ラベルさん先に結論です。冷凍ハンバーグ6商品の添加物は、いちばん多い商品で10品目、いちばん少ない商品で4品目でした。
ただし、そこで止まると読みまちがえます。表示の単位が1個16gから1袋200gまで、12倍以上ひらいていたからです。
100gにそろえ直すと順位が裏返りました。添加物4品目でいちばん少ないお弁当用のミニハンバーグが、100gあたりの食塩相当量1.88gで6商品の最多です。数字はすべて2026年8月27日に各社公式サイトで確認しました。
「冷凍ハンバーグは体に悪い」と言われるのは、温めるだけで形が残るから

そう言われる理由ははっきりしています。冷凍庫から出して、電子レンジに入れるだけ。それで焼き色のついたハンバーグが皿に出てきます。
手をかけずに形が保たれるものは、何かを足していると思われます。実際の表示を見てみます。
味の素冷凍食品のザ★ハンバーグは、原材料名のスラッシュ(/)より後ろがこう並んでいました。
調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、ソース[(省略)/増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、安定剤(カラギナン)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、香料、カロチン色素]
ハンバーグ本体が2品目、角カッコに入ったソースが8品目。合わせて10品目です。
この10という数が多いのかどうかは、ほかの商品と並べないと分かりません。
添加物の品目数で冷凍ハンバーグ6商品を並べた

数え方は2つだけ決めました。味は入れていません。
- 原材料名のスラッシュ(/)より後ろに書かれた添加物が、いくつ並んでいるかを数える
- ソースが角カッコで別に書かれている商品は、その中の添加物も足す
| 順位 | 商品 | 製造元 | 添加物の品目数 | 書かれていた添加物 | 表示の単位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ザ★ハンバーグ | 味の素冷凍食品 | 10品目 | 本体は調味料、加工でん粉。ソースは増粘剤、カラメル色素、調味料、乳化剤、安定剤、甘味料、香料、カロチン色素 | 1袋200g |
| 2 | 三代目たいめいけん監修ハンバーグ | ニチレイフーズ | 9品目 | 本体は加工でん粉、調味料、着色料(カラメル)、ゲル化剤、乳酸Ca。ソースは着色料(カラメル)、甘味料、増粘剤、調味料 | 1袋165g |
| 3 | シェフの厨房 鉄板焼ハンバーグ | 日本ハム | 7品目 | 加工デンプン、調味料、糊料、カラメル色素、ピロリン酸Na、香料、香辛料抽出物 | 1個75g |
| 4 | ミニハンバーグ | ニチレイフーズ | 6品目 | 加工でん粉、酢酸(Na)、グリシン、リゾチーム、ショ糖脂肪酸エステル、アセロラ濃縮果汁 | 1個20g |
| 5 | 洋食亭ハンバーグ 自家製デミグラスソース | 味の素冷凍食品 | 5品目 | 本体は加工でん粉、調味料、pH調整剤。ソースは増粘剤、調味料 | 1袋165g |
| 6 | 直火焼ミニハンバーグ | 日本ハム | 4品目 | 調味料、pH調整剤、カラメル色素、ピロリン酸Na | 1個16g |
いちばん上と下で、6品目の差がつきました。ただしこの順位は品目数の多い順であって、体に悪い順ではありません。理由はあとの章で書きます。
出どころは各社の公式サイトです。ザ★ハンバーグ、三代目たいめいけん監修ハンバーグ、シェフの厨房 鉄板焼ハンバーグ、ミニハンバーグ、洋食亭ハンバーグ 自家製デミグラスソース、直火焼ミニハンバーグの各ページから、2026年8月27日に取得しました。
ここで表のいちばん右を見てください。表示の単位が、商品ごとにばらばらです。
栄養成分の表示が、1個16gから1袋200gまでひらいていた

栄養成分表示は、メーカーが決めた単位で書かれます。今回の6商品は、その単位が同じではありませんでした。
公式サイトの数字を、書かれているとおりに並べます。
| 商品 | 表示の単位 | エネルギー | 脂質 | 食塩相当量 |
|---|---|---|---|---|
| ザ★ハンバーグ | 1袋200g | 350kcal | 22g | 2.8g |
| 洋食亭ハンバーグ 自家製デミグラスソース | 1袋165g | 287kcal | 19g | 2.1g |
| 三代目たいめいけん監修ハンバーグ | 1袋165g | 261kcal | 14.9g | 2.2g |
| シェフの厨房 鉄板焼ハンバーグ | 1個75g | 156kcal | 9.9g | 1.0g |
| ミニハンバーグ | 1個20g | 37kcal | 2.2g | 0.2g |
| 直火焼ミニハンバーグ | 1個16g | 35kcal | 2.2g | 0.3g |
いちばん重い1袋200gと、いちばん軽い1個16g。12.5倍のひらきがあります。
この数字のまま読むと、お弁当用の小さいハンバーグはとても軽く見えます。直火焼ミニハンバーグの食塩相当量は0.3g。6商品のなかで2番目に少ない数字です。
ところが、これは1個が小さいから小さいだけかもしれません。同じ重さにしてみないと、濃さは分かりません。
100gにそろえたら、いちばん薄く見えた商品がいちばん濃かった

6商品を100gあたりに計算し直しました。式は同じです。表示の数字に100をかけて、表示の単位のグラム数で割ります。
直火焼ミニハンバーグなら、0.3g×100÷16g=1.875g。四捨五入して1.88gです。
| 商品 | 100gあたりの食塩相当量 | 脂質 | エネルギー | 添加物の品目数 |
|---|---|---|---|---|
| 直火焼ミニハンバーグ | 1.88g | 13.8g | 219kcal | 4品目 |
| ザ★ハンバーグ | 1.40g | 11.0g | 175kcal | 10品目 |
| 三代目たいめいけん監修ハンバーグ | 1.33g | 9.0g | 158kcal | 9品目 |
| シェフの厨房 鉄板焼ハンバーグ | 1.33g | 13.2g | 208kcal | 7品目 |
| 洋食亭ハンバーグ 自家製デミグラスソース | 1.27g | 11.5g | 174kcal | 5品目 |
| ミニハンバーグ | 1.00g | 11.0g | 185kcal | 6品目 |

順位が入れかわりました。1個あたりでは2番目に少なかった直火焼ミニハンバーグが、100gあたりでは1.88gで1番になります。
脂質も同じでした。100gあたり13.8gで、これも6商品の最多です。エネルギーの219kcalも最多でした。
そして、この商品の添加物は4品目で6商品のなかでいちばん少ない数字です。品目数の順位と、100gにしたときの数字の順位は、まったく別のものでした。
いちばん薄い1.00gのミニハンバーグと比べると、1.88倍の差になります。
ひとつ断っておきます。ソースが付いている3商品は、ソースの重さも入れた100gです。ハンバーグ本体だけの数字ではありません。
同じ数え方を冷蔵のハンバーグでもやりました。チルドのハンバーグ6商品を同じやり方で見た記事です。そちらは6商品とも70gから90gにおさまっていました。大きさがそろっているので、この入れかわりは起きていません。差を作っていたのは脂質のほうでした。
ただし、添加物の品目数が多い=体に悪い、ではない

ここを一緒にすると、選び方をまちがえます。日本で使用が認められている添加物には使用量の上限があります。書かれている品目数の多さは、そのまま口に入る量の多さにはなりません。
今回の6商品が、その通りになりました。三代目たいめいけん監修ハンバーグは9品目で、2番目に多い商品です。それでも100gあたりの脂質は9.0g、エネルギーは158kcal。どちらも6商品の最少でした。
いちばん多い10品目のザ★ハンバーグも、100gあたりの食塩相当量は1.40g。最多の1.88gには届きません。
食塩の目安も出しておきます。厚生労働省のe-ヘルスネットによると、食塩相当量の目標量は18歳以上の男性で1日7.5g未満、女性で6.5g未満です。
直火焼ミニハンバーグを1個16gで3個食べると、食塩相当量は0.9gになります。1個あたりでは軽くても、お弁当では個数で積み上がります。
つまり添加物の品目数は「どうやって味を付けたか」を表しています。100gあたりの数字は「毎日どれだけ積み上がるか」のほうです。見るところは2つあります。
この2つの見方は、ほかの冷凍食品でも同じでした。冷凍食品6商品の添加物がどこに使われているかを見た記事もどうぞ。
じゃあ、どれを選んで、どう食べるか

6商品を並べて分かったことから、3つに絞ります。
1つめ。袋の数字を読む前に、単位のグラム数を見る。「1個あたり」なのか「1袋あたり」なのか、そのグラム数はいくつなのか。今回は16gから200gまでひらいていました。
2つめ。お弁当用の小さいハンバーグは、個数で数える。1個0.3gでも、3個入れれば0.9gです。1個あたりの数字が小さいのは、1個が小さいからでした。
3つめ。品目数だけで選ばない。9品目の商品が、100gあたりの脂質もエネルギーもいちばん低い結果になりました。品目数と数字は別々に見たほうが早いです。
ソースが別添えの商品なら、かける側も選べます。ケチャップとソース6商品では、とろみのいちばん強いとんかつソースが5.0g、さらさらのウスターソースが7.8gでした。表示はかける調味料6商品を並べた記事にあります。
そのうえで、ハンバーグ1品を選び直すより、おかず全体を切り替えたいという日もあります。添加物を使わないと決めて作られた惣菜を、届けてもらう方法もあります。
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よくある質問
- Q冷凍ハンバーグに保存料は入っていますか?
- A
今回の6商品では、スラッシュ(/)より後ろに保存料は書かれていませんでした。書かれていたのは調味料、加工でん粉、カラメル色素、乳化剤などです。保存方法はいずれもマイナス18℃以下と表示されています。
- Qお弁当用のミニハンバーグは、大きいものより薄味ですか?
- A
1個あたりの表示だけを見るとそう見えます。直火焼ミニハンバーグは1個16gで食塩相当量0.3gでした。ただし100gにそろえると1.88gになり、6商品のなかでいちばん多い数字です。
- Q添加物の品目数がいちばん多い商品は、脂質も多いのですか?
- A
一致しませんでした。10品目のザ★ハンバーグは100gあたりの脂質が11.0gです。9品目の三代目たいめいけん監修ハンバーグは9.0gで、6商品のなかでいちばん低い値でした。
- Q添加物の品目数はどこで確認できますか?
- A
各メーカー公式サイトの商品ページに、原材料名がそのまま載っています。スラッシュ(/)より後ろが添加物です。ソースが角カッコで別に書かれている商品は、その中にもスラッシュがあるので見落とさないでください。
まとめ:見るのは品目数ではなく、100gにしたときの1.88g

6商品を並べて出た答えは2つです。冷凍ハンバーグの添加物は、いちばん多い商品で10品目、いちばん少ない商品で4品目でした。
もう1つが本題です。表示の単位が16gから200gまで12.5倍ひらいていました。100gにそろえると順位が裏返ります。添加物4品目でいちばん少ないお弁当用のミニハンバーグが、食塩相当量1.88g・脂質13.8gで6商品の最多でした。
明日やることは1つ。袋を裏返して、栄養成分表示の見出しに書いてあるグラム数を先に見る。そこが「1個20g」なのか「1袋200g」なのかで、同じ2.0gの意味が変わります。
おかずを1品ずつ選び直すのが大変な日は、宅配に切り替える手もあります。5社の原材料表示を比べた無添加のおかず宅配おすすめ5社と、料金と中身を確かめたシェフの無添つくりおきの検証記事もどうぞ。
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