ラベルさん先に結論です。「ギリシャヨーグルト」という名前には、国の決まりの中に定義がありません。乳等命令の原文を開いても、この9文字はもちろん「ヨーグルト」の5文字すら1度も出てきません。あるのは「発酵乳」という区分だけです。
では濃さはどこから来るのか。市販18商品の原材料名を写したところ、13商品に乳たんぱくが書かれていて、森永乳業のパルテノ5商品には1つもありませんでした。とろみをつける添加物が出てくるのは11商品。ゼラチン・寒天・安定剤は0商品です。表示はすべて2026年9月4日に各社公式サイトで確かめました。
「ギリシャヨーグルトは体に悪い」のうわさの出どころは、名前に国の定義がないこと

うわさの中身は、だいたい2つに分かれます。ひとつは「本場は水切りだけなのに、日本のものは違うのではないか」。もうひとつは「あんなに濃いのだから、何かで固めているのではないか」です。
どちらも、名前を手がかりにしているうちは答えが出ません。理由ははっきりしていて、「ギリシャヨーグルト」という名前を守る決まりが日本にないからです。
これはメーカー自身が書いています。オイコスを出しているダノンジャパンは、公式サイトのよくあるご質問で、ギリシャヨーグルトもギリシャスタイルヨーグルトも日本では「明確な定義はありません」と書いています。同じページには、世界的には水切りしたものだけを指す言い方だという説明も並んでいます。
国の書きぶりも確かめました。乳製品の区分を決めているのは乳及び乳製品の成分規格等に関する命令です。全文を通して読むと、「ギリシャ」の4文字は出てきません。それどころか「ヨーグルト」という語も1度も使われていません。第二条の第四十項にあるのは、次の一文です。
この命令において「発酵乳」とは、乳又はこれと同等以上の無脂乳固形分を含む乳等を乳酸菌又は酵母で発酵させ、糊状又は液状にしたもの又はこれらを凍結したものをいう。
糊状か液状か、乳酸菌か酵母か。決めているのはそこまでで、水切りしたかどうかも、ギリシャ風かどうかも書かれていません。明治の食育サイトも「日本国内では、ヨーグルトとしての規格は無く」と同じことを説明しています。
つまり、うわさの当否は名前では決まりません。決まるのはカップの裏です。次から、18商品の裏を開きます。
容器の種類別は「発酵乳」ひとつ。無脂乳固形分は8.0%以上と決まっている

カップの裏でいちばん上に来るのが「種類別」の欄です。ここに入る言葉は決まっていて、雪印メグミルクの解説によれば発酵乳・乳製品乳酸菌飲料・乳酸菌飲料のいずれかになります。
発酵乳に入るための数字は、命令の別表にそのまま書かれています。
| 項目 | 発酵乳の成分規格 |
|---|---|
| 無脂乳固形分 | 8.0%以上 |
| 乳酸菌数または酵母数(1mLあたり) | 1,000万以上 |
| 大腸菌群 | 陰性 |
発酵させたあとに75度以上で15分間加熱するなどした商品は、菌数の条件から外れます。それも同じ別表に書かれている例外です。
では、実際の商品は何と書いているか。種類別を公式サイトに出しているのはダノンジャパンだけでした。オイコスのラインアップページには、カップにも紙パックにも1つずつ数字が載っています。
| 商品 | 種類別名称 | 無脂乳固形分 | 乳脂肪分 |
|---|---|---|---|
| オイコス プレーン・砂糖不使用 170g | 発酵乳 | 14.0% | 0.2% |
| オイコス プレーン・砂糖不使用 123g | 発酵乳 | 14.0% | 0.2% |
| オイコス プレーン・加糖 123g | 発酵乳 | 12.0% | 0.2% |
| オイコス ストロベリーほか果実系6品 113g | 発酵乳 | 12.0% | 0.2% |
| オイコス カカオ/カフェラテ/バナナ 240ml | 乳飲料(常温保存可能品) | 13.2% | 0.2% |
| オイコス PRO リッチバニラ 240ml | 乳飲料(常温保存可能品) | 14.7% | 0.2% |
カップの9商品はすべて発酵乳で、無脂乳固形分は12.0%から14.0%。決まりの8.0%に対して1.5倍から1.75倍の値です。濃いという言い方は、ここでは数字になっています。
紙パックの飲むタイプ6本は、種類別名称の欄が乳飲料になっていて、発酵乳には入りません。飲み物の区分がどう分かれるかは小さな乳酸菌飲料6商品で1番目に来ていた原材料のほうにまとめてあります。
いっぽう、森永乳業とトップバリュの公式ページには種類別の欄がありませんでした。ここは公式サイトからは確かめられません。種類別を見たいなら、売り場でカップを裏返すしかないということです。
ギリシャヨーグルト18商品を、添加物の品目数が多い順に並べた

森永乳業、ダノンジャパン、イオンの公式サイトから18商品を写しました。並べ方の決まりは2つだけです。
- 原材料名のスラッシュ(/)より後ろに書かれた品目の数を出す。添加物の欄が別に用意されている商品は、その欄の中身を見る
- 同じ数のときは、1個あたりの炭水化物が多いほうを上に置く
トップバリュは添加物を別の欄に分けて示す商品と、原材料名の中にスラッシュを入れる商品が混じっています。原材料名だけを見て0品目と読むと間違えるので、両方に目を通しました。
| 順位 | 商品(内容量) | 添加物の品目数 | 乳たんぱく | 1個あたりのたんぱく質 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | トップバリュ ギリシャヨーグルト みかん&和柑橘 110g | 7品目 | あり | 9.6g |
| 2 | トップバリュ ギリシャヨーグルト ザクロ&ブルーベリー 110g | 5品目 | あり | 9.2g |
| 3 | トップバリュ ギリシャヨーグルト バニラ 110g | 5品目 | あり | 9.8g |
| 4 | オイコス メロンミックス 113g | 5品目 | あり | 10.1g |
| 5 | オイコス レモン&ハニー 113g | 4品目 | あり | 10.1g |
| 6 | オイコス ブルーベリー 113g | 4品目 | あり | 10.1g |
| 7 | オイコス ストロベリー 113g | 4品目 | あり | 10.2g |
| 8 | オイコス マンゴー 113g | 4品目 | あり | 10.1g |
| 9 | オイコス ピーチ 113g | 4品目 | あり | 10.1g |
| 10 | オイコス プレーン・加糖 123g | 3品目 | あり | 11.0g |
| 11 | 森永 パルテノ クリーミーバニラ味 105g | 3品目 | なし | 10.0g |
| 12 | 森永 パルテノ はちみつ付 88g | 0品目 | なし | 8.2g |
| 13 | 森永 パルテノ 脂肪ゼロ プレーン砂糖不使用 100g | 0品目 | なし | 11.0g |
| 14 | 森永 パルテノ プレーン砂糖不使用 100g | 0品目 | なし | 10.2g |
| 15 | 森永 パルテノ プレーン砂糖不使用 280g | 0品目 | なし | 10.2g(100gあたり) |
| 16 | オイコス プレーン・砂糖不使用 170g | 0品目 | あり | 18.0g |
| 17 | オイコス プレーン・砂糖不使用 123g | 0品目 | あり | 13.0g |
| 18 | トップバリュ ギリシャヨーグルト プレーン 110g | 0品目 | あり | 11.8g |
森永乳業のパルテノのうち、ブルーベリーソース入といちごソース入の2商品は、2026年9月11日時点で販売休止となっていたため、この表から外しています。
添加物0品目は7商品、1品目以上は11商品でした。上限は7品目で、下限はゼロ。18商品とも保存料は書かれていません。
0品目の意味を先に断っておきます。加工助剤とキャリーオーバーには、原材料名に書く義務がかかりません。工程の途中で取り除かれるものや、原材料から持ち込まれてごくわずかしか残らないものが、この扱いです。ここでの0品目は「使っていない」ではなく「表示に出る義務のあるものが並ばなかった」という意味になります。
保存料が1つもなかったのは、偶然ではありません。乳等命令の別表には「発酵乳であつて糊状のもの…には防腐剤を使用しないこと」と書かれています。禁じられているのだから、書かれるはずがないという順番です。
数字は、各メーカーの商品ページから写しました。森永乳業はプレーン砂糖不使用100g、同280g、脂肪ゼロ、はちみつ付、クリーミーバニラ味の5ページ。イオンはプレーン、バニラ、みかん&和柑橘、ザクロ&ブルーベリーの4ページです。いずれも2026年9月4日に写しました。
濃さを作っていたのは、18商品中13商品に書かれた乳たんぱくだった

本題です。日本のギリシャヨーグルトは何で濃くなっているのか。原材料名をそのまま写すと、答えは2通りに分かれました。
森永のパルテノ5商品には、乳たんぱくが1つも書かれていない
| 商品 | 原材料名(公式サイトの表記) |
|---|---|
| パルテノ プレーン砂糖不使用 100g/280g | 乳製品(国内製造) |
| パルテノ 脂肪ゼロ プレーン砂糖不使用 100g | 乳製品(国内製造) |
| パルテノ はちみつ付 88g | 【本体】乳製品(国内製造)【添付品】はちみつ |
| パルテノ クリーミーバニラ味 105g | 乳製品(国内製造)、果糖、砂糖/香料、増粘多糖類、酸味料 |
プレーンの3商品は、原材料名が「乳製品(国内製造)」の6文字で終わります。読点も出てきません。はちみつ付は本体と添付品を分けて書いていて、本体側は同じ6文字です。
森永乳業は商品ページで、パルテノを「ギリシャ伝統の”水切り製法”を踏襲し、ゆっくり丁寧に作った」ものだと説明しています。表示のほうも、乳とその加工品しか並んでいません。
オイコスとトップバリュの13商品には、全部に乳たんぱくが入る
| 商品 | 原材料名(添加物の欄がある商品は/の後ろに続けた) |
|---|---|
| オイコス プレーン・砂糖不使用 170g/123g | 乳製品(国内製造)、乳たんぱく |
| オイコス プレーン・加糖 123g | 乳製品(国内製造)、砂糖、乳たんぱく/増粘剤(加工でんぷん、増粘多糖類)、酸味料、クエン酸カルシウム |
| オイコス ストロベリー 113g | 乳製品(国内製造)、ストロベリー(果肉、果汁)、砂糖、乳たんぱく、濃縮にんじん加工品/増粘剤(加工でんぷん、増粘多糖類)、酸味料、香料、クエン酸カルシウム |
| トップバリュ ギリシャヨーグルト プレーン 110g | 乳製品(国内製造)、乳たんぱく |
| トップバリュ ギリシャヨーグルト バニラ 110g | 乳製品(国内製造)、砂糖、乳たんぱく/増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、バニラ香料、酸味料、甘味料(ステビア)、カロチン色素 |
| トップバリュ ギリシャヨーグルト みかん&和柑橘 110g | 乳製品(国内製造)、砂糖、乳たんぱく、みかん果肉、不知火果汁、いよかん果汁/増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、香料、酸味料、クエン酸カルシウム、カロチン色素、甘味料(ステビア)、カラメル色素 |
オイコスのカップ9商品と、トップバリュの4商品。合わせて13商品のすべてに、乳たんぱくが書かれていました。トップバリュの4商品は公式ページに製造所が載っていて、4つともダノンジャパン館林工場です。
ただし、乳たんぱくが書かれている側も水切りをしていないとは限りません。ダノンジャパンは前掲のよくあるご質問で、オイコスは「独自の水切り製法で、タンパク質を凝縮しています」と説明しています。表示から読み取れるのは、乳由来の原材料をもう1つ足しているかどうかだけで、水切りの有無ではありません。
ゼラチンと寒天と安定剤は、18商品で0だった
うわさの「何かで固めている」のほうも当たりました。結果は次のとおりです。
- ゼラチン:0商品
- 寒天:0商品
- 安定剤:0商品
- 増粘剤または増粘多糖類:11商品
- 保存料:0商品
とろみをつける添加物が入る11商品は、砂糖かソースかフレーバーを足した11商品とぴったり同じでした。本体に砂糖もソースも入らない7商品には、1つも入っていません。
つまり、増粘剤は濃さのために足されていたのではなく、甘みや果肉と一緒に出てくるものでした。同じ形は、市販ヨーグルト全体でも起きています。ブランドをまたいで見た市販ヨーグルト15商品の原材料名を写した一覧でも、数が増えるのは甘さか食感を足したときでした。
「高たんぱく」と書ける基準は、100gではなく100kcalのほうだった

売り場でいちばん目に入るのは、たいてい「高たんぱく」と「脂肪0」の2語です。この2語には、書いてよい数字の線が決まっています。決めているのは食品表示基準の別表第十二と別表第十三です。
| 書きたい言葉 | 基準(食品100gあたり) | もうひとつの基準 |
|---|---|---|
| たんぱく質が高い旨 | 17.0g以上 | 100kcalあたり8.5g以上 |
| たんぱく質を含む旨 | 8.5g以上 | 100kcalあたり4.3g以上 |
| 脂質を含まない旨(脂肪0・無脂肪) | 0.5g未満 | — |
| 脂質が低い旨(低脂肪) | 3g以下 | — |
基準の条文には、100gあたりと100kcalあたりの「いずれかに定める基準値以上である場合にすることができる」と書かれています。2つの基準のどちらかを満たせばよいという書き方です。
ここに18商品を当ててみました。1個あたりの表示を、その商品のエネルギーで割り直した値です。
| 商品 | 1個のエネルギー | 100gあたりのたんぱく質 | 100kcalあたりのたんぱく質 |
|---|---|---|---|
| トップバリュ ギリシャヨーグルト プレーン 110g | 62kcal | 10.7g | 19.0g |
| オイコス プレーン・砂糖不使用 123g | 72kcal | 10.6g | 18.1g |
| オイコス プレーン・砂糖不使用 170g | 100kcal | 10.6g | 18.0g |
| 森永 パルテノ 脂肪ゼロ プレーン砂糖不使用 100g | 68kcal | 11.0g | 16.2g |
| オイコス ピーチ/マンゴー 113g | 85kcal | 8.9g | 11.9g |
| 森永 パルテノ プレーン砂糖不使用 100g | 99kcal | 10.2g | 10.3g |
| 森永 パルテノ クリーミーバニラ味 105g | 114kcal | 9.5g | 8.8g |
| 森永 パルテノ はちみつ付 88g | 103kcal | 9.3g | 8.0g |
結果は2つに分かれました。100gあたりで17.0gに届いた商品は、18商品で0です。いちばん高いトップバリュのプレーンでも10.7gで、線の6割ほどしかありません。
いっぽう、100kcalあたりで8.5gを超えたのは17商品。線を割ったのは、はちみつが付く1商品だけでした。同じ商品でも、2つの基準のどちらを使うかで、答えが正反対になります。
「高たんぱく」という言い方が成り立つのは、脂質を減らしてエネルギーを下げたぶん、100kcalあたりの値が上がるからです。エネルギーの低い商品ほど有利になる基準だ、と言い換えてもいいです。
脂質のほうも見ておきます。脂質が100gあたり0.5g未満だったのは14商品でした。オイコスのカップ9商品とトップバリュの4商品、それに森永の脂肪ゼロです。残る森永パルテノ4商品は4.0gから4.3gで、低い旨の3g以下にも届きません。
そして、この14商品のうち13商品には乳たんぱくが書かれています。乳たんぱくなしで脂質0.5g未満に入っていたのは、森永の脂肪ゼロ1商品だけでした。
ただし、品目数の多い順は、体に悪い順ではありません

品目数の多さと体への影響を一緒にすると、選び方をまちがえます。上の順位は表示に出ている品目の数が多い順で、安全性を比べたものではありません。
18商品でも、それがはっきり出ました。品目数が0だった森永パルテノ プレーン砂糖不使用は、100gあたりの脂質が4.3gで18商品の最大値です。7品目で最上位に来たトップバリュのみかん&和柑橘は、100gあたり0.18gでした。品目数が多いほうが、脂質は少なくなっていました。
炭水化物では、また別の並びになります。100gあたりで見ると、いちばん少ないのはオイコス プレーン・砂糖不使用の3.6g。いちばん多いのはトップバリュのザクロ&ブルーベリーで10.1gでした。差は2.8倍です。ただしこの並びは、砂糖やソースがあるかどうかとほぼ重なります。品目数が理由ではありません。
カルシウムでも順位が入れ替わります。1個あたりでいちばん多いのは、添加物0品目のオイコス プレーン・砂糖不使用170gで202mg。0品目のパルテノ プレーン砂糖不使用は113mgでした。同じ0品目どうしでも、90mg近い差があります。
食塩相当量は、18商品とも1個あたり0.07gから0.10gの範囲に収まりました。ここは品目数と関係なく、ほとんど動きません。
売り場ごとの傾向は7つの売り場で添加物0品目がどれだけ見つかったかにまとめてあります。そもそも「無添加」という3文字を売り場でどう扱えばいいのかは、「無添加」の3文字が使いにくくなった経緯のほうです。
じゃあ、売り場のどのカップを手に取るか

ここまで写した表示から、売り場ですることを3つに絞ります。
1つめ。原材料名の2語目を見る。「乳製品」の次に何もなければ、足されているのは乳とその加工品だけです。次に「乳たんぱく」があれば、たんぱく質の原料をもう1つ加えた商品です。どちらも乳から来ていますが、書き方は別になります。
2つめ。砂糖かソースの表示を先に探す。18商品で、とろみをつける添加物が入った11商品は、すべて砂糖かソースかフレーバーがある商品でした。逆に、本体に砂糖もソースも入らない7商品は全部0品目です。順番はいつもこちらからでした。
3つめ。脂質を見るなら100gあたりに直す。森永パルテノのプレーンは100gあたり4.3g、オイコスとトップバリュのプレーンは0.5g未満です。同じ「ギリシャヨーグルト」の名前でも、ここは10倍近く違います。
値段も出しておきます。トップバリュのギリシャヨーグルトは、公式サイトのイオングループ標準小売価格でプレーン110gが本体128円、バニラとみかん&和柑橘とザクロ&ブルーベリーが本体148円でした。2026年9月4日に取得した値です。森永乳業とダノンジャパンは公式サイトに価格を出していません。
ここまでは朝の1品の話です。ただ、朝を1つ選び直しても、夕飯のおかずはまだ決まっていません。味付けまで済んだものを毎日そろえたい人には、もう1つの選び方があります。添加物を入れないと決めて作った惣菜を、夕飯のぶんだけ届けてもらうやり方です。
シェフの無添つくりおき

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同じ売り場のプレーンどうしを比べたいときは、400gのカップ6商品を100gにそろえて並べた記事もあります。あちらは原材料名が生乳から始まる商品の話です。
よくある質問

- Q日本の「ギリシャヨーグルト」に決まった定義はありますか?
- A
ありません。乳及び乳製品の成分規格等に関する命令には「ギリシャ」も「ヨーグルト」も出てこず、区分は「発酵乳」だけです。ダノンジャパンも公式サイトで、日本では明確な定義がないと説明しています。
- Qあの濃さは、ゼラチンや寒天で固めているのですか?
- A
今回の18商品には、ゼラチンも寒天も安定剤も1つも書かれていませんでした。増粘剤または増粘多糖類が入るのは11商品で、いずれも砂糖かソースかフレーバーを足した商品です。本体に砂糖もソースも入らない7商品には入っていません。
- Q原材料名にある「乳たんぱく」とは何ですか?
- A
スラッシュより前に書かれるので、添加物ではなく原材料です。乳から来るたんぱく質の原料で、今回はオイコスの9商品とトップバリュの4商品、合わせて13商品に書かれていました。森永乳業のパルテノ5商品には出てきません。
- Q「高たんぱく」と書ける線はどこですか?
- A
食品表示基準の別表第十二で、食品100gあたり17.0g以上か、100kcalあたり8.5g以上のいずれかと決まっています。今回の18商品で100gあたり17.0gに届いたものはなく、100kcalあたり8.5g以上は17商品でした。
まとめ:見るのは「ギリシャ」の4文字ではなく、原材料名の2語目

18商品を写して出た答えは3つです。
1つめ。「ギリシャヨーグルト」という名前に、国の決まりの定義はありません。乳等命令に「ヨーグルト」の5文字すらなく、区分は「発酵乳」ひとつです。無脂乳固形分8.0%以上という線だけが決まっています。
2つめ。濃さのために足されていたのは乳たんぱくで、18商品中13商品にありました。森永乳業のパルテノ5商品には1つもなく、プレーンの原材料名は「乳製品(国内製造)」で終わります。ゼラチン・寒天・安定剤・保存料は、18商品とも0でした。
3つめ。増粘剤が出てくるのは、砂糖かソースかフレーバーを足した11商品だけ。本体に砂糖もソースも入らない7商品は全部0品目です。
明日やることは1つ。売り場でカップを裏返して、「乳製品」の次に何が書かれているかを見る。そこで止まっているか、乳たんぱくが続くか。名前ではなく、この1語で分かれます。
朝の1品ではなく夕飯のほうを変えたい日は、宅配に切り替える方法もあります。
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