【重なる県は0】パルシステムとコープ自然派の違い|315物質と62品目、届く場所を公式で並べた

パルシステムとコープ自然派の配達地域を並べた記録の見出し 体に悪い?食品査定
ラベルさんラベルさん
パルシステムとコープ自然派、どっちが添加物に厳しいのって聞かれるんだけど。……そもそも、両方から選べるお宅ってあるの?
うーめんうーめん
それがなかった。配達する都道府県を突き合わせたら、1県も重なっていない。だから今回は、数字の前に地図から入る。

先に結論です。パルシステムが配達するのは1都11県、コープ自然派は近畿と四国の2府8県。両方に名前が出る都道府県は0でした。住所が決まった時点で、申し込めるのはどちらか一方だけになります。

そのうえで、公表されている添加物の数も並べました。パルシステムは公表された内訳を引くと使わない315物質、コープ自然派は使ってよい62品目と496品目。数え方の向きが逆で、元にしている集まりも違うため、数の大小で優劣は付けられません。数字はすべて2026年9月5日に、両社の公式サイトと公開資料で確認しました。

(PR)お試しセットは、住んでいる地域で申し込み先が変わります。

関東の1都11県にお住まいなら

生協の宅配パルシステムを見る

近畿・四国の2府8県にお住まいなら

生協の宅配コープ自然派を見る

配達する都道府県は、1つも重なっていなかった

窓辺の緑の床に、苔むした石と緑のガラス棒が並ぶ

両社の公式サイトから、配達できる都道府県を書き出して突き合わせました。パルシステムはヘルプの配達エリアのページ、コープ自然派は公開されている配達エリアのデータからです。並べると、東日本と西日本で分かれていました。

会社配達する都道府県数
パルシステム東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・福島・山梨・長野・静岡・新潟1都11県
コープ自然派大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山・徳島・香川・愛媛・高知2府8県
両方に名前が出る都道府県なし0

この22府県以外に住んでいるなら、どちらにも加入できません。北海道・東北の5県・北陸・東海の一部・中国地方・九州・沖縄は、両社の一覧に1つも出てきませんでした。

生活クラブとパルシステムのときは、11都県が重なっていた

生協どうしを並べても、毎回こうなるわけではありません。生活クラブとパルシステムを同じやり方で並べた記事では、両方に加入できる地域が11都県ありました。あちらは「どちらを選ぶか」という話になります。今回は選ぶ前に、住んでいる場所で2社のうち1社が外れます。

府県に名前があっても、市区町村で外れることがある

都道府県の一覧に載っていても、そこで終わりではありません。コープ自然派が公開している配達エリアのデータには10府県240市区町村が載っており、コープ自然派の基準と表示をまとめた記事で集計したところ、滋賀県は6市だけでした。同じ近畿でも密度がまるで違います。

パルシステムのヘルプにも「エリア内であっても配達できない地域がある」と書かれています。どちらに申し込むにしても、郵便番号を入れて確かめるのが先です。

使わない数は、引き算で出る315物質と、62品目・496品目

苔色の面に、角の丸い緑の石板が二枚重ねて置いてある

両社が公表している添加物の数を、公式の言い方のまま書き出しました。パルシステムは品質保証レポート2025から、コープ自然派は添加物のページからです。並べてすぐ分かったのは、数え方の向きが逆ということでした。

パルシステムは、使わない物質の数を出している

パルシステムの品質保証レポート2025には、こう書かれています。「日本で認められた食品添加物は1,521物質(2026年3月現在)」。そのうちパルシステム基準で使用可能なのが1,206物質。引くと315物質が不使用にあたります。

「315物質」は、パルシステムが掲げている言葉ではありません。レポートの本文は「そのうち約20%を不使用」までしか書いていないので、315は下の表の合計どうし、1,521と1,206から当サイトが引いた数です。20.7%という割合が「約20%」と重なることは確かめました(品質保証レポート2025・2026年3月現在/2026年9月5日に確認)。

区分食品衛生法パルシステム基準
指定添加物476314
既存添加物327176
一般飲食物添加物106104
天然香料基原物質612612
合計1,5211,206

物質数は公表資料をそのまま引き写しています。区分ごとに差の付き方が違い、315物質を4つの区分にほどいた記事では、香料を外して計算し直すと不使用の割合が34.7%まで上がりました。

コープ自然派は、使ってよい品目の数をカタログごとに出している

コープ自然派の出し方は反対です。認めている品目を、カタログ2冊それぞれについて公開しています。

カタログ指定添加物既存添加物認めている合計基準日
ポスティ382462品目2025年10月現在
caocao296200496品目2024年2月現在

規制の対象になるのは、指定添加物が438品目、既存添加物が303品目。足して741品目、と公式に書かれています。ポスティについては「9割以上の食品添加物の使用を認めていません」、caocaoについては「約5割の食品添加物を規制しています」という説明でした。同じ生協に加入しても、どちらの冊子から注文するかで認められる品目が8倍ほど開きます。

315と62は、引き算できない

ここが今回いちばん大事なところです。2つの数は、そろえずに並べると意味がひっくり返ります。

比べる中身パルシステムコープ自然派
公表している向き使わない数使ってよい数
単位物質品目
元にしている集まり1,521物質741品目
示されている数315物質(1,521−1,206)62品目(ポスティ)/496品目(caocao)
基準日2026年3月現在2025年10月現在/2024年2月現在

パルシステムの315は「使わないと決めた物質」、コープ自然派の62は「使ってよいと決めた品目」。315が大きいから厳しい、62が小さいから緩い、という読み方はできません。元にしている集まりも、1,521物質と741品目でそろっていないからです。

生協どうしを比べるとここで必ずつまずきます。コープデリとパルシステムを並べたときも、同じ理由で商品どうしの比較にたどりつけませんでした。

もう1つ、パルシステムの数字には注意書きがあります。品質保証のページには「約1500物質のうち約24%を不使用」と書かれていますが、これは1つ前の年度の数字と一致します。最新の品質保証レポートの表記は約20%です。更新日の新しい資料が最新になります。

出資金は、1口1,000円と、住む場所で4段階

緑の床に、緑のガラス板が四枚段になって並べてある

生協に入るには、加入時にお金を預けます。パルシステムのヘルプとコープ自然派の利用案内から、金額と、返ってくるかどうかを写しました。パルシステムは全域で一律、コープ自然派は府県で4段階に分かれます。

会社・地域加入時の出資金加入後の積み立て
パルシステム(1都11県)1口1,000円任意の積み立て増資
コープ自然派 大阪・奈良・和歌山5,000円注文ごとに200円(共同購入は100円)
コープ自然派 京都・滋賀3,000円注文ごとに200円(共同購入は100円)
コープ自然派 兵庫2,000円注文ごとに200円(共同購入は100円)
コープ自然派 徳島・香川・愛媛・高知1,000円注文ごとに200円(共同購入は100円)

同じコープ自然派でも、大阪と四国4県で5倍の開きがありました。パルシステムの1,000円は、四国4県と同じ額です。

どちらも買い切りのお金ではありません。パルシステムは「脱退時には積み立て増資分を含めた全額が返却されます」、コープ自然派は「出資金は生協を脱退(退会)する場合は、積み立て増資分も含めて返還します」と、それぞれ公式に明記されていました。積み立てのしくみだけは違い、パルシステムは任意、コープ自然派は注文のたびに200円をお願いする形です。

注文前に原材料名が読めるのは、コープ自然派だけだった

緑の壁ぎわに、緑の石板が一枚立てかけてある

会社が決めた基準よりも、袋の裏に何が書かれているかを知りたい人は多いはずです。加入する前に原材料名を読めるかどうかを、両社の公式サイトで確かめました。商品ページと、公開されているPDFを見ています。

調べたことパルシステムコープ自然派
注文前に原材料名が読めるか読めない読める
注文前に栄養成分が読めるか読めない読めない
読むために要るもの加入とログインなし
公開の形加入後の注文サイトお知らせのPDF

パルシステムの商品ページには、原材料名の欄がない

冷凍食品の商品ページを開くと、載っているのは原料へのこだわりと作り方の説明でした。ハンバーグのページには牛と豚の比率やソースの作り方まで書かれているのに、原材料名と栄養成分表示の欄が用意されていません。注文の入口は「ネット注文」で、押すとログインの画面に進みます。冷凍食品とお料理セット55品を全文検索した記事でも、原材料名が載っていたページは0件でした。

コープ自然派は、毎週のPDFを誰でも開ける

コープ自然派は、お知らせのページに「食材セット原材料表示」という区分を持っています。毎週の食材セットについて、その回に入る商品の原材料名をまとめたPDFがそこに置かれます。ログインの画面をはさまず、誰でもそのまま開けました。2026年9月5日の時点でいちばん新しかったのは25号(9月3回)、掲載日は2026年8月31日です。

公開されている10回分を1つにまとめると319商品になり、235商品にはスラッシュの後ろが書かれていませんでした。ただし「0品目」は、表示の欄に出てこなかったという意味に限られます。製造の途中で取り除かれる加工助剤と、原料から持ち込まれた量がごくわずかなものは、書かなくてよいと定められているためです。

0品目という数え方には、断りが1つ要ります。加工助剤とキャリーオーバーは表示の義務がありません。原材料名に出てこなくても、工程で使われている場合があります。

加入前に表示を読めるかどうかで宅配を分けると、会社によってはっきり分かれます。宅配14社で原材料名が注文前に読めるかを調べた記事に一覧があります。

公表されているのは種類の数であって、量ではない

緑の面に、緑のガラス棒が三本ずらして並べてある

ここで断りが1つ。両社の公式ページに出ているのは、使う・使わないを決めた品目や物質の数だけです。口に入る量については、どちらも数字を出していません。認可されている添加物は、1つずつ使用量の上限が国のきまりで定められています。

そして引き算で出る315物質も、コープ自然派が認めない品目も、会社が自分で決めた約束です。国の基準より狭くしているという意味であって、安全性の順位を示すものではありません。認めている品目が少ない会社を選べば健康になる、という読み替えをすると判断をまちがえます。

もう1つ。両社とも、公表しているのは会社全体の基準です。個々の商品に何が入っているかは、コープ自然派なら食材セットのPDF、パルシステムなら加入後の注文サイトで、1品ずつ見ることになります。

では、どこから決めればいいのか

窓の光が差す緑の面に、厚い緑の石板が一枚置いてある

順番があります。この記事で調べた4つを、決める順に並べ替えました。

  1. 郵便番号を入れて、配達エリアに入っているかを確かめる
  2. 入っていたなら、申し込み先は自動的に1社に決まります。関東ならパルシステム、近畿と四国ならコープ自然派です
  3. コープ自然派になった人は、注文の中心をポスティに置くのかcaocaoに置くのかを先に決める。62品目と496品目の差がここで出ます
  4. パルシステムになった人は、原材料名は加入後に読む前提で考える。加入前に見られるのは315物質という会社全体の数だけです

エリアの外に住んでいるなら、生協という枠を外す手があります。味付けまで済んだおかずを冷蔵や冷凍で届ける宅配なら、全国が対象です。抜いているものが社ごとに違うので、5社の原材料表示を写して並べた記事を先に見ておくと絞りやすくなります。

宅配を使わず自分で買うなら、売り場でも見つかります。スーパーで添加物0品目の商品を探した記事では、7つの売り場に固まっていました。

シェフの無添つくりおき

シェフの無添つくりおきの手作り惣菜

  • 初回26%OFF+初回の送料は無料
  • 1回だけのお試しOK・定期縛りなし
  • 化学調味料・保存料など不使用(公式表記)

無添加惣菜をご自宅に。初回は26%OFF、送料も無料

キャンペーン内容は公式サイトでご確認ください

よくある質問

Q
パルシステムとコープ自然派、どちらが添加物に厳しいですか?
A

公表している数字の向きも単位も、元にしている集まりも違うため、どちらが厳しいとは言えません。パルシステムは1,521物質のうち1,206物質を使用可(引くと315物質が不使用)、コープ自然派は741品目のうちポスティで62品目・caocaoで496品目を認める、という出し方です。

Q
両方に加入して使い分けることはできますか?
A

同じ住所ではできません。配達する都道府県が1つも重なっていないためです。パルシステムは東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・福島・山梨・長野・静岡・新潟の1都11県、コープ自然派は大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山・徳島・香川・愛媛・高知の2府8県でした。

Q
加入する前に原材料名を読めるのはどちらですか?
A

コープ自然派です。食材セットの原材料表示が毎週PDFで公開されていて、加入もログインも要りませんでした。パルシステムの商品ページには原材料名の欄がなく、表示が出てくるのは加入後の注文サイトです。栄養成分表示は、どちらも注文前には出てきませんでした。

Q
加入するときの出資金はいくらですか?
A

パルシステムは1口1,000円です。コープ自然派は住む場所で4段階になっていて、いちばん低いのが四国4県の1,000円、次が兵庫の2,000円、京都・滋賀が3,000円ときて、大阪・奈良・和歌山で5,000円まで上がりました。どちらも脱退のときに返還されると公式に書かれています。

まとめ:どちらを選ぶかではなく、住所で決まっていた

緑の面に、緑のガラス棒が二本、への字に組んである

両社の公式資料を突き合わせて出た答えは3つです。

  • 配達する都道府県は1県も重ならない。パルシステムが1都11県、コープ自然派が2府8県
  • 公表されている添加物の数は、そろえて比べられない。使わない315物質と、使ってよい62品目・496品目
  • 加入前に原材料名を読めるのはコープ自然派だけ。パルシステムは加入とログインが要る

「どっちがいいの」という質問には、地図が先に答えを出していました。基準の数え方を突き合わせる作業は、エリアに入っていた人だけの話になります。

今日やることは1つ。自宅の郵便番号を、住んでいる地域の生協の申し込みページに入れてみる。そこで外れたら、生協という枠を外して、全国に届く宅配から探し直すほうが早いです。

(PR)お試しセットなら、お安く始めることもできます。住んでいる地域で選べます。

タイトルとURLをコピーしました