ラベルさん先に結論です。味ぽんの100gあたりの食塩相当量は8.3gでした。ただし味ぽんだけが多いわけではありません。原材料名がしょうゆから始まる6商品は、7.3gから9.3gの間に入っていました。
いっぽう、同じミツカンが売っている「ぽん酢」は0.0gでした。中身がかんきつ果汁と醸造酢だけで、しょうゆが入っていないからです。数字はすべて2026年8月26日に各社公式サイトで確認しました。
「味ぽんは体に悪い」と言われる出どころは、行の終わりの3つ

この言われ方が広まった理由は、原材料名の終わりにあります。味ぽんには調味料(アミノ酸等)・酸味料・香料の3つが書かれています。名前が漢字とカタカナで並ぶので、それだけで身構えてしまう人が多いのだと考えられます。
東京都保健医療局は、食品添加物は原材料と区別して表示することになっていて、原材料名欄でスラッシュ(/)の後ろにまとめて書く方法があると説明しています。スラッシュの後ろが添加物です。味ぽんの場合、そこに並ぶのは3つだけでした。
ミツカンもお客様相談センターのページで、食品添加物をできるだけ使わない製品づくりを心がけていると説明しています。では、味ぽんで先に見るところはどこか。スラッシュより前、しかも1番目でした。
ぽん酢7商品を、食塩相当量の多い順に並べた

並べ方は2つだけです。味は判断に入れていません。
- 公式サイトの栄養成分表示から、食塩相当量を100gあたりに直した値が多い順に置く
- 表示の単位が15ml(大さじ1杯)の商品は、15mlを15gとして計算した
並べたのは、スーパーで買える6商品です。いちばん下の1商品だけは、しょうゆが入っていない商品として参考に足しました。
| 順位 | 商品 | 添加物の品目数 | 公式の表示単位 | 食塩相当量(表示のまま) | 食塩相当量(100gに直した値) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | キッコーマン しぼりたて生ぽんず | 3品目 | 15ml | 1.4g | 9.3g |
| 2 | ミツカン 味ぽん | 3品目 | 100g | 8.3g | 8.3g |
| 3 | ヤマサ 昆布ぽん酢 | 4品目 | 15ml | 1.2g | 8.0g |
| 4 | ミツカン 味ぽんMILD | 3品目 | 100g | 7.9g | 7.9g |
| 5 | ミツカン ゆずぽん | 2品目 | 100g | 7.7g | 7.7g |
| 6 | 旭食品 旭ポンズ | 3品目 | 15ml | 1.1g | 7.3g |
| 参考 | ミツカン ぽん酢 | 2品目 | 100g | 0.0g | 0.0g |

出どころは公式サイトです。味ぽん、味ぽんMILD、ゆずぽん、ぽん酢はミツカン、ほかはヤマサ、キッコーマン、旭食品です。
先に断っておきます。この順位は食塩相当量の多い順であって、体に悪い順ではありません。15mlの重さは商品ごとに少し違うので、1位から6位までの差は小さいものとして見てください。
しょうゆから始まる6商品は、7.3gから9.3gの中に入った

味ぽんの1番目はしょうゆ、2番目は糖だった
味ぽんの原材料名はしょうゆ、果糖ぶどう糖液糖、かんきつ果汁、醸造酢、食塩の順です。原材料名は量の多い順に書くことになっているので、いちばん多いのはしょうゆということになります。果汁は3番目でした。
味ぽんMILDは、しょうゆ、米酢、果糖ぶどう糖液糖、砂糖、食塩の順。ゆずぽんは、しょうゆ、果糖ぶどう糖液糖、醸造酢、ゆず果汁、食塩の順です。ミツカンの3商品はどれもしょうゆが1番目でした。
食塩0.0gだったのは、しょうゆの入らない1商品だけ
ミツカンの「ぽん酢」の原材料名は、かんきつ果汁、醸造酢/酸味料、香料。これで全部です。100gあたりの食塩相当量は0.0g、エネルギーは20kcalでした。味ぽんは63kcalなので、3分の1以下です。
つまり、名前が2文字ちがうだけの2商品で、食塩相当量は8.3gと0.0gに分かれていました。ぽん酢と呼ばれているものの中身は、しょうゆが入っているかどうかで別物になります。
添加物の品目数と、食塩の順位はつながっていない
添加物がいちばん多かったのはヤマサ昆布ぽん酢の4品目で、調味料(アミノ酸等)・酸味料・香料・増粘剤(加工デンプン)でした。ただし食塩相当量は3位です。逆に添加物2品目のゆずぽんは5位でした。
キッコーマンのしぼりたて生ぽんずは、書かれていたのがアルコール・酸化防止剤(ビタミンC)・酸味料の3つ。調味料(アミノ酸等)が入っていないのに、食塩相当量は1位でした。旭ポンズにはカラメル色素が書かれていて、これは今回の7商品で1つだけです。
脂質は7商品すべてが0.0gだった
もう1つ、そろっていた数字があります。脂質は7商品すべて0.0gでした。ぽん酢がドレッシングの代わりに使われるのは、ここが理由です。エネルギーも100gで20kcalから80kcalと、油を使う調味料よりは低い値でした。
つまり、ぽん酢しょうゆで気にする数字は油ではありません。しょうゆから来る食塩と、糖から来る炭水化物の2つです。味ぽんの炭水化物は100gで12.0g、ゆずぽんは17.1gでした。
ただし「食塩が多い=体に悪い」ではない

ここを一緒にすると、選び方をまちがえます。ぽん酢は100gを一度に飲むものではないからです。大事なのは、1回にどれだけかけるかのほうです。
大さじ1杯にすると、7商品の食塩相当量は0.0gから1.4gにおさまります。味ぽんは1.2g、旭ポンズは1.1g、キッコーマンは1.4gです。厚生労働省のe-ヘルスネットによれば、食塩の目標量は18歳以上の男性で7.5g/日未満、女性で6.5g/日未満です。
1杯なら1日の目標量の6分の1前後。ただし鍋の取り皿は、たいてい1杯では終わりません。3回つぎ足せば3.6gになります。効いてくるのは商品の順位ではなく、杯数のほうでした。
この見方は、ほかの合わせ調味料でも同じでした。だしまろ酢を5商品で比べた記事では多いのは糖のほうでしたし、カンタン酢シリーズ6商品の記事では原材料名の1番目が商品ごとに入れ替わっていました。
では、鍋の日に何を選ぶか

答えは2段階です。まずびんを裏返して、原材料名の1番目を見る。しょうゆなら食塩は100gで7g台から9g台、かんきつ果汁なら0.0g。今回の7商品では、そこできれいに分かれました。
もう1つの手は、かけずにつけることです。器に少し出して、そこに白菜や豆腐をつけて食べる。鍋の上から回しかけるより、口に入る量は減ります。
次に取り皿を小さくする。かける量が半分になれば、食塩も半分になります。商品を替えるより効きます。「無添加」という言葉が何を指すのかは無添加とは?にまとめてあります。
ただし弱点もあります。ぽん酢を薄めても、その日のおかずはまだ決まっていません。かけるだけで一品になるから使われているので、減らすと別の何かが要ります。
だから味の付いたおかずを毎日食べたい人には、もう1つの選び方があります。添加物を使わないと決めて作られた惣菜を、届けてもらう方法です。
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よくある質問
- Q味ぽんに入っている添加物は何ですか?
- A
ミツカン公式サイトの原材料名では、調味料(アミノ酸等)・酸味料・香料の3つです。スラッシュより前は、しょうゆ・果糖ぶどう糖液糖・かんきつ果汁・醸造酢・食塩でした。
- Q味ぽんと「ぽん酢」は何が違いますか?
- A
どちらもミツカンの商品ですが、「ぽん酢」の原材料はかんきつ果汁と醸造酢だけで、しょうゆが入っていません。100gあたりの食塩相当量は味ぽんが8.3g、ぽん酢が0.0gでした。
- Q味ぽんMILDにすれば食塩は減りますか?
- A
100gあたり7.9gで、味ぽんの8.3gより0.4g少ない値でした。ただし炭水化物は13.9gあり、味ぽんの12.0gより多くなっています。
- Q大さじ1杯だと食塩相当量はどのくらいですか?
- A
味ぽんは100gあたり8.3gなので、15mlを15gとして計算すると1.2gです。厚生労働省が示す1日の目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満なので、その6分の1前後にあたります。
まとめ:味ぽんの1番目はしょうゆ。減らすのは杯数のほう

7商品を並べて出た答えは1つです。味ぽんの100gあたりの食塩相当量は8.3g。しょうゆから始まる6商品はどれも7.3gから9.3gの中に入り、0.0gだったのはしょうゆの入らない1商品だけでした。添加物の品目数は2つから4つで、食塩の順位とはつながっていません。
明日やることは1つ。びんを裏返して、原材料名の1番目がしょうゆかかんきつ果汁かを見る。それだけで、何をかけているかがわかります。
そのうえで「味付けまで任せたいけれど添加物は減らしたい」なら、宅配に切り替える手があります。5社の原材料名を比べた無添加のおかず宅配おすすめ5社と、料金と仕組みを確かめたシェフの無添つくりおきの検証記事もどうぞ。
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