【ノンフライでも脂質22.08g】かっぱえびせんなどスナック菓子は体に悪い?6商品を割り出した

灰色の砂の面に、黒いかけらが1つだけ置かれる 体に悪い?食品査定
ラベルさんラベルさん
スナック菓子って、どれも油で揚げてるでしょ。かっぱえびせんは揚げてないって聞いたけど、それなら子どものおやつに袋ごと出していいの。
うーめんうーめん
そこは実際の数字を見たほうが早い。カルビー・湖池屋・東ハトの公式サイトから袋のスナック菓子6商品を取って、脂質を100gにそろえた。

先に結論です。6商品の脂質は、100gあたり20.97gから36.0gでした。いちばん多い商品といちばん少ない商品で、1.7倍しか違いません。

そして「油で揚げずに煎る」とカルビー公式が書くかっぱえびせんにも、100gあたり22.08gの脂質がありました。最多だったポテトチップスの6割にあたります。数字はすべて2026年8月27日に各社公式サイトで確認しました。

「スナック菓子は体に悪い」と言われる出どころは、原材料名の2番目

格子の影が差す石の面に、黒い薄い円盤が6枚

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心配される理由は、袋の裏を見ると分かります。原材料名は重量の多い順に書く決まりです。東京都保健医療局の解説にも同じ書き方が載っています。

つまり2番目に書いてあるものは、素材の次に多く使われています。今回の6商品を見ると、同じものが並んでいました。

6商品のうち5商品で、2番目は植物油でした。じゃがいもでも小麦粉でもコーングリッツでも、次に来るのは油です。

残る1つはキャラメルコーンです。2番目は砂糖で、植物油脂は3番目でした。それでもマーガリンが5番目に入っています。

素材の次に多く使われているのが油。これが「体に悪い」と言われる出どころです。では実際にどのくらいの量なのか、次で数字にします。

6商品の脂質を100gにそろえた。最多と最少で1.7倍

暗い背景に、黒炭のかたまりが1つ浮かび上がる

先に断っておきます。1袋のグラム数が55gから77gまでばらばらです。そのままでは比べられません。

湖池屋の2商品は、公式が100gあたりの数字を出しています。残る4商品は、公式に書かれた1袋のグラム数から100gに直しました。

順位商品製造元脂質食塩相当量エネルギー100gの出どころ
1ポテトチップス のり塩湖池屋36.0g1.2g562kcal公式の表示
1ポテトチップス うすしお味カルビー36.00g0.91g560.0kcal1袋55gから換算
3スコーン 絶品焼きとうもろこし湖池屋35.3g1.5g568kcal公式の表示
4キャラメルコーン東ハト34.14g0.57g560.0kcal1袋70gから換算
5かっぱえびせんカルビー22.08g2.21g493.5kcal1袋77gから換算
6サッポロポテト つぶつぶベジタブルカルビー20.97g1.39g486.1kcal1袋72gから換算
スナック菓子6商品の100gあたりの脂質を比べた図。最多36.0g、最少20.97g

最多は36.0g、最少は20.97gでした。差は15gほど、倍率にすると1.7倍です。思ったより開きません。

エネルギーはもっと近い数字でした。486.1kcalから568kcalの間で、1.2倍にとどまります。どれを選んでもカロリーはほぼ同じということです。

ここで、以前に並べた駄菓子と見くらべておきます。1枚ものと袋ものが混ざった太郎シリーズ6商品では、油の差が52倍まで開きました。

袋のスナック菓子だけを並べると、そこまで開きません。形が同じものどうしを比べると、脂質はほぼ横並びになるということです。

出どころは各社の公式ページです。かっぱえびせん、ポテトチップス うすしお味、サッポロポテト つぶつぶベジタブル、ポテトチップス のり塩、スコーン 絶品焼きとうもろこし、キャラメルコーンから、2026年8月27日に写しました。

「油で揚げずに煎る」かっぱえびせんにも、脂質は22.08gあった

灰色の板が並ぶ前に、丸い浅い器が2つ立つ

6商品の中で、製法を公式が書いているものが1つあります。かっぱえびせんです。カルビーの商品ページには「油で揚げずに煎る」とあります。

ただし同じページに、注記がもう1行あります。煎ったあとに適量の油を吹き付けているという内容です。のどごしをまろやかにするためだと書かれています。

だから原材料名の2番目も、やはり植物油です。表示はこうなっています。

小麦粉(国内製造)、植物油、でん粉、えび、砂糖、食塩 / 膨脹剤、調味料(アミノ酸等)、甘味料(甘草)

そして100gあたりの脂質は22.08gでした。最多のポテトチップス36.0gの6割ほどです。ゼロにはなりません。

「揚げていない」は本当でした。ただし「揚げていない=油が入っていない」ではない、という結果です。ここは分けて読んだほうが判断しやすくなります。

もう1つ、6商品を脂質順に並べると、切れ目がはっきり出ました。20g台が2商品、34g台から36gが4商品です。

20g台の2商品は、かっぱえびせんとサッポロポテト つぶつぶベジタブルでした。どちらも原材料名の1番目が小麦粉です。小麦粉の生地から作られています。

いっぽう34g台から36gの4商品は、1番目がじゃがいも、馬鈴薯、コーングリッツでした。22.08gと34.14gの間には、1商品も入りません。

なお、かっぱえびせんには公式の栄養成分表示にカルシウムの欄もあります。1袋77gで111mgです。天然えびを殻ごと使っていると公式に書かれています。

食塩は3.9倍。いちばん多いのは「うすしお味」ではなかった

炭のそばに、黒い浅い小皿が5枚一列に並ぶ

脂質が1.7倍にとどまったいっぽうで、食塩はもう少し開きました。100gあたりで0.57gから2.21g、3.9倍の差です。

そして食塩の順番は、味の名前と合いませんでした。最多は塩を名前に出していないかっぱえびせんの2.21gです。

「うすしお味」は0.91gで、6商品のうち下から2番目でした。「のり塩」も1.2gです。商品名では塩の量は分かりません。

ここまでは100gの数字です。実際に手に取るのは袋ですから、公式の1袋の数字も並べておきます。

商品1袋エネルギー脂質食塩相当量
かっぱえびせん77g380kcal17.0g1.7g
スコーン 絶品焼きとうもろこし73g415kcal25.8g1.1g
サッポロポテト つぶつぶベジタブル72g350kcal15.1g1.0g
ポテトチップス のり塩70g393kcal25.2g0.9g
キャラメルコーン70g392kcal23.9g0.4g
ポテトチップス うすしお味55g308kcal19.8g0.5g

1袋で見ても、食塩の最多はかっぱえびせんの1.7gでした。最少はキャラメルコーンの0.4gです。その差は1.3gあります。

脂質は逆になります。1袋の最多はスコーンの25.8g、最少はサッポロポテトの15.1gでした。袋が小さいポテトチップス うすしお味は、1袋なら19.8gです。

とうもろこしを土台にした食品で食塩がどう動くかは、シスコーンは体に悪い?でも同じやり方で並べています。

ただし、脂質が多い=体に悪い、ではない

炭の散らばる面に、細い黒い棒が2本吊り下がる

ここまで脂質で並べてきましたが、この順位は安全性の順位ではありません。添加物と突き合わせると、そこがはっきり出ます。

商品添加物の品目数表示されていた添加物
ポテトチップス うすしお味1品目調味料(アミノ酸等)
ポテトチップス のり塩1品目調味料(アミノ酸等)
かっぱえびせん3品目膨脹剤、調味料(アミノ酸等)、甘味料(甘草)
スコーン 絶品焼きとうもろこし3品目調味料(アミノ酸等)、着色料(ココア)、香料(乳由来)
サッポロポテト つぶつぶベジタブル5品目調味料(アミノ酸等)、トレハロース、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(甘草)
キャラメルコーン5品目ソルビトール、カラメル色素、香料、調味料(アミノ酸等)、カロチノイド色素

添加物が1品目だけの2商品が、脂質では36.0gで最多でした。逆に5品目のサッポロポテトは20.97gで最少です。

品目数の順位と、脂質の順位はそろっていません。表示が短いことと、油が少ないことは別です。

6商品すべてに入っていたのは、調味料(アミノ酸等)の1つだけでした。残りは商品ごとに足したり引いたりしています。

サッポロポテトの5品目の中身も見ておきます。1つは酸化防止剤(ビタミンE)で、用途は油の酸化を防ぐことです。これをやめれば表示は短くなります。

キャラメルコーンのカラメル色素とカロチノイド色素も同じです。抜けばあの色ではなくなります。何を減らすと何が変わるのかは、あわせて見たほうが選びやすくなります。

「無添加」という言葉の決まりは、無添加とは?売り場での見分け方にまとめています。

じゃあ、袋のスナック菓子はどう選んで、どう食べるか

平たい灰色の石が3枚、ずらして積み重ねてある

6商品を並べて分かったことから、3つに絞ります。

1つめ。脂質で選び分ける意味は小さい。100gあたり20.97gから36.0gで、1.7倍しか動きません。エネルギーにいたっては1.2倍です。味で選んで構いません。

2つめ。見るのは味の名前ではなく、1袋のグラム数。55gから77gまであります。同じ「1袋」でも、22g違えば口に入る量も変わります。

3つめ。食塩が気になる日は、袋の裏の食塩相当量だけ見る。1袋0.4gから1.7gまで開いていました。名前からは読めないので、そこだけ確かめます。

おやつは、これで決められます。手が回らなくなるのは、夕方の食事のほうです。おやつではなく食事のほうを整えたい日には、添加物を使わないと決めて作られた惣菜を届けてもらう方法もあります。

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よくある質問

Q
かっぱえびせんは油で揚げていないから脂質は少ないですか?
A

少なめではありますが、ゼロではありません。カルビー公式には「油で揚げずに煎る」とあり、煎ったあとに適量の油を吹き付けるとも書かれています。100gあたりの脂質は22.08gで、ポテトチップスの36.0gの6割ほどでした。

Q
スナック菓子で脂質がいちばん少ないのはどれですか?
A

今回の6商品ではサッポロポテト つぶつぶベジタブルの20.97gが最少でした。ただし最多の36.0gとの差は1.7倍です。選び分けても大きくは動きません。

Q
「うすしお味」は食塩が少ないですか?
A

6商品の中では下から2番目でした。100gあたり0.91gです。最少は東ハトのキャラメルコーンで0.57g、最多は塩を名前に出していないかっぱえびせんの2.21gでした。

Q
添加物がいちばん少ないスナック菓子はどれですか?
A

ポテトチップス うすしお味とポテトチップス のり塩が、どちらも調味料(アミノ酸等)の1品目だけでした。ただしこの2商品は、100gあたりの脂質が36.0gで6商品の最多です。

まとめ:味の名前ではなく、1袋のグラム数で決まる

黒い筒状のかたまりが3つ、崩して積まれている

袋のスナック菓子6商品を100gにそろえて出た答えは2つです。脂質は20.97gから36.0gで、1.7倍しか違いませんでした。エネルギーは1.2倍です。

そして「油で揚げずに煎る」と公式が書くかっぱえびせんにも、100gあたり22.08gの脂質がありました。原材料名の2番目は、やはり植物油です。

開きが大きかったのは食塩のほうで、0.57gから2.21gと3.9倍でした。しかも最多は「うすしお味」でも「のり塩」でもなく、かっぱえびせんです。

明日やることは1つ。袋を開ける前に、表のグラム数と裏の食塩相当量だけ見る。味の名前は当てになりません。それだけで足ります。

おやつは形が決まっても、夕方の食事は別の話です。5社の原材料表示を比べた無添加のおかず宅配おすすめ5社もどうぞ。

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