ラベルさん先に結論です。フルーチェの添加物は4品目から7品目でした。6商品を並べたところ、すべてに入っていたのは2つだけです。
1つは固めるためのもの、もう1つは香料でした。フルーチェのゲル化剤(ペクチン)は、牛乳のカルシウムと反応して固めるためのものです。これを外すと固まりません。数字はすべて2026年8月27日に各社公式サイトで確認しました。
「フルーチェは体に悪い」と言われる出どころは、果物の名前より長いスラッシュの後ろ

フルーチェ<イチゴ>の原材料名は、こう書かれています。
いちご(加糖)、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、果糖、いちご濃縮果汁、りんご濃縮果汁、食塩/ゲル化剤(ペクチン)、pH調整剤、香料、酸化防止剤(ビタミンC)、着色料(紅こうじ、くちなし)、(一部にりんごを含む)
スラッシュより後ろが添加物です。ここが5品目あります。前半はいちごと砂糖と果汁で、読める言葉が並びます。
言われる理由は、後半のほうが長く見えることです。果物の名前は2つなのに、うしろには5つ並びます。
ただしこの5つは、役目がそろっていません。固めるものと、色をつけるものと、香りをつけるものが混ざっています。ひとまとめに「添加物5品目」と読むと、そこが見えなくなります。次の章で6商品を並べます。
添加物の品目数でデザートの素6商品を並べた

ハウス食品と伊那食品工業の公式サイトから、家で作るデザートの素6商品の原材料名を開きました。スラッシュより後ろの数を、多い順に並べます。
| 順位 | 商品 | 内容量 | 添加物の品目数 | 原材料名の1番目 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | フルーチェ <ミックスピーチ> | 200g | 7品目 | 白桃シロップ漬け |
| 1 | フルーチェ×カルピス <イチゴ> | 150g | 7品目 | いちご(加糖) |
| 3 | ご当地くだものフルーチェ 瀬戸内広島レモン | 150g | 6品目 | 砂糖 |
| 4 | フルーチェ <イチゴ> | 200g | 5品目 | いちご(加糖) |
| 5 | フルーチェ ブルーベリーブドウ | 200g | 4品目 | 砂糖 |
| 5 | 寒天ミルクプリンの素 | 105g×4袋 | 4品目 | 糖類 |

いちばん多いミックスピーチの7品目と、いちばん少ないブルーベリーブドウの4品目。差は3品目しかありません。同じフルーチェでも、味によってここまで動きます。
もう1つ気になるのが原材料名の1番目です。ブルーベリーブドウと瀬戸内広島レモンは、果物ではなく砂糖から始まっていました。
出どころは公式サイトです。フルーチェ<イチゴ>、ミックスピーチ、フルーチェ×カルピス<イチゴ>、ブルーベリーブドウ、瀬戸内広島レモン、寒天ミルクプリンの素の各ページから、2026年8月27日に写しました。
6商品すべてに入っていたのは、固めるものと香料の2つ

6商品の後半を横に並べると、全部に共通するものは2つでした。
| 商品 | 固めるための添加物 | 香料 | そのほかの添加物 |
|---|---|---|---|
| フルーチェ <イチゴ> | ゲル化剤(ペクチン) | あり | pH調整剤、酸化防止剤、着色料 |
| フルーチェ <ミックスピーチ> | ゲル化剤(ペクチン) | あり | pH調整剤、酸化防止剤、酸味料、乳酸Ca、紅こうじ色素 |
| フルーチェ×カルピス <イチゴ> | ゲル化剤(ペクチン) | あり | pH調整剤、酸味料、酸化防止剤、乳化剤、着色料 |
| フルーチェ ブルーベリーブドウ | ゲル化剤(ペクチン) | あり | pH調整剤、乳酸Ca |
| ご当地くだものフルーチェ 瀬戸内広島レモン | ゲル化剤(ペクチン) | あり | pH調整剤、着色料、酸化防止剤、乳化剤 |
| 寒天ミルクプリンの素 | 増粘多糖類 | あり | 乳化剤、貝カルシウム |
フルーチェ5商品には、どれにもゲル化剤(ペクチン)が入っていました。寒天ミルクプリンの素は増粘多糖類です。固めるためのものは、6商品すべてにありました。
これは味や色のためではありません。ハウス食品は公式のよくある質問で、フルーチェに含まれるペクチンと、牛乳中のカルシウムが反応して固まると説明しています。
つまりゲル化剤は、フルーチェを固めるためのものです。ここを外すと、牛乳を混ぜてもとろりとしません。買う側が選べる部分ではない、ということです。
いっぽう、着色料と酸味料と乳化剤は商品によって出たり消えたりします。品目数が4から7まで動いたのは、ほとんどがこれらの違いでした。
このスラッシュより後ろの読み方は、無添加とは?売り場での見分け方にもまとめています。
数字をそろえる。牛乳を足した1人分は73kcalだった

ここで、フルーチェならではの面倒があります。袋の中身だけでは、まだ食べ物になっていません。牛乳を自分で足して、はじめて完成します。
そしてハウス食品の商品ページには、原材料名は載っていますが栄養成分表示がありません。数字が出ているのは公式レシピのページのほうで、そこは「牛乳を混ぜたあとの1人分」です。
そこで「フルーチェ1箱を混ぜて4人で分けた1人分」にそろえました。すべてハウス食品の公式レシピの数字です。
| 公式レシピ | フルーチェ1箱に足すもの | 1人分のエネルギー | 1人分の食塩相当量 |
|---|---|---|---|
| 生クリームフルーチェ(4人分) | 牛乳100ml+生クリーム100ml | 163kcal | 0.3g |
| フルーチェドリンク(4人分) | 牛乳400ml | 104kcal | 0.3g |
| フルーツ&フルーチェ(4人分) | 牛乳200ml | 73kcal | 0.3g |
ふつうに牛乳200mlで作って4人で分ければ、1人分は73kcalでした。同じ1箱でも、牛乳の半分を生クリームに替えると163kcalになります。
差は90kcal。2倍を超えます。袋の中身は1箱で同じですから、この差は全部あとから足した分です。
分ける人数でも動きます。牛乳で簡単!フルーチェアイスは牛乳200mlで同じですが、3〜4人分として1人分97kcalと出ています。
比べた寒天ミルクプリンの素も、熱湯300mlと牛乳200mlを足して6人分。1人分(約90ml)で95kcalと公式サイトに書かれていました。
フルーチェは、添加物の品目数が少なくても砂糖が少ないとはかぎらない

ここまで並べてきましたが、品目数は安全性の順位ではありません。
今回の6商品でも、それがはっきり出ました。いちばん少ない4品目のブルーベリーブドウは、原材料名の1番目が砂糖です。いちばん多い7品目のミックスピーチは、1番目が白桃シロップ漬けでした。
後半の数が減っても、前半に砂糖が少ないとはかぎりません。添加物の品目数と砂糖の多さ、この2つは別の話です。
寒天ミルクプリンの素も同じでした。ペクチンを使わないかわりに寒天と増粘多糖類で固めて、牛乳とは別に貝カルシウムを入れています。何かを外すと、別の何かが入ります。
色の付け方でも同じ話が出ます。ハリボーの色は果物と野菜だったという記事でも、品目数と中身がずれていました。
じゃあ、どれを選んで、どう作るか

6商品を並べて分かったことから、3つに絞ります。
1つめ。ゲル化剤の有無で選ばない。6商品すべてに固めるためのものが入っていました。これが入っていないものを探しても、家で作るデザートの素には見あたりません。
2つめ。見るなら原材料名の1番目。果物から始まるものと、砂糖から始まるものに分かれました。同じフルーチェでも、味によって並びが変わります。
3つめ。作るときに足すものを決める。牛乳200mlなら1人分73kcal、半分を生クリームにすると163kcalです。ここは買ったあとで自分が決める部分です。
そのうえで、おやつより先に、毎日のおかずを切り替えたいという日もあります。混ぜて冷やす手間もない、味の付いた惣菜を添加物なしで届けてもらう手があります。
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よくある質問
- Qフルーチェの添加物は何品目ですか?
- A
味によって変わります。ハウス食品公式サイトの原材料名では、ブルーベリーブドウが4品目、イチゴが5品目、瀬戸内広島レモンが6品目、ミックスピーチとフルーチェ×カルピスが7品目でした。
- Qゲル化剤(ペクチン)が入っていないフルーチェはありますか?
- A
確認した5商品には、すべて入っていました。ハウス食品は公式のよくある質問で、ペクチンと牛乳中のカルシウムが反応して固まると説明しています。フルーチェを固めるために欠かせない部分です。
- Q牛乳を生クリームに替えるとどう変わりますか?
- A
ハウス食品の公式レシピでは、牛乳200mlの4人分が1人分73kcal、牛乳100mlと生クリーム100mlの4人分が1人分163kcalです。同じ1箱でも、差は90kcalありました。
- Q6商品でいちばん添加物が少なかったのはどれですか?
- A
4品目のフルーチェ ブルーベリーブドウと、伊那食品工業の寒天ミルクプリンの素です。ただしブルーベリーブドウは原材料名の1番目が砂糖で、寒天ミルクプリンの素は1番目が糖類でした。
まとめ:見るのは品目数ではなく、あとから足す牛乳

6商品を並べて出た答えは2つです。フルーチェの添加物は4品目から7品目で、すべてに共通していたのは固めるものと香料の2つだけでした。
そしてゲル化剤(ペクチン)は、牛乳のカルシウムと反応して固まるための部品です。ここを外したフルーチェは、そもそも固まりません。
もう1つは足し算のほうです。牛乳200mlで4人分なら1人分73kcal、生クリームを半分使うと163kcal。袋の中身より、あとから足すもので大きく動きました。
今日やることは1つ。作る前に、牛乳を何ml入れて何人で分けるかを決めておく。それだけで1人分の数字は変わります。
固める話より、夕飯のおかずを先に楽にしたい日もあります。デザートと違って毎日のことなので、5社ぶんの表示を並べた無添加のおかず宅配おすすめ5社から見ると早いです。料金と届く中身はシェフの無添つくりおきの検証記事にあります。
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