【無添加のカレールーどこで買える】14商品中8つが添加物0品目

赤い漆の盆に、銅づちの跡が残る丸い蓋が1つ 体に悪い?食品査定
ラベルさんラベルさん
添加物の表示がないカレーって、やっぱり自然食品のお店まで行かないと手に入らないの?
うーめんうーめん
半分は当たりだ。いつものスーパーにも0品目のカレーはある。ただし、カレーの売り場じゃない。

同じ店の中に、添加物が6品目のカレーと0品目のカレーが両方あります。違うのは売り場です。

14商品の原材料名を各社の公式サイトから写しました。固形ルウ3商品はすべて3品目以上、カレー粉4商品のうち3商品は0品目です。

この記事では、どのタイプがどこで買えるのかを3つに分けて書きます。数字はすべて2026年8月30日に取得したものです。

「無添加」の3文字は、カレーの売り場から消えた

赤い漆の盆に、銅の丸い小皿が7枚散らばっている

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箱の表で3文字を探しても、カレーの売り場では見つかりません。探し方が悪いのではなく、その言葉を書ける条件が変わったからです。

根拠は消費者庁が2022年3月30日に示した不使用表示についてのガイドラインです。抜いた対象を書かない表示は、誤解を招くおそれがあると位置づけられました。

パッケージの切り替えには2年ほどの猶予が示され、その期限が2024年の3月末でした。だから商品名のとなりから、その言葉が消えました。

代わりに見るのが、原材料名のスラッシュ(/)です。スラッシュより後ろに書いてあるのが添加物です。東京都保健医療局の添加物の表示のページに区分の仕方が示されています。

この言葉のルールは無添加という言葉の決まりにまとめました。売り場ごとの違いはカレー粉が入っていない7つの売り場の結果で書いています。

カレールーとカレー粉14商品の原材料名を、公式サイトから取得した

朱色の丸い盆が1枚、銅の面の上に置かれている

取り上げる決まりは2つです。おいしさは見ていません。

  • スラッシュ(/)の後ろに書かれた添加物の品目数。アレルギー物質だけが後ろに来る商品は0品目とする
  • タイプは固形ルウ・フレークや粉末のルウ・カレー粉の3つに区切る
タイプ商品(内容量)メーカー添加物の品目数原材料名の1番目出どころ
固形ルウバーモントカレー 中辛(115g)ハウス食品6品目食用油脂公式商品ページ
固形ルウこくまろカレー 中辛(145g)ハウス食品6品目食用油脂公式商品ページ
固形ルウゴールデンカレー 中辛(198g)エスビー食品3品目小麦粉公式商品ページ
フレーク・粉末赤缶カレーパウダールウ 中辛(152g)エスビー食品5品目でん粉公式商品ページ
フレーク・粉末コスモ直火焼 カレー・ルー 中辛(170g)コスモ食品1品目小麦粉公式商品ページ
フレーク・粉末直火焙煎カレールゥ・中辛(170g)ムソー0品目小麦粉公式商品ページ
フレーク・粉末植物素材の本格カレールウ 中辛(135g)創健社0品目小麦粉公式商品ページ
フレーク・粉末米粉でつくった本格カレールウ 中辛(135g)創健社0品目植物油脂公式商品ページ
フレーク・粉末スパイス香るカレールウ 中辛(120g)オーサワジャパン0品目有機パーム油公式商品ページ
フレーク・粉末ベジタリアンのためのカレー(160g)桜井食品0品目小麦粉公式商品ページ
カレー粉赤缶カレー粉(37g)エスビー食品0品目ターメリック公式商品ページ
カレー粉ギャバン35gカレーパウダー缶GABAN0品目ターメリック公式商品ページ
カレー粉オーサワのカレー粉(20g)オーサワジャパン0品目ウコン公式商品ページ
カレー粉カレーパウダー〈顆粒〉(45g)ハウス食品1品目ターメリック公式商品ページ

14商品のうち、スラッシュの後ろに何も書かれていないものが8商品ありました。その8商品は、すべてフレークや粉末のルウか、カレー粉でした。

いっぽう固形ルウの3商品は、3品目から6品目でした。0品目はひとつもありません。タイプが変わると、原材料名の後半がまるごと入れ替わります。

この数え方には限界があります。加工助剤や、キャリーオーバーに当たるものは、原材料名に載せなくてよいとされています。だから0品目とした商品も、書く必要のある添加物がなかっただけ、というのが正確な言い方です。

なお、この品目数は表示の行数であり、安全性の順位ではありません。

22品目のうち、いちばん出番が多かったのはカラメル色素だった

朱色の壁ぎわに、さびた銅の板きれが2枚立つ

添加物の表示があったのは6商品で、合計22品目でした。出てきた名前は限られています。

表示された品目入っていた商品数表示の書き方
カラメル色素(着色料)5商品用途名つき
調味料(アミノ酸等)4商品一括名
酸味料4商品一括名
乳化剤3商品一括名
香辛料抽出物3商品一括名
香料2商品一括名
リン酸Ca1商品物質名
カレーの添加物7種類を商品数で比べた図。最多はカラメル色素の5商品

いちばん出番が多いカラメル色素は、用途名をそえる決まりの8グループに入ります。区分の仕方は消費者庁の食品添加物表示のマメ知識に示されています。

だから色をつけるために使ったと、表示を見ただけで分かります。ハウス食品のバーモントカレーは「着色料(カラメル、パプリカ色素)」と書かれていて、1品目の中に色素が2つ入っていました。

残る調味料・酸味料・乳化剤・香辛料抽出物・香料は一括名です。1行に見えても、中身が複数のことがあります。

品目数が少ないほうが体にいい、という話ではありません

品目数の少なさと安全性を同じものだと考えると、選ぶときに迷います。使ってよいと認められた添加物には、それぞれ量の上限が決められています。表示の行数と、口に入る量は別の話です。

栄養成分のほうも見ておきます。1皿分の食塩相当量は、ゴールデンカレーが2.3g、赤缶カレーパウダールウが2.2gでした。

0品目の3商品は、創健社の植物素材が1.9g、桜井食品が1.8g、創健社の米粉が1.5gです。1皿分のエネルギーは83kcalから112kcalの範囲に収まりました。

同じ市販品でも、見る数字を変えると順位が変わります。カレールー6商品の油脂と食塩の数字と、色ごとに分かれたシチューとハヤシのルウもどうぞ。

酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)がハウス食品の3商品にだけ出てくる件は、同じ数え方でシチュールウ14商品を写した回で扱いました。

カレー粉には香辛料だけの商品がある。ただし4つとも同じではなかった

朱色の面に、金色の小さなつまみが5つ横に並ぶ

カレー粉4商品のうち、3商品は原材料名が香辛料の名前だけで終わっていました。

  • エスビー食品の赤缶カレー粉37g……ターメリック(インド)、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤唐辛子、ちんぴ、その他香辛料
  • ギャバン35gカレーパウダー缶……ターメリック(インド)から始まり、コリアンダー加工品とガーリック加工品で終わります
  • オーサワのカレー粉20g……ウコン、陳皮、コリアンダーなど14種類の名前が続きます

油脂も小麦粉も入りません。ルウを作る工程がないので、色やとろみを足す必要もないわけです。

ただし、粉なら必ず0品目とは言えません。ハウス食品のカレーパウダー〈顆粒〉45gは、2番目が植物油脂で、最後に香辛料抽出物が付きます。

この1品目は一括名の香辛料抽出物です。粉のカレーでも、原材料名を最後まで読まないと分かりません。

買える場所は3つに分かれる。どれを選ぶかで行く店が変わる

朱色の四角い板が2枚、紐で吊り下がっている

14商品が売られている場所は、次の3つに分かれました。

  • いつものカレーの売り場……固形ルウ3商品。品目数は3品目から6品目
  • 同じ店のスパイスの売り場……カレー粉4商品のうち3商品が0品目
  • 自然食品の店と各社の通販……フレークや粉末のルウ。7商品のうち5商品が0品目

いちばん近いのは2つめです。店を変えずに、通路を1本移るだけで済みます。

3つめは取り寄せになります。ムソーは公式サイトに直営のムスビガーデン5店舗とオンラインショップを載せています。

創健社の商品ページには「お近くの取扱店を探す」とオンラインショップの案内があります。桜井食品は通販ページ、コスモ食品は公式のオンラインストアへの入り口があります。

ただし弱点もあります。カレー粉から作ると、とろみと塩けを自分でつけることになります。

ルウなら鍋に入れて溶かすだけです。ここでいちばん手間の差が出ます。

ルウを買いに行く時間もない日は、おかずごと届けてもらう手もあります。添加物を使わないと決めて作った惣菜を、家まで運んでくれるサービスです。

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次のカレーの日に、やることを1つだけ決める

格子の影が差す盆に、銅の小鉢が3つ重なり合う

全部を入れ替えようとすると続きません。手順は3つに絞ります。

  • いつも使っている箱を裏返して、スラッシュより後ろだけを見る。カラメル色素があるかどうかで、だいたいの見当がつきます
  • 同じ店のスパイスの売り場へ回り、カレー粉の缶を1つ手に取る。原材料名が香辛料の名前だけで終わっていれば0品目です
  • 週末の1食だけ、そのカレー粉で作ってみる。とろみは小麦粉かでん粉、塩けは食塩で足します

いきなり全部を替える必要はありません。1食だけ替えれば、手間がどれくらい違うか自分で分かります。

そのうえで通販まで進むなら、フレークタイプが候補になります。溶かすだけの手軽さは同じで、書かれている添加物が少なくなるからです。

よくある質問

Q
添加物の表示がないカレールーは、スーパーで買えますか?
A

タイプによります。今回の固形ルウ3商品は、いずれも3品目から6品目の表示がありました。0品目だったのは、カレー粉3商品とフレークや粉末のルウ5商品です。カレー粉は同じ店のスパイスの売り場に置かれています。

Q
カレー粉には、どんな原材料が書かれていますか?
A

今回の4商品は、いずれもターメリックかウコンから始まっていました。赤缶カレー粉37gとギャバン35g缶とオーサワのカレー粉20gは、香辛料の名前だけで終わります。ハウス食品のカレーパウダー〈顆粒〉45gには、植物油脂と香辛料抽出物の表示がありました。

Q
フレークタイプと固形ルウで、表示の中身は違いますか?
A

違いました。フレークや粉末のルウ7商品のうち5商品は0品目です。ムソーは公式サイトで、乳化剤・甘味料・酸味料・香料・カラメル色素を使っていないと書いています。いっぽう固形ルウ3商品には、いずれもカラメル色素の表示がありました。

Q
今回の14商品に、保存料の表示はありましたか?
A

ありませんでした。14商品のどれにも、その表示は出てきません。保存料も用途名をそえる決まりの8グループに入るので、使われていれば必ず言葉として現れます。レトルトカレー10商品の食塩相当量の記事もどうぞ。

まとめ:探す場所は、カレーの売り場からスパイスの売り場へ

朱色の盆の上、銅の板に赤い細い棒が3本重なる

14商品から出た答えは3つです。

  • スラッシュの後ろが空だったのは8商品。固形ルウ3商品は3品目から6品目で、0品目はありませんでした
  • 表示された22品目のうち、いちばん出番が多いのはカラメル色素で5商品。次が調味料と酸味料の4商品です
  • カレー粉4商品のうち3商品は、香辛料の名前だけで終わります。残る1商品には植物油脂と香辛料抽出物がありました

買える場所も3つに分かれます。固形ルウはカレーの売り場、カレー粉は同じ店のスパイスの売り場、フレークタイプは自然食品の店と各社の通販です。

次のカレーの日にやることは1つ。通路を1本移って、カレー粉の缶を裏返してみてください。

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