【0品目は米粉の1袋だけ】無添加のから揚げ粉はどこで買える?13商品

クラフト紙の板の上にステンレスの細い棒が二本交差して置かれている 体に悪い?食品査定
ラベルさんラベルさん
から揚げ粉って、どれを裏返しても「調味料(アミノ酸等)」って書いてあるの。入っていない商品って売っているの。
うーめんうーめん
売ってるよ。13商品のうち3商品には入っていなかった。その3商品は、うま味を粉に入れるのをやめた商品だ。

先に答えを書きます。から揚げ粉・から揚げの素と名のつく13商品を対象に、各社の公式ページに出ている原材料名を1件ずつ書き写しました。13商品のうち10商品に「調味料(アミノ酸等)」が入っています。ここで商品が分かれました。

入っていない3商品には、共通点があります。うま味を粉ではなく、だしの素材か、別添えの漬け込みだれのほうに移していました。粉に味をつける役目を持たせなければ、この1行は要らなくなります。

添加物の表示が0品目だったのは1商品です。国産の米粉でできた粉で、粉の売り場ではなく、粉の会社の通販に置かれていました。

原材料名と栄養成分は、13商品ぶんを2026年9月1日に公式ページで確認しています。

から揚げ粉が「添加物のかたまり」と言われるのは、粉が味つけまで引き受けているから

灰色の壁の部屋にクラフト紙の大きな板が一枚立てかけてある。粉に味が入る導入

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から揚げ粉は、鶏肉にまぶすだけで味が決まる商品です。しょうゆ、にんにく、しょうが、こしょう。この味つけを、粉の1袋に全部入れてあります。

味を粉に持たせると、うま味を足す材料が要ります。それが「調味料(アミノ酸等)」です。今回の13商品では、この1語が入っている商品が10ありました。

ここが、同じ粉ものでも小麦粉や片栗粉と違うところです。小麦粉は味をつけません。から揚げ粉の仕事は、味をつけることです。味をつけるという役目が、そのまま原材料名の後ろに出てきます。

言葉のほうの事情もあります。袋の表に「無添加」の3文字を出せる条件は、2024年3月末で切り替わりました。何がどう変わったかは無添加という言葉が使える条件にまとめています。

確かめるのは1か所です。原材料名を最後まで読んで、スラッシュの向こう側に何語あるかを数えます。その数がそのまま品目数です。

から揚げ粉13商品の添加物。粉タイプが10商品、液体を使うものが3商品

ステンレスの面にアルミの薄い円板が十枚、一列に並んでいる。商品を書き出す場面

先に結果を並べます。品目の数え方は、スラッシュより後ろに並ぶ項目を読点ごとに1つとしました。「増粘剤(キサンタンガム)」のようにかっこが付くものは、ひとまとまりで1品目と見ます。

商品(内容量)会社タイプ調味料(アミノ酸等)品目数
お米で作ったからあげ粉 90gみたけ食品工業粉なし0品目
国産小麦のから揚げ粉 100g日本生活協同組合連合会粉あり1品目
極サクッから揚げ粉 100g昭和産業粉あり2品目
カラッと揚がる から揚げ粉 まぶし用 100gトップバリュ粉あり3品目
もう揚げない!!焼きからあげの素 80g昭和産業粉あり3品目
から揚げの素 160g日本食研粉あり3品目
から揚げ粉 100gセブンプレミアム粉あり4品目
パリッジュ~から揚げ粉 80g昭和産業粉あり5品目
味覇から揚げ粉 80g昭和産業粉あり5品目
黄金の味中辛から揚げ粉 80g昭和産業粉あり7品目
からあげの素 220gエバラ食品液体あり3品目
スマイルDeli から揚げの素 170gモランボン液体+粉なし5品目
スマイルDeli 旨塩から揚げの素 170gモランボン液体+粉なし5品目

品目数は0から7まで開きました。いちばん多い黄金の味中辛から揚げ粉の7品目は、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、D-キシロース、乳化剤、香料、甘味料(スクラロース)、酸味料です。甘みと酸味を足す材料が入るぶん、行が伸びています。

モランボンの2商品は、漬け込みだれと粉が別の袋に分かれています。たれ側が2品目、粉側が3品目で、合わせて5品目としました。

原材料名の出どころは、次の商品ページです。みたけ食品工業、コープ商品情報、昭和産業の極サクッと焼きからあげの素とパリッジュ~と味覇と黄金の味中辛、トップバリュ、日本食研、セブンプレミアム、エバラ食品、モランボンのから揚げの素と旨塩から揚げの素から写しました。

大手2社は表に入れていません。日清製粉ウェルナとニップンです。どちらも公式の商品ページに栄養成分は出ていますが、原材料名の欄がありませんでした。原材料名を並べる回なので、今回は外しています。

着色料でも香料でも商品は分かれない。共通していたのは調味料の1語だけ

朝の光が当たるクラフト紙の上にアルミの小片が三つ散らばっている。共通する一点の対比

どの材料で商品が分かれるのか。用途ごとに数を出しました。

  • 調味料(アミノ酸等):10商品。13商品のうち10です
  • 膨張剤(ベーキングパウダーを含む):6商品。半分を割りました
  • 乳化剤:7商品
  • 着色料:3商品。すべてパプリカ色素で、すべて昭和産業の商品でした
  • 香料:1商品。黄金の味中辛から揚げ粉だけです

あらかじめ疑っていたのは、着色料と香料でした。から揚げの茶色い衣を見て、色をつける材料が入っていると思っていたからです。結果は3商品で、カラメル色素は1つも出ませんでした。出たのはパプリカ色素だけです。

香料に至っては1商品です。しょうゆとにんにくの匂いが強い食べ物なので、香りを足す必要が薄いのだと読めます。

膨張剤でも商品は分かれませんでした。6商品と7商品でほぼ半々です。衣をふくらませるかどうかは、まぶすタイプか水で溶くタイプかで変わるところで、商品の性格の違いにとどまります。

残ったのが調味料でした。13商品中10商品、粉タイプに限れば10商品中9商品です。から揚げ粉の原材料名を長く見せているのは、色や香りではなく、うま味のほうでした。

ここで表示のきまりを1つ。東京都保健医療局の食品衛生の窓には、用途をあらわす1語だけで書いてよい区分が14種類ある、と出ています。物質名を出さずに済む書き方です。今回そろったなかでは、調味料、膨張剤、乳化剤、香料、酸味料、pH調整剤の6つがここに入ります。決まりの本体は消費者庁の食品添加物表示に関する情報で読めます。

つまりこの1語の裏に物質がいくつあるのかは、袋の裏からは分かりません。同じ読み方を他の食品にも当てた結果は調味料の表示を種類ごとに並べた記事に置いています。

調味料が入っていない3商品は、うま味の置き場所を移していた

逆光の台にクラフト紙の細長い帯が三枚ずれて重なっている。うま味の置き場所を移す話

本題です。調味料が入っていなかった3商品を、原材料名ごと出します。

みたけ食品工業「お米で作ったからあげ粉」90g
うるち米(国産)、食塩、鰹節エキスパウダー、麦芽糖、砂糖、ミルポワパウダー、酵母エキス、昆布パウダー、香辛料

スラッシュがありません。うま味は、かつお節と昆布と酵母エキスで出しています。だしの材料で味を組み立てているので、後ろに何も要らなくなりました。

モランボン「スマイルDeli から揚げの素」170g
漬け込みだれ:醤油(国内製造)、発酵調味料、ニンニク、砂糖、生姜、リンゴ、玉ネギ、唐辛子、コショウ/増粘剤(キサンタン)、酸化防止剤(V.C)
から揚げ粉:小麦粉、澱粉/加工澱粉、膨張剤、乳化剤

モランボン「スマイルDeli 旨塩から揚げの素」170g
漬け込みだれ:発酵調味料、ニンニク、食塩、還元水あめ、砂糖、リンゴ、食用植物油脂、生姜、チキンエキス、コショウ、レモン果汁、唐辛子、コンブ/増粘剤(キサンタン)、香辛料抽出物
から揚げ粉:小麦粉(国内製造)、澱粉/加工澱粉、膨張剤、乳化剤

この2商品は、味つけを液体のたれに任せています。粉のほうは小麦粉とでん粉だけで、味を持っていません。だから粉側の3品目は、衣をふくらませて口あたりを整えるための材料だけになります。

たれ側も、しょうゆ、発酵調味料、にんにく、りんごで味を組んでいて、うま味を足す1語は入りませんでした。粉に味を持たせるのをやめると、調味料の行が消える。3商品に共通していたのはここです。

ついでに、書き方の違いも出ました。トップバリュとコープの公式ページは、原材料名の欄と添加物の欄を分けて出しています。スラッシュを探さなくても、添加物だけがそのまま読める形です。同じ13商品でも、読み手の手間はここで変わります。

売り場で表示を見分ける順番は売り場で表示を確かめる手順をまとめた記事に置きました。

ただし、品目数が少ないから揚げ粉ほど塩が軽い、とはならなかった

格子の影が落ちる紙の上にステンレスの浅い皿が三枚積まれている。順番が入れ替わる場面

ここまで品目数で並べましたが、この順番は良し悪しを表しません。粉100gに換算し直すと、並びが変わります。

商品食塩相当量エネルギー品目数
国産小麦のから揚げ粉(生協)13.2g313kcal1品目
カラッと揚がる から揚げ粉 まぶし用(トップバリュ)10.7g326kcal3品目
もう揚げない!!焼きからあげの素(昭和産業)9.1g337.5kcal3品目
パリッジュ~から揚げ粉(昭和産業)8.3g332.5kcal5品目
から揚げの素(日本食研)7.5g330kcal3品目
黄金の味中辛から揚げ粉(昭和産業)6.8g347.5kcal7品目
お米で作ったからあげ粉(みたけ食品工業)6.5g331kcal0品目
味覇から揚げ粉(昭和産業)6.3g341.3kcal5品目
極サクッから揚げ粉(昭和産業)5.9g342kcal2品目
から揚げ粉9商品の添加物の品目数と、100gあたりの食塩相当量が連動していないことを示した図

単位をそろえた商品があります。昭和産業の4商品と日本食研は、公式の表示が1袋80gあたりでした。いずれも80で割って100を掛けています。食塩相当量7.3g÷80×100で9.1g、266kcal÷80×100で332.5kcalという計算です。みたけ食品工業とコープとトップバリュの3商品は、公式が100gあたりで出しています。

セブンプレミアムは、公式ページに原材料名はありますが栄養成分表示が出ていないため、この表には入れていません。

逆になっているところが2つあります。1品目の国産小麦のから揚げ粉が13.2gで9商品のうち最多、7品目の黄金の味中辛から揚げ粉が6.8gでした。0品目のお米で作ったからあげ粉は6.5gで、9商品の真ん中あたりです。

食塩相当量の幅は5.9gから13.2gで、2.2倍ひらきました。品目数で並べたときとは、順序がそろいません。から揚げ粉と天ぷら粉のあいだにも同じような差があって、その実測はから揚げ粉と天ぷら粉を6商品で並べた回にあります。今回はPBと生協まで範囲を広げたので、から揚げ粉だけでも幅がさらに広がりました。

衣に使うもう一方の粉では、同じ読み方でも結果が変わりました。0品目が7つあったパン粉の調べでは、表示に出た品目は揚げるためではなく、パンを焼く工程で使われるものです。

どこで買うか。0品目と1品目は、粉の売り場の外にあった

丸めたクラフト紙の筒が一本、夕方の光の中で大きく写っている。買える道筋の案内

入手ルートは3つに分かれました。

  1. 粉の会社の通販(0品目)。みたけ食品工業のお米で作ったからあげ粉は、同社の公式オンラインショップで扱っています。国産の米粉が主原料で、小麦粉を使っていません
  2. 生協の宅配(1品目)。国産小麦のから揚げ粉の原材料名は、コープの商品情報で読めます。添加物は調味料(アミノ酸)の1語だけです
  3. 一般のスーパー(2品目から7品目)。昭和産業、日本食研、モランボン、エバラ食品、それにPBの2商品がここです。いちばん短いのは極サクッから揚げ粉の2品目でした

ホットケーキミックスのときと違い、スーパーの中でも2品目まで下がります。調味料(アミノ酸等)を外したいなら、たれと粉が別になっているモランボンの2商品もあります。品目数は5ですが、うま味を足す1語は入っていません。

1つ断っておきます。0品目や1品目という書き方は、あくまで「表示に出ていない」という意味です。表示しなくてよい区分が2つあります。1つは加工助剤、もう1つはキャリーオーバーです。袋の裏から追えるのは、その手前までと考えてください。

それに、から揚げは夕食の1品です。ほかのおかずも同じように見ていきたいとなると、粉を選び直すだけでは足りません。使わない材料を公式に明記した宅配を、1回だけ頼んでみる手もあります。

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よくある質問

Q
添加物の表示がないから揚げ粉はありますか?
A

13商品のうち1つありました。みたけ食品工業のお米で作ったからあげ粉で、うるち米、食塩、鰹節エキスパウダーなど9つの材料だけです。スラッシュもありません。ただし表示しなくてよい区分もあります。加工助剤、それにキャリーオーバーです。袋の裏には、そこまでは書かれていません。

Q
「調味料(アミノ酸等)」が入っていないから揚げ粉はどれですか?
A

13商品では3つでした。みたけ食品工業のお米で作ったからあげ粉と、モランボンのスマイルDeli から揚げの素、同じくスマイルDeli 旨塩から揚げの素です。いずれもうま味を粉に入れず、だしの素材か漬け込みだれのほうで出しています。

Q
から揚げ粉に着色料や香料は入っていますか?
A

思ったより少なめでした。着色料は13商品のうち3商品で、すべてパプリカ色素です。カラメル色素は出ませんでした。香料は1商品だけで、黄金の味中辛から揚げ粉に入っています。品目数を押し上げているのは、色や香りではなく調味料のほうでした。

Q
品目数が少ないから揚げ粉なら、塩分も控えめですか?
A

そろいませんでした。粉100gに換算すると、1品目の国産小麦のから揚げ粉が食塩相当量13.2gで9商品のうち最多、7品目の黄金の味中辛から揚げ粉が6.8gです。0品目のお米で作ったからあげ粉は6.5gでした。どれだけ使うかは、品目数ではなく栄養成分表示のほうで決めるのが確実です。

まとめ:商品を分けていたのは調味料の1語。うま味を粉の外に出した商品を選ぶ

クラフト紙の上に空のステンレスの角バットが一枚だけ置かれている。後ろの一行を見る結び

この記事の答えは3つです。

  • 13商品のうち10商品に「調味料(アミノ酸等)」が入っていました。着色料は3商品、香料は1商品で、こちらでは商品が分かれません
  • 入っていなかった3商品は、うま味を粉ではなくだしの素材か漬け込みだれに移していました。粉に味つけをさせないと、この1語が消えます
  • 表示が0品目は1商品で、粉の会社の通販にありました。1品目は生協の宅配です。一般のスーパーでもいちばん短いものは2品目まで下がりました

そして品目数が少ない商品ほど塩が控えめ、とはなりませんでした。粉100gあたりで最多だったのは1品目の商品で13.2g、最少は2品目の商品で5.9gです。

明日やることは1つです。家にあるから揚げ粉を出して、スラッシュより後ろの1語目を見る。そこが「調味料」なら、味つけを粉に任せているタイプです。

粉は選び直せますが、夕食のおかず全部までは手が回りにくくなります。おかず宅配5社の表示を横に並べた回もあわせてどうぞ。

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