ラベルさん先に結論です。チョコモナカジャンボの添加物は6品目。ただし、そのうち2つは色素を2行に分けて書いたぶんでした。ほかの5商品はどこも、色素をかっこの中にまとめて1行で書いています。同じ書き方にそろえると5品目になります。
そして1個150mlで、エネルギー312kcal、脂質17.7g、炭水化物34.7g。6商品の中では、この3つともが2番目でした。数字はすべて2026年8月27日に各社公式サイトで確認しました。
「チョコモナカジャンボは体に悪い」と言われる出どころは、原材料名の1番目

森永製菓の商品ページに載っている原材料名は、こう書かれています。
チョコレートコーチング(国内製造)、砂糖、モナカ、乳製品、植物油脂、水あめ、デキストリン、食塩/加工デンプン、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料、アナトー色素、カロテン色素
スラッシュより後ろが添加物で、6つ並びます。ここを見て「多い」と言われてきました。
ただ、先に見たいのはスラッシュより前です。1番目がチョコレートコーチング、3番目がモナカ、乳製品は4番目。原材料名は重いものから順に書く決まりなので、いちばん重いのはアイスではなくチョコということになります。
アイスなのに、チョコと皮が先に書かれています。ここが「アイスらしくない」と言われる理由です。
そのチョコは、味つけのためだけに入っているわけではない
なぜチョコがいちばん重いのか。森永製菓のニュースリリースに、その理由が書かれていました。
アイスには水分が多く、時間がたつとその水分がモナカへ移っていきます。すると皮がしめって、パリパリした食感が弱くなります。そこでバニラアイスの両側面を覆うようにチョコを入れていると説明されています。上下のモナカが合わさるすきまから、しめり気が入るのを防ぐためです。同社はこれを「チョコの壁」と呼んでいます。
つまりチョコは、おいしさのためであると同時に、皮をしめらせないための仕切りでもあります。仕切りとして働かせるには、それなりの量が要ります。原材料名の1番目に来る理由は、ここにありました。
同じリリースには、年間およそ2億個を売り上げているとも書かれています。
添加物の品目数でアイス6商品を並べた

チョコモナカジャンボだけを見ても、6が多いのか少ないのかは分かりません。そこで種類別がかたよらないように6商品を選び、公式サイトの原材料名を開きました。アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓の4つが全部入っています。
品目数の見方は1つだけです。スラッシュより後ろが何行あるかを見ます。「着色料(クチナシ、アナトー)」のようにかっこの中に複数書かれているものは、1品目として扱いました。東京都保健医療局も、添加物は原材料と区別して表示し、用途によってまとめて書く方法があると説明しています。
| 順位 | 商品 | 添加物の品目数 | 種類別 | 内容量 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 森永製菓 チョコモナカジャンボ | 6品目 | 記載なし | 150ml |
| 2 | ロッテ 雪見だいふく | 5品目 | 記載なし | 47ml×2個 |
| 3 | 江崎グリコ ジャイアントコーン チョコ&ミルク | 4品目 | アイスミルク | 140ml |
| 3 | 赤城乳業 ガリガリ君ソーダ | 4品目 | 氷菓 | 105ml |
| 5 | 明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ | 2品目 | ラクトアイス | 200ml |
| 6 | 江崎グリコ 牧場しぼり ミルク | 0 | アイスクリーム | 120ml |

チョコモナカジャンボが1番でした。いちばん少ない牧場しぼりミルクの原材料名にはスラッシュがありません。生乳から食塩まで7つ書いて、そこで終わりです。
種類別のほうは、そろっていませんでした。アイスミルクが3位、氷菓も3位、ラクトアイスが5位、アイスクリームが6位。乳の量で分かれる4つの区分と、品目数の並びは別ものです。チョコモナカジャンボと雪見だいふくは、公式サイトに種類別が載っていませんでした。
出どころは各社の商品ページです。チョコモナカジャンボ、雪見だいふく、ジャイアントコーン チョコ&ミルク、ガリガリ君ソーダ、エッセル スーパーカップ 超バニラ、牧場しぼり ミルクから、2026年8月27日に取りました。
6品目のうち2つは、色素を2行に分けて書いたぶんだった

1位になった6品目の中身を、そのまま書き出します。ここに順位のからくりがありました。
| 商品 | スラッシュより後ろ(公式サイトの表記) | 色素の書き方 | 色素の数 |
|---|---|---|---|
| チョコモナカジャンボ | 加工デンプン、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料、アナトー色素、カロテン色素 | 2行に分ける | 2つ |
| 雪見だいふく | 乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、加工でん粉、香料、着色料(クチナシ、アナトー) | 1行にまとめる | 2つ |
| ジャイアントコーン | 乳化剤、香料、安定剤(増粘多糖類)、着色料(カラメル色素、アナトー、カロチン) | 1行にまとめる | 3つ |
| ガリガリ君ソーダ | 香料、安定剤(ペクチン)、酸味料、着色料(スピルリナ青、クチナシ、紅花黄) | 1行にまとめる | 3つ |
| エッセル スーパーカップ 超バニラ | 香料、アナトー色素 | 1行 | 1つ |
| 牧場しぼり ミルク | (スラッシュなし) | 使っていない | 0 |
色を使っている5商品のうち、まとめずに書いているのはチョコモナカジャンボだけです。ほかは全部、かっこの中に入れて1行にしています。
もし森永製菓が同じように「着色料(アナトー、カロテン)」と書いていたら、品目数は6ではなく5になります。順位も1位ではなく、雪見だいふくと同じ2位でした。
逆のことも起きています。ジャイアントコーンとガリガリ君は色素を3つ使っているのに、まとめて書いているので1品目です。色素の数だけで見れば、チョコモナカジャンボの2つより多くなります。
つまり品目数は、入っている物質の数ではありません。書いた側がどうまとめたかで動きます。この一括名という書き方については、無添加とは?売り場での見分け方にもまとめています。
残りの4つは、雪見だいふくとまったく同じだった
色素の2つを外すと、チョコモナカジャンボに残るのは4つです。加工デンプン、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料。
雪見だいふくから色素を外しても、残るのは乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、加工でん粉、香料。書かれた順番が違うだけで、同じ4つです。
この2つに共通するのは、どちらもアイスを包むものがついていることです。かたやモナカの皮、かたやもち。皮を持つ商品どうしで、並ぶものが同じになりました。
1個あたりでそろえると、炭水化物は34.7gだった

品目数では中身の量が分かりません。そこで栄養成分表示のほうを並べます。
この記事は1個(1本)あたりでそろえます。6商品とも、公式サイトの栄養成分表示が「1個当たり」または「1本当たり」で出ているためです。割り算をせずに、載っている値をそのまま並べられます。
ただし内容量は47mlから200mlまで開きがあります。大きさをそろえた比べ方ではないので、「1回に手に取る1つで、どれだけ口に入るか」として読んでください。同じ量にそろえた100mlあたりの並びは、市販アイス11商品を添加物の数で並べた記事のほうに載せています。
| 商品 | 内容量 | エネルギー | 脂質 | 炭水化物 |
|---|---|---|---|---|
| エッセル スーパーカップ 超バニラ | 200ml | 374kcal | 23.4g | 35.3g |
| チョコモナカジャンボ | 150ml | 312kcal | 17.7g | 34.7g |
| ジャイアントコーン チョコ&ミルク | 140ml | 283kcal | 16.5g | 30.4g |
| 牧場しぼり ミルク | 120ml | 154kcal | 7.0g | 19.9g |
| 雪見だいふく | 47ml(1個) | 83kcal | 2.6g | 13.8g |
| ガリガリ君ソーダ | 105ml | 66kcal | 0g | 16.8g |
チョコモナカジャンボは、エネルギーも脂質も炭水化物も、6商品のうち2番目でした。1番目はどれも200mlのエッセル スーパーカップ超バニラです。
気をつけたいのが雪見だいふくです。表の83kcalは1個ぶんで、袋には47mlが2個入っています。1袋を食べきると166kcal、炭水化物27.6g、脂質5.2g。それでもチョコモナカジャンボ1個には届きません。
チョコモナカジャンボの炭水化物34.7gは、6商品でいちばん少ないガリガリ君ソーダの16.8gと比べると2倍を超えます。ただしガリガリ君は脂質が0gで、105mlで66kcal。もとの作りがまったく違います。
アイスの品目数は、原材料の書き方でも増える

ここまで品目数を並べてきましたが、この順位は安全性の順位ではありません。日本で使用が認められている添加物には使用量の上限があり、品目が多くても、食べる量が多いとはかぎりません。
6商品では、そこがはっきり出ました。添加物が2品目しかないエッセル スーパーカップ超バニラが、1個374kcal・脂質23.4g・炭水化物35.3g。3つとも6商品の最多でした。品目数が5番目の商品が、量では1番目です。
反対に、添加物の表示がない牧場しぼりミルクは154kcal。原材料名は生乳、乳製品、水あめ、砂糖、卵黄、バニラエキス、食塩の7つで終わります。ただし内容量は120mlで、チョコモナカジャンボの150mlより小さい器です。
そして今回いちばん大事なのは、1位になった6品目のうち2つが書き方の違いで増えた分だったことです。品目数は、書いた側のまとめ方で変わります。数を見比べるだけでは、中身は分かりません。
じゃあ、チョコモナカジャンボをどう選んで、どう食べるか

アイス6商品を並べて、持ち帰れる話は3つあります。
1つめ。品目数の多さで避けない。チョコモナカジャンボの6品目は、色素をまとめて書けば5品目です。色素の数だけを見れば、ジャイアントコーンやガリガリ君のほうが3つで多くなります。
2つめ。1個の炭水化物34.7gは、半分に分けられる。半分にすれば17.35gです。森永製菓の商品ページにも、誰かと分けて食べるのにも向くと書かれています。もともと分けられる大きさで作られています。
3つめ。品目数を下げたいなら、包むもののないアイスを選ぶ。牧場しぼりミルクは原材料名にスラッシュがなく、154kcalでした。そのかわりパリパリした皮はありません。何かをやめれば、別の何かもなくなります。
そのうえで、アイス1個を選び直すより、毎日のおかずのほうが量は多くなります。おかずごと替えるなら、添加物を足さずに仕上げた惣菜を冷蔵で届けてもらう手があります。
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よくある質問
- Qチョコモナカジャンボに入っている添加物は何ですか?
- A
森永製菓の商品ページでは、加工デンプン、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料、アナトー色素、カロテン色素の6品目です。このうちアナトー色素とカロテン色素は、色をつけるものです。ほかの5商品はどこも「着色料(〜)」とかっこの中にまとめ、1行で書いていました。
- Qチョコモナカジャンボ1個のカロリーと糖質はどれくらいですか?
- A
公式サイトの表示では1個150mlあたり312kcal、脂質17.7g、食塩相当量0.12gです。糖質は単独では出ておらず、炭水化物として34.7gと書かれています。今回並べた6商品では、エネルギーも脂質も炭水化物も2番目でした。1番目は200mlのエッセル スーパーカップ超バニラです。
- Qチョコが多いぶんだけ体に悪いのでしょうか?
- A
チョコは味つけのためだけに入っているわけではありません。森永製菓のニュースリリースによると、アイスの水分がモナカへ移るのを防ぐため、バニラアイスの両側面を覆うようにチョコを入れています。原材料名の1番目がチョコレートコーチングなのは、この働きのぶんも含まれているためと考えられます。
- Qチョコモナカジャンボの種類別はアイスクリームですか?
- A
森永製菓の商品ページには種類別が書かれていませんでした。今回の6商品で公式サイトに載っていたのは4商品で、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓、アイスクリームです。種類別は商品パッケージの裏面で確かめられます。
まとめ:見るのは6という数ではなく、1個の34.7g

6商品を並べて出た答えは2つです。チョコモナカジャンボの添加物6品目のうち2つは、色素を2行に分けて書いたぶんでした。ほかの5商品と同じまとめ書きなら5品目です。残る4つは、雪見だいふくと同じ顔ぶれでした。
そして1個150mlで312kcal、脂質17.7g、炭水化物34.7g。どれも6商品のうち2番目です。毎日食べる量を考えるなら、品目数の1位よりこちらの数字が大事です。
明日やることは1つ。買う前に、うしろの色素が「着色料(〜)」とまとまっているかどうかを見る。まとまっていれば行は短くなりますが、中の色素はかえって多いこともあります。行の数だけで決めなくてすみます。
アイスより先に毎日のおかずを見直したい日は、5社の原材料名を比べた無添加のおかず宅配おすすめ5社と、料金と中身を確かめたシェフの無添つくりおきの検証記事もどうぞ。
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