【発色剤は4品目のうち1つ】シャウエッセンは体に悪い?食塩が動いたのは味違いのほう

朝の調理台に白い長皿がひとつだけ置かれた明るい台所 体に悪い?食品査定
ラベルさんラベルさん
シャウエッセンの袋の裏に、発色剤って書いてあるでしょ。朝ごはんの定番だけど、毎日出していいのか迷うのよね。
うーめんうーめん
書いてあるのは事実です。シャウエッセンを含むウインナー6商品の原材料名と栄養成分を公式サイトで集めて、脂質と食塩を100gにそろえました

先に結論です。シャウエッセンの添加物は4品目。名前を挙げられることの多い発色剤(亜硝酸Na)は、そのうちの1つでした。残りはリン酸塩、調味料、酸化防止剤の3つです。6商品でいちばん多かった商品は6品目でした。

そして100gにそろえた食塩相当量は、1.63gから2.45gまで1.5倍ひらきました。上位2つはどちらもシャウエッセンの味違いで、チーズ入りと辛味です。発色剤を使っていない商品が1.63gで最も少ない値でした。数字はすべて2026年8月27日に各社公式サイトで確認しています。

「シャウエッセンは体に悪い」と言われる出どころは、裏面の発色剤

台所の作業台にたたんだ白い紙が一枚だけ置かれている

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この言われ方の入口は、袋の裏の1行です。シャウエッセンの表示はこうなっています。

豚肉(輸入、国産)、豚脂肪、糖類(水あめ、ぶどう糖、砂糖)、食塩、香辛料/リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)

スラッシュ(/)より前が原材料、後ろが添加物です。東京都保健医療局の解説にも同じ区切り方が載っています。

後ろに並ぶのは4つ。その最後にあるのが発色剤(亜硝酸Na)です。加工肉とこの名前を結びつけた話が広まったため、朝の1皿で不安になる人がいます。

ただし4つのうち3つは、色とはまったく別の役目を持っています。まずは他社のウインナーと横に並べます。

添加物の品目数でウインナー6商品を並べた

木のまな板の上に銀色のフォークが六本広げて並べてある

並べ方は2つだけです。味は入れていません。

  1. スラッシュより後ろの添加物が何品目あるか
  2. 同じ品目数のときは、100gに直した食塩相当量が多いほうを上に置く

選んだのは、シャウエッセンとその味違い2つ、他社のあらびきウインナー2つ、発色剤を使っていない商品1つです。

順位商品添加物の品目数発色剤公式の表示単位
1丸大食品 燻製屋 熟成あらびきポークウインナー6品目使用100g
2日本ハム シャウエッセン パワ辛5品目使用1パック98g
3伊藤ハム アルトバイエルン5品目使用100g
4日本ハム シャウエッセン おいちぃず4品目使用1パック94g
5日本ハム シャウエッセン4品目使用100g
6信州ハム グリーンマークあらびきポークウインナー2品目なし1パック92g
ウインナー6商品の添加物の品目数を比べた図。最多は6品目、最少は2品目

シャウエッセンは4品目でした。6商品でいちばん多かったのは6品目、いちばん少なかったのは2品目です。他社のあらびきウインナー2つのほうが、品目数は多い結果でした。

出どころは各社の公式ページです。シャウエッセンおいちぃずパワ辛アルトバイエルン燻製屋 熟成あらびきポークウインナーグリーンマークあらびきポークウインナーから、2026年8月27日に取得しました。

6商品のうち5商品に発色剤。シャウエッセンでは4つのうち1つ

窓辺の木の台に水の入ったコップが五つと空のコップがひとつ

発色剤(亜硝酸Na)が書かれていたのは6商品のうち5商品です。書かれていないのは、グリーンマークあらびきポークウインナーだけでした。

そこでシャウエッセンの4品目を、役目ごとに仕分けます。

添加物何のために入っているか
リン酸塩(Na)肉の水分と食感をととのえる
調味料(アミノ酸)味を足す
酸化防止剤(ビタミンC)脂の酸化を抑える
発色剤(亜硝酸Na)肉の赤い色を固定する。ほかに風味と保存の役目もある

日本ハムは自社の質問ページで、発色剤について「『着色』と『発色』は異なります」と説明しています。色を塗るのではなく、肉がもともと持つ赤い色素を固定するという意味です。同じページでは、ボツリヌス菌の増殖を抑える役目と、使用量が食品衛生法で決められていることにも触れています。

もう1つ分かれたのが保存料です。ソルビン酸が書かれていたのは、燻製屋 熟成あらびきポークウインナーの1商品だけでした。乾かして作る商品では事情が変わります。カルパス6商品を確かめた記事では、保存料が3商品に書かれていました。

発色剤を使っていないグリーンマークの表示は、スラッシュの後ろが貝カルシウムと香辛料抽出物の2つだけです。この「無添加」が何を指すかは、無添加ソーセージ4商品の記事にまとめています。

公式の表示単位は3通り。100gにそろえたら順位が入れ替わった

台所の調理台に大きさのちがう白い保存容器が三つ並んでいる

ここで1つ引っかかります。公式の表示単位が、100gと1パック(94g・98g・92g)で混ざっています。袋の数字をそのまま並べると比べられません。100gに直します。

商品表示単位食塩(表示のまま)食塩(100gに直した値)脂質(100gに直した値)熱量(100gに直した値)
シャウエッセン おいちぃず1パック94g2.3g2.45g30.5g342kcal
シャウエッセン パワ辛1パック98g2.3g2.35g33.6g364kcal
燻製屋 熟成あらびきポークウインナー100g2.1g2.10g30.4g330kcal
シャウエッセン100g1.9g1.90g29.3g325kcal
アルトバイエルン100g1.8g1.80g30.8g333kcal
グリーンマークあらびきポークウインナー1パック92g1.5g1.63g27.9g320kcal

そろえた結果、はっきり入れ替わった組み合わせがあります。おいちぃずの脂質は袋の表示だと28.7gで、シャウエッセンの29.3gより少なく見えます。ところが100gに直すと30.5gになり、逆に多くなりました。

熱量も同じです。表示のままなら321kcalと325kcalで、おいちぃずのほうが低い。100gにそろえると342kcalと325kcalで、17kcalぶん上に来ます。1パック94gという単位が効いていました。

食塩の幅は1.63gから2.45gで1.5倍です。上位2つはどちらもシャウエッセンの味違いで、チーズ入りと辛味でした。本体の1.90gより、それぞれ0.55gと0.45g多い計算です。

逆に本体のシャウエッセンは、6商品のうち食塩が下から3番目、脂質は下から2番目でした。発色剤の有無ではなく、あとから味を足したかどうかで並びが決まっています。

ただし、添加物の品目数が多い=体に悪い、ではない

午後の窓辺の木の台に取っ手つきの空のフライパンがひとつ

ここまで並べてきましたが、品目数は安全性の順位ではありません。今回の6商品では、それが数字にも出ています。

品目数が最も多い燻製屋(6品目)の食塩は2.10gで3番目。品目数4つのおいちぃずが2.45gで1番目でした。2つの順位はそろっていません。

発色剤についても、日本ハムは使用量が食品衛生法で決められていると説明しています。書かれているかどうかは、色と日もちをどう作ったかの記録であって、量の話とは別です。

いっぽう、毎日の体に積み上がるのは食塩のほうです。おいちぃずは1パック94gで食塩2.3g。厚生労働省のe-ヘルスネットによれば、1日の目標量は18歳以上の男性で7.5g未満、女性で6.5g未満です。1パックを分けずに食べると、それだけで3割前後が入ります。

物差しは2本あります。品目数は作り方を、食塩と脂質は毎日の積み上がりを表していて、順位は一致しません。表示の読み方そのものは無添加とは?売り場での見分け方にまとめています。

じゃあ、シャウエッセンをどう選んで、どう食べるか

朝の食卓の木のテーブルに空の白い皿とフォークが一本

6商品を並べて分かったことから、3つに絞ります。

1つめ。味を足したものを毎日にしない。チーズ入りと辛味は、100gあたりの食塩が2.45gと2.35gでした。本体の1.90gと比べて、0.5g前後の差がつきます。定番は本体、味違いは休みの日という分け方が素直です。

2つめ。発色剤を避けたいなら、目印は袋の表の「無塩せき」か「発色剤不使用」。今回でいえばグリーンマークがそれで、スラッシュの後ろは貝カルシウムと香辛料抽出物の2つだけでした。その「無塩せき」が食塩まで抜いた表示ではないことは、ハムとベーコン6商品を100gにそろえた記事で確かめました。無塩せきのロースハムにも、100gあたり2.4gの食塩が入っています。

3つめ。袋の数字は、単位まで見る。100gあたりか1パックあたりかで、見え方が変わります。おいちぃずのように、表示のままだと少なく見えて、そろえると多くなる商品があります。

そのうえで、朝の1皿は決まっていても、夜のおかずまで手が回らない日もあります。添加物を使わないと決めて作られた惣菜を届けてもらう方法もあります。

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よくある質問

Q
シャウエッセンに入っている添加物は何ですか?
A

4品目です。リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)で、日本ハム公式の原材料名に書かれています。

Q
発色剤(亜硝酸Na)は何のために入っているのですか?
A

日本ハムは「『着色』と『発色』は異なります」と説明し、肉がもともと持つ赤い色素を固定するものだとしています。ボツリヌス菌の増殖を抑える役目もあり、使用量は食品衛生法で決められています。

Q
シャウエッセンは他社のウインナーより添加物が多いですか?
A

今回の6商品では多くありませんでした。シャウエッセンは4品目で、燻製屋 熟成あらびきポークウインナーが6品目、アルトバイエルンが5品目です。最も少ないのは発色剤を使っていない商品の2品目でした。

Q
チーズ入りや辛味のシャウエッセンは食塩が多いのですか?
A

100gに直すと多くなります。おいちぃずが2.45g、パワ辛が2.35gで、本体の1.90gより0.5g前後多い値でした。公式の表示は1パック94gと98gなので、そのままでは比べられません。

まとめ:見るのは発色剤の1行より、味を足したかどうか

明るい台所の木の台に白い角皿が三枚重ねて置かれている

6商品を並べて出た答えは2つです。シャウエッセンの添加物は4品目で、発色剤はそのうちの1つでした。他社のあらびきウインナー2つより少ない品目数です。

そして100gにそろえた食塩相当量は1.63gから2.45gで1.5倍の差。上の2つはどちらもシャウエッセンの味違いでした。動いたのは発色剤の有無ではなく、あとから足した味のほうです。

明日やることは1つ。袋の栄養成分表示を見て、100gあたりか1パックあたりかを確かめる。そこが分かれば、味違いを買うときの見当がつきます。

朝の1皿は形が決まっていても、夜のおかずは別の話です。5社の原材料表示を比べた無添加のおかず宅配おすすめ5社と、料金と中身を確かめたシェフの無添つくりおきの検証記事もどうぞ。

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