14商品のうち、添加物の表示がなかったのは10商品でした。そのうち7商品は自然食品を扱う会社のものです。
残る3商品はケチャップでした。カゴメの2商品と、光食品の1商品です。カゴメの2商品はスーパーの売り場に入ります。
ケチャップだけは、いつもの店で買えます。マヨネーズとドレッシングは、種類によって行き先が変わります。
調味料をのぞく売り場でも、同じような差が出ています。結果は調味料をのぞいた売り場の0品目にあります。
マヨネーズ5商品の添加物は、0品目から2品目までで止まった

まずマヨネーズです。キユーピー・味の素・創健社・ムソーの公式ページから、5商品の表示を調べました。
| 商品 | メーカー | 内容量 | 原材料名 | 添加物 | 100gの脂質 | 100gの食塩相当量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キユーピー マヨネーズ | キユーピー | 450g | 食用植物油脂(国内製造)、卵黄、醸造酢、食塩、香辛料/調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物 | 2品目 | 74.7g | 2.0g |
| ピュアセレクト マヨネーズ | 味の素 | 400g | 食用植物油脂(菜種油(国内製造)、大豆油、コーン油)、卵、水あめ、醸造酢(醸造酢、ぶどう酢、穀物酢、米酢)、食塩、香辛料、濃縮レモン果汁/調味料(アミノ酸) | 1品目 | 73.3g | 1.8g |
| 有精卵マヨネーズ | 創健社 | 200g | 食用植物油脂(なたね油、べに花油)(国内製造)、卵黄(鶏卵(国産))、醸造酢、砂糖、食塩、香辛料 | 0品目 | 74.2g | 1.7g |
| べに花マヨネーズ | 創健社 | 300g | 食用植物油脂(なたね油、べに花油)(国内製造)、卵黄、醸造酢、砂糖、食塩、香辛料 | 0品目 | 75.0g | 1.7g |
| 平飼い鶏の有精卵マヨネーズ | ムソー | 290g | なたね油(国内製造)、卵、りんご酢、果実酢、砂糖、食塩、香辛料 | 0品目 | 73.3g | 1.3g |
※100gの値は、各社公式の15gまたは12g表示から計算した数字です。
いちばん多いキユーピー マヨネーズで2品目、いちばん少ない3商品は0品目でした。5商品の幅は、たった2品目です。
マヨネーズだけを14商品まで増やすと、0品目の1本は自然食品の通販ではなく大手のプライベートブランドにありました。銘柄と売り場はイオンで見つかった0品目の1本に出しています。
品目数の見方に、ひとつ注意があります。加工助剤にあたるもの、それにキャリーオーバーは、原材料名に書かなくてよい決まりです。0品目という結果は、書く決まりのある添加物が1つも出てこなかったことを表します。使ったか使わなかったかまで読み取れる数字ではありません。
脂質にも差はほとんどありません。73.3gから75.0gまで、幅は1.7gでした。添加物の表示があってもなくても、油の量はほぼ同じです。
差がついたのは食塩相当量でした。ムソーの1.3gがいちばん少なく、キユーピーの2.0gがいちばん多い値です。
もうひとつ。原材料が油・卵・酢・食塩の4つで終わる商品は、5商品の中にありませんでした。どれも砂糖か香辛料が加わり、6つか7つで行が終わります。
創健社はべに花マヨネーズのページに、調味料(アミノ酸)は加えていないと書いています。ムソーの商品ページにも同じ趣旨の記載がありました。
出どころは各社の公式ページです。キユーピー マヨネーズ、ピュアセレクト マヨネーズ、有精卵マヨネーズの3つを加えた5ページです。
ドレッシング6商品は、0品目と7品目に分かれた

次がドレッシングです。理研ビタミン・キユーピー・光食品・ムソーの公式ページから6商品を調べました。
| 商品 | メーカー | 内容量 | 添加物 | 100gの脂質 | 100gの食塩相当量 | エネルギー |
|---|---|---|---|---|---|---|
| リケンのノンオイル 青じそ | 理研ビタミン | 190ml | 7品目 | 0g | 5.3g | 53kcal |
| 深煎りごまドレッシング | キユーピー | 180ml | 4品目 | 36.0g | 3.3g | 393kcal |
| 有機青じそノンオイルドレッシング | 光食品 | 200ml | 0品目 | 0g | 6.1g | 51kcal |
| 果実の恵みドレッシング | 光食品 | 200ml | 0品目 | 12.5g | 6.1g | 177kcal |
| 国産なたね油使用 野菜ドレッシング | 光食品 | 200ml | 0品目 | 16.3g | 6.1g | 199kcal |
| 旬菜健美・胡麻ドレッシング | ムソー | 390ml | 0品目 | 51.1g | 2.3g | 544kcal |
※光食品の野菜ドレッシングは100ml、ほかの5商品は100gあたりの公式値です。

マヨネーズの幅が2品目だったのに対し、ドレッシングは0品目から7品目まで7つ分開きました。同じ売り場で、これだけ分かれます。
7品目のリケンのノンオイル 青じそには、増粘剤(キサンタンガム)が入っています。残りは調味料(アミノ酸等)と酸味料、香料、香辛料抽出物、ビタミンB1、そして甘味料(スクラロース)でした。
いっぽう光食品の有機青じそノンオイルドレッシングは、原材料名にスラッシュがありません。とろみのもとは有機米醗酵調味料や有機梅肉、こんぶで、増粘剤の文字は出てきません。
油を使わない商品でとろみをどうするか。会社によって答えが分かれています。
光食品はドレッシングの商品紹介ページで、有機うめしょうゆノンオイルドレッシングについてこう書いています。増粘剤を使用せず、国産有機こんにゃく粉を使用してとろみを出しました、と。
数字のほうも、品目数とは連動しませんでした。0品目の4商品の脂質は、0gから51.1gまで開いています。ムソーの胡麻ドレッシングは51.1gです。
食塩相当量も同じです。0品目の光食品3商品は6.1gで、6商品の中では多いほうに入ります。少なかったのは、同じ0品目のムソーで2.3gでした。
油を減らした話や脂質の差は、ドレッシング6商品の脂質と表示のほうにまとめてあります。
出どころはリケンのノンオイル 青じそと深煎りごまドレッシングの2ページです。
残る4商品は、ムソーが公開している有機青じそノンオイル・果実の恵み・野菜ドレッシング・旬菜健美・胡麻の各ページです。
ケチャップ3商品は、大手も自然食品の会社もスラッシュがなかった

3つめの種類がケチャップです。カゴメと光食品の公式ページから3商品を調べました。
| 商品 | メーカー | 内容量 | 原材料名 | 添加物 | 100gの食塩相当量 | 炭水化物 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| カゴメトマトケチャップ | カゴメ | 500g | トマト(輸入又は国産(5%未満))、糖類(砂糖・ぶどう糖果糖液糖、ぶどう糖)、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料 | 0品目 | 3.3g | 27.9g |
| 有機トマト使用トマトケチャップ | カゴメ | 300g | 有機トマト(アメリカ)、砂糖、醸造酢、食塩、有機たまねぎ、香辛料 | 0品目 | 2.2g | 28.0g |
| 有機トマトケチャップ・チューブ | 光食品 | 300g | 有機トマト、糖類(有機砂糖、麦芽水飴)、有機醸造酢(有機米酢、有機りんご酢)、食塩、有機たまねぎ、有機にんにく、香辛料 | 0品目 | 2.8g | 28.7g |
3商品ともスラッシュがありません。ケチャップは、売り場を変えなくても表示のない商品に手が届きます。
原材料の中身もよく似ています。トマト、糖類、酢、食塩、たまねぎ、香辛料。光食品はにんにくが1つ多いだけです。
差がついたのは食塩相当量でした。2.2gから3.3gまで1.1gの開きがあり、いちばん少ないのはカゴメの有機トマト使用トマトケチャップです。
炭水化物は27.9gから28.7gで、ほとんど変わりません。糖の量で選び分ける場面ではないということです。
出どころはカゴメトマトケチャップと有機トマト使用トマトケチャップの2ページです。
光食品の商品は、ムソーが公開している有機トマトケチャップ・チューブのページで確認しました。
「マヨネーズ」と名乗れる条件は、日本農林規格の原文に書いてある

マヨネーズの幅が2品目で止まった理由は、規格のほうにありました。
規格の名前はドレッシングの日本農林規格(JAS 0955:2024・PDF)。出しているのは農林水産省です。その3.6に、こうあります。
半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、蜂蜜、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料及び添加物を使用していないものであって、
原材料及び添加物に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のもの
ここで名前が挙がっている添加物は2つだけです。調味料(アミノ酸等)と香辛料抽出物。ほかの添加物が入れば、その時点でマヨネーズではなくなります。
必須原材料は3.1に定義があります。食用植物油脂と、食酢またはかんきつ類の果汁のことです。
品質基準のほうも数字が入っています。表1によると、水分は30%以下、油脂含有率は65%以上でなければなりません。
ここが5商品の結果とそろいます。上限が2つなのだから、マヨネーズと書かれた商品の添加物は最大でも2品目で止まります。
いっぽう消費者庁が出している食品表示基準の見直し資料(PDF)にも、同じ定義がありました。
ただし別表第3のほうは、酸味料が加わって3つでした。2つの決まりで、挙がっている添加物の数が違うということです。
では、ドレッシングはどうか。ここが違います。
同じ規格の4.4に、乳化液状ドレッシングと分離液状ドレッシングの基準があります。原材料の欄は、油脂と食酢の種類を決めているだけでした。使える添加物のリストがありません。
だから同じ売り場で、0品目と7品目が並びます。買うときに見るのは、名称の欄と原材料名です。
言葉の決まりをまとめて知りたいときは、無添加とは?売り場での見分け方もどうぞ。
公式が案内している買い方は、会社ごとに違った

ここからが買い方です。今回の3社は、案内のしかたがそれぞれ違いました。
| 会社 | 公式が案内している買い方 | 公開している数 |
|---|---|---|
| 創健社 | 取扱店一覧と、自社のオンラインショップ | 47都道府県 |
| ムソー | 取扱店一覧、直営店、オンラインショップ | 46都道府県+直営5店 |
| 光食品 | 問い合わせると小売店を紹介する(直販なし) | ― |
いちばん分かりやすいのが創健社です。取扱店一覧に47都道府県の名前が並び、県名を押すと店名が出てきます。
創健社のオンラインショップも公式サイトから案内されています。近くに店がなくても、ここで買えます。
ムソーの取扱店一覧も同じつくりです。ただし県名が並んでいるのは46で、岩手県のページには店名が入っていませんでした。
ムソーには直営店もあります。ムスビガーデンという名前で、東京に3店、神奈川県と大阪に1店ずつの5店です。オンラインショップも案内されています。
いちばん注意したいのが光食品でした。公式サイトのお問合せページに、こう書かれています。
現在弊社では個人のお客様への直接販売の体制が整っていないため、弊社からの直販をご遠慮させていただいております、と。
そのかわり、希望の商品名と住所を伝えると小売店を紹介する、という案内が続きます。公式に問い合わせれば、近くの店を教えてもらえるということです。
キユーピー、味の素、カゴメ、理研ビタミンの4社は、スーパーの調味料売り場に入ります。カゴメの有機トマト使用トマトケチャップも同じ売り場の商品です。
買う先を決めるときの、3つの目安
14商品から出たことを、3つに絞ります。
1つめ。ケチャップは、いつもの店から動かなくていい。今回の3商品はすべて0品目でした。カゴメの2商品はスーパーの売り場にあります。
2つめ。マヨネーズは、名称の欄で当たりがつく。「マヨネーズ」と書かれていれば添加物は多くて2品目です。0品目がほしいときだけ、自然食品店か公式通販へ回ります。
3つめ。ドレッシングだけは、店を決めても終わらない。0品目と7品目が同じ売り場に入ります。手に取ったら原材料名のスラッシュを探します。
食塩相当量も一緒に見ておくと外しません。今回のドレッシング6商品は、100gで2.3gから6.1gまで開きました。
そのうえで、1本ずつ買い替えるより、おかずのほうを入れ替えたい日もあります。原材料を絞って作られた惣菜が、家まで届くサービスもあります。
シェフの無添つくりおき

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よくある質問
- Q添加物の表示がないドレッシングは、スーパーで買えますか?
- A
今回の6商品では、0品目だった4商品はいずれも光食品とムソーのものでした。創健社とムソーは取扱店一覧を公式サイトで公開しています。光食品は問い合わせに応じて小売店を紹介する、と案内しています。
- Q「マヨネーズ」と名乗れる条件はどこに書いてありますか?
- A
ドレッシングの日本農林規格(JAS 0955:2024)の3.6です。出しているのは農林水産省です。卵黄または全卵を使い、食用植物油脂が65%以上で、添加物は調味料(アミノ酸等)と香辛料抽出物だけ、と定義されています。品質基準のほうは油脂含有率65%以上、水分30%以下でした。
- Q原材料が油・卵・酢・食塩だけのマヨネーズはありますか?
- A
今回の5商品にはありませんでした。添加物0品目の3商品も、砂糖と香辛料が加わって原材料は6つか7つです。創健社の2商品は砂糖にてんさい糖を使っていると公式ページに書かれています。
- Qノンオイルのドレッシングには何が入っていますか?
- A
商品で分かれます。リケンのノンオイル 青じそには増粘剤(キサンタンガム)を含む7品目がありました。光食品の有機青じそノンオイルドレッシングはスラッシュがなく、有機米醗酵調味料や有機梅肉、こんぶが入っています。
- Q光食品の商品は公式サイトから直接買えますか?
- A
買えません。公式サイトのお問合せページに、個人への直接販売の体制が整っていないため直販は遠慮している、と書かれています。希望の商品名と住所を伝えると小売店を紹介する、という案内があります。
まとめ:種類で行き先が変わる。ドレッシングだけが最後まで残る

14商品から出た答えは2つです。マヨネーズの添加物は0品目から2品目までで、これは日本農林規格が名乗る条件を決めているからでした。
そしてドレッシングは0品目から7品目まで開きます。同じ規格でも、こちらには使える添加物のリストがありません。
買う先は3本立てでした。ケチャップはスーパー、0品目のマヨネーズとドレッシングは自然食品店か公式通販です。創健社は47都道府県、ムソーは46都道府県の取扱店を公開しています。
今日できることは1つ。冷蔵庫の3本を取り出して、名称の欄に何と書いてあるかをメモする。「マヨネーズ」か「ドレッシング」か。それだけで次に行く先が決まります。
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